日食…そして土星、木星が水瓶座へ

12/14~12/20

今週は2020年始まって以来の大きな星のイベントがメジロ押しです。

14日(月)、新型コロナウイルスはさらに感染拡大してきましたが、星の上では射手座の太陽が天王星とセスキコードレイト(135°)というトラブルのマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)を作ったり、射手座の月が海王星や小惑星=ベスタと不調和座相を作ったりと、あまり思わしくないものばかりが続きます。

15日(火)は…日本時間午前1時16分を中心として皆既日食が起こります。今回は深夜のため、日本では日食を観測できませんが、南米のチリーを中心として、南太平洋から大西洋にかけて、南半球で皆既日食となります。仮に日本で欠けていく太陽が見えないにしても、太陽と月が一直線に並ぶ時の磁力はかかっているわけで、皆既日食の影響がないわけではありません。度数は射手座の23度8分。このあたりの度数に重要なポイントを持っている方や、またイベントなどにも、日食の痕跡は長く後を引くので注意が必要です。しかし、今回は同じ15日(火)、午前5時58分には金星が木星とセキスタイル(60°)という好調座相を作ります。同日午後9時59分には、今度は金星が土星とセキスタイル(60°)を形成。両方とも是非とも生かしたいラッキーなアスペクト(星同士の関係)ですが、皆既日食の影に隠れて(実際に金星は隠れませんが)、うまく使えないのが残念なところです。

16日(水)は午前1時21分、金星が射手座へ入ります。射手座さんを始め、牡羊座さん、獅子座さんなど火のサインの方には恋愛運のチャンスが巡ってきます。また、射手座の金星はこのところ寒さとコロナで沈みきった世の中を元気づけてくれるでしょう。

17日(木)午前2時3分、これまで山羊座を通過していた土星が水瓶座へと移動します。土星が始めて山羊座へ入ったのは2017年12月20日のこと。ちょうど三年ぶりになります。土星の好転周期は約29.5年ですから、これを12サインで割ると、ひとサイン約2.45年になりますが、今回の土星は今年=2020年の3月22日~7月2日まで、一時水瓶座の最初の度数へ入っていたのでした。特に最初に土星が水瓶座へ入場した3月22日というと、イタリア、フランスなどの欧州諸国など、世界の各都市のロックダウンが始まった時期と重なります。土星は制限や規制を司る惑星ですが、山羊座というサインにいる間はついつい経済重視で、規制は甘くなってしまう傾向があるのです。17日から始まる水瓶座の土星は堅い意思を持ったフィックスドサイン(定着サイン)である上、理念を貫く性質を持っています。水瓶座というと「自由」というイメージがありますが、実は、自由をの裏には厳しい制裁も隠されているのです。これからは何事も悪を正して、バサバサ斬り捨てる時代になるのかもしれません。

18日(金)は、前日午後から月が水瓶座に入りましたが、天王星とスクエア(90°)を作る以外は細かい動きばかりです。しかし、水瓶座らしい片鱗といえる出来事…つまり「おや?、いままでこんなことなかったのに」と思われる出来事はあるかもしれません。

19日(土)は…午後10時7分、木星が一年ぶりに山羊座を去り、こちらも水瓶座へ入ります。昨年(2019年)、木星が山羊座へ入場したのは12月3日でした。私達はいままで一年と16日間、山羊座の木星と一緒に過ごしてきたのでした。木星の方は今年4~5月の緊急事態宣言のときも山羊座の第三デークにいましたが、思い返すとつらい期間を共にしてきたパートナーだったのですね。「あまりいいことなかったなぁ」とみなさんは思われるかもしれませんが、過ぎてみれば、山羊座の木星の恩恵に気付くのかもしれません。19日から始まる水瓶座の木星はこれから約一年続きます。水瓶座さんを始めとして、双子座さん、天秤座さんなど、風象サインの方に幸運をもたらしてくれるでしょう。また、愛の星=金星が風象サインの方は恋愛、結婚のチャンスです。水瓶座の木星は山羊座と違い、スカッとしてカッコいいので、これからは物怖(ものお)じしない気持ちで新たな幸運を掴みに行くことが大切です。

20日(日)には土星&木星が水瓶座で揃う初めての朝を迎えます。この日は特に重要な星の動きはありませんが、ホロスコープを観るとたしかに新時代の夜明けです。また、話が遡りますが、特に土星がサインを変えたあとには、虚無感が残ったりして、体調不良に陥りやすいものです。特に今週の星の動きには精神も肉体も、なかなかついて行ききれないこともありますから、くれぐれも無理をしないよう、身体に気をつけてください。

DEC 14 2020

瑛利奈

(C)ELINA

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