記念すべきイベントの連続

6/29~7/5

東京でジワジワと新型コロナウイルスの感染者が増えているのが気になりますが、世界ではとうとう感染者数が1000万人を越えました。夏至の日に日食を経験した私達は、地球に月の影が落ちるように、暗い影に覆われているのを感じています。今週は今までと違い、太陽系ではかなりダイナミックなイベントが続きます。

そんななか、週明け29日(月)は取り立てて幸運な星の配置はなく、なんとなくスッキリとしない月のアスペクト(星同士の関係)ばかりです。それ以外は、知性の惑星=水星が小惑星=ベスタと合(0°)に。ベスタは義務と自己犠牲を表す小惑星です。このところのコロナウイルスの拡大に、水星という知性の惑星が自らの責任を感じて、罪の意識や束縛感を感じるような配置です。

30日(火)は太陽系の外惑星である木星が冥王星とコンジャンクション(0°)を形成します。これは経済に非常に関わりの深いアスペクト(星同士の関係)です。しかし、残念ながら景気を浮揚させるような関わりではなく、太陽系の星々に株価暴落の烙印を押していくような作用があります。木星は公転周期が12年、冥王星は248年ですから、そんなに年中木星が冥王星のコンジャンクション(0°)が起きる訳ではありません。とはいえ、今年は4月5日に山羊座の24度53分で一度起きて、今回は木星も冥王星も逆行しながら再度のコンジャンクション(0°)になります。その前の木星&冥王星のコンジャンクション(0°)はいつだったか?というと、2007年の12月12日でした。この年の世界の金融市場は「サブプライムローン問題」から始まり、2008年の9月には100年に1度の金融危機といわれる「リーマンショック」が起きました。当時のNYダウの価格は8000ドルを切っていましたから、現在の3分の1以下だったのです。今年の4月5日の直前の3月16日にも前日比2997.10ドル、12.93%下げという歴代2位の暴落を記録しています。今年も木星が冥王星がグランド・コンジャンクション(0°)という落とし穴のようなホロスコープを仕掛けていくので、この先このポイントに引っ掛からないよう、気をつけていきたいものです。

7月1日(水)は、ひさびさラッキーな日です。朝には水星が天王星とセキスタイル(60°)、午後には太陽が天王星とセキスタイル(60°)を形成していきます。天王星は革命、解放の惑星ですから、私達は新しいチャンスや考え方に目覚めて、未来への希望を取り戻していくでしょう。

2日(木)午前8時36分、3月22日から水瓶座の領域へと入っていた土星が逆行しながら山羊座へと戻っていきます。3月22日から始まった新時代がとりあえず一時終わって、また以前の時代をもう一度なぞっていくことになります。土星は非常に現実的な惑星で、秩序を司っています。さしずめ、私達の考え方が再び以前のライフスタイルに戻っていく…というような感じです。最近は「Withコロナ」などと言われていたので、昔の生活が復活するといいのですが、逆にコロナに置き換えて考えてみれば、3月22日までの私達のやり方が間違っていたり、甘かったりしたために現状があるわけで、それをもう一度確認しながら改めていく作業になるのかもしれません。また、東京都知事選や政治のあり方などのシステムをもう一度しっかりとチェックしなければならない時期…という意味でもあります。

3日(金)は重要な惑星同士のアスペクトはありませんが、それ以外も奥歯に物が挟まったように、なかなか結論が出にくい一日です。

4日(土)も同じような傾向です。この日は小惑星=パラス、セレス、ジュノーなどが中心となり、私達のプライベートな部分を見直す必要を感じる日です。

5日(日)はまたもや月食!です。時刻は午後1時44分なので、幸いに日本では見られません。アメリカ大陸では北も南も全土で半影月食が見られるようです。また南北アメリカに不吉な影が落ちるのが気になります。日本は、この半影月食の主役ではありませんが、やはり早く過ぎてもらいたいイベントではあります。これらを含めて、今週の星の配置には、後々まで尾を引くようないろいろなワナが仕掛けてあるようです。手放しで幸せを謳歌するには、なかなか難しい週といえるでしょう。何事も長期的な視野に立って、またブレない信念を持ち、途中で妨害に遭っても必ず努力で乗り越える…こんな気持ちで困難に立ち向かっていけば、あなたは必ず勝者になれるでしょう。これからはお姫様はやめて、勇者になるしかないのかもしれませんね。

JUN 29 2020

瑛利奈

(C)ELINA

 

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