射手座に入って形成逆転

11/21~11/27

10月23日に太陽が蠍座に入ってから、米大統領選でトランプ氏が勝利したり、いくつかのサプライズはありましたが、日本株は着々と18000円台を回復して、ちょっとした小康状態を維持してきました。というのは…蠍座の季節(蠍座を太陽が通過している時期)は太陽など主要な惑星が土星、天王星、海王星、冥王星などの太陽系の外側の波乱をもたらす惑星たちと不利なするアスペクト(星同士の関係)を持たず、たくみに切り抜けてきたからなのです。

11月も4週目にさしかかる今週…(21日(月)は無難に過ぎそうですが)22日(火)、午前6時19分に太陽が射手座へ入ります。とりあえずまだ太陽は上記の凶星、半凶星とメジャーアスペクトを持つ心配はありませんが、太陽が従えている水星、金星がかなり危ないポジションを取っているのです。

今週後半、24日(木)には射手座の16°まで通過してきた水星が土星と合(0°)を作ります。これはマインドを支配する水星に土星がネガティブな思念を与える暗示です。私達の心のレベルだけではなく、世の中全体の雰囲気が「守り」の方へ体勢を変えさせる何か事件が起きるかもしれません。

その後、25日(金)は天秤座を通過中の木星が冥王星スクエア(90°)という不調和座相を形成。木星、冥王星の不調和座相としては…2014年の4月21日以来の約2年7ヶ月ぶり、スクエア(90°)を形成するのは…2011年2月26日以来、5年9ヶ月ぶり。2011年2月26日というのは東日本大震災の15日前になりますから、まだ民主党政権の時代で、現在の日本と比べると隔世の感がありますね。

同日、25日(金)は夜になって山羊座を通過中の金星が冥王星と合(0°)、そのすぐ2時間後に木星とスクエア(90°)を作ります。

これらの冥王星に木星、金星が絡む星の動きは…金融市場を始め、国際関係、国防などのジャンルで新しい問題が浮上することを意味する可能性はあるでしょう。また、プライベートなテーマに置き換えてみれば、結婚や家庭、恋愛などのハウスにこれらの星の動きは大いに関係があるのです。クリスマスを目前にして、「私の愛情問題はこれでいいの?」という疑問が湧いてきたり、掘り下げて考えてみれば、「今の方向は違うかも?」と疑問を感じるなど、これらの星々は私達の心の内部に静かな揺さぶりをかけてくる…こんなケースもあるかもしれません。

年末を目前にして、現状のネガティブな部分を洗い出す作業で…今週の星は容赦なくメスを入れてくることでしょう。まずは、あなたの中の「夢」と「現実」を正確に認識することが大切です。

NOV 21 2016

瑛利奈

(C)ELINA

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