4/22~4/28
4月20日の夕方、太陽が牡牛座へ入場。私はこれを先週、新元号「『令和』へのイントロ」と書きました。今週はさらに進んで、現在の牡牛座の太陽がこれからの大きな変化を暗示していることに気付きました。
22日(月)は夜中に月が射手座へ入って、中途半端ながらまずまず安定した一日になりそうです。
その後23日(火)は太陽が牡牛座の2度まで進んで、天王星と合(0°)を作ります。天王星は革命の惑星、太陽は太陽系の中心で自らの「意思」を表す天体です。これが何を表すか?これを読み解くのが占星学の仕事ですが、フツーに解釈すると組織改革や体制の変革ですが、今の日本の運勢を表す今年の春分図を観てみると、太陽が恋愛のハウスの主星で、天王星は友人と希望のハウスの主星となっています。また、私達国民を表す1ハウスのカスプ近く、それこそホロスコープの起点に非常に近いところに天王星が居座っています。これはそもそも私達国民の意識改革を表しますが、そこへ太陽が進んできて(春分図の太陽は12ハウスという潜在意識や隠れたものを意味する場所に位置していましたが)、私達が変革を望んでいるものへ光を当てて、ハッキリと認識させる…こんな作用を起こさせることになるでしょう。つまり「令和」の時代には「恋愛というものが大きく変わっていく。そして、子育て(子育ても5ハウスです)と結婚という概念が変化していく」…こう私は解釈しました。また、それと同時に現在の体制に不満を持つみなさん!そろそろ我慢しないで声を上げる時が来たようです。
次に大きな変化を暗示するのが25日(木)午前3時47分の冥王星の逆行です。今回の冥王星逆行は山羊座の23度で起きますが、このところの冥王星逆行の時期を調べてみると、2007年射手座の28度で起きて以来、翌年から冥王星が山羊座に入りますが、ずっと毎年4月に逆行しています。順行に戻るのは秋(2017年までは9月~2018年から10月)です。つまり毎年4月には変化が起きやすいことが読み取れます。記憶に新しいのは2016年4月16日の熊本地震です。この年は二日後の4月18日から冥王星が逆行しているのです。冥王星の影響は地殻変動ばかりではなく、経済情勢にも及ぶでしょう。株価予想の言葉で「セルオンメイ(Sell on May」=5月に株が売られる」というのも4月に逆行する冥王星の影響かもしれません。
27日(土)には男らしさやアクションを意味する火星が本来の力を失ってしまいそうです。午後4時23分には天王星とセミスクエア(45°)、午後10時3分には海王星とスクエア(90°)のアスペクトを形成します。中でも火星&海王星のスクエア(90°)は海王星の湿っぽさが火星の火のエネルギーを消してしまい、その上海王星の悪い側面である「嘘と裏切り」が火星を誤った方向へ誘導する危険性があります。度数はミュータブルサイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)の17度ですが、この度数のみならず、勘違いや神経のマヒ(インモラルな感覚も)、泥酔などに注意したいものです。また、この時間帯から10連休に突入しますから、すべてに渡って何かが乱れることが心配なところです。
28日(日)は水瓶座の月が火星、木星と好調で基本的に快調な日ですが、知性の星=水星が調整を意味する小惑星=パラスとオポジション(180°)という調整不能な関係になるのが少々気になります。とはいえ、連休前の貴重な一週間です。一部では27日が改元前の最後の営業日になるケースもあるでしょう。変化の前触れを前にして、これからどんな革命を起こしていきたいのか?じっくり考えてみるといいでしょう。
APR 22 2019
瑛利奈
(C)ELINA