冥王星順行と金星に託される週

10/13~10/19

先週は…6日、大阪大学の坂口志文特任教授が2025年ノーベル生理学・医学賞を受賞。8日には京都大学の北川進特別教授ら3人がノーベル化学賞を受賞するなど、嬉しいニュースもありました。また、13日にはトランプ米大統領の提案により、ガザ停戦合意の第1段階としてハマスの人質解放のニュースも。一方国内では、自民党の高市早苗総裁と公明党の斉藤鉄夫代表は10日午後、国会内で2回目の政策協議を行った結果、26年に渡る自公連立の歴史に幕を引く形となりました。これで、高市早苗新総裁の総理大臣選出の可能性が一挙に先行き不透明になりました。10日というと、前回の「瑛利奈の今週の運勢」、総裁選後…先の見えない一週間に書いたように9月8日の皆既月食の月が高市早苗総裁の太陽にコンジャンクション(0°)の影響が具体的になってきたようです。

13日(月)…今週は蟹座の月から始まります。週明けの月曜日は比較的好調なアスペクト(星同士の関係)が多く、午前7時10分には月が水星とトライン(120°)を形成。午後4時6分には月が火星と同じくトライン(120°)に。月は蟹座、水星と火星は蠍座にあって、両方とも水のサイン中です。午後10時22分には月がもう一つのトライン(120°)を作るうお座にあるノースノード(ドラゴンヘッド)トラインを作ります。心情の一致を確かめて、絆や仲間を作るにはいい日といえるでしょう。

14日(火)、午前3時12分には蟹座の半月です。月の度数は蟹座の20度39分。太陽は天秤座の20度39分です。次のサイクルに向かって当面のゴールといったところです。午前6時18分、愛の惑星=金星が天秤座へ入ります。天秤座は金星が最も力を発揮する位置。愛情問題や関係修復には最善の時期に入ります。特に天秤座さんや双子座さん、水瓶座さんには愛のチャンス。天秤座の金星は11月7日まで続きます。午前11時52分、今年(2025年)の5月5日から逆行し始めた冥王星が順行に入ります。そういえば、5月5日当時はトランプ米大統領が相互関税を発動するとやらで大騒ぎでしたね。今度は中国レアアースの輸出規制に対して、トランプ米大統領が中国に100%の追加関税を架す関税戦争は冥王星が順行するとなると、常態化するのかもしれません。午後7時46分から月は獅子座へ入ります。一日の終わりの11時9分、金星が天王星とトライン(120°)を作ります。これは、良い兆候です。例えば、このところ日本の政治が五里霧中常態になっていますが、この暗礁に乗り上げた常態に意外な解決の兆しが見えてくる可能性もあります。プライベートでは、思わぬラブロマンスに恵まれたり、アンラッキーだと思っていたことが意外にいい結末を導き出すなど、予期せぬ幸運のキッカケができそうです。14日は今週一週間のなかで、ハイライトにカウントすべき日かもしれません。

15日(水)は引き続き金星がラッキーなアスペクト(星同士の関係)を作ります。午前8時44分の金星と冥王星のトライン(120°)です。最近はトランプ大統領の中国に100%の関税をかけた件と自公連立解消の影響で、先週最高値を更新した株価が下落していましたが、持ち直す可能性も。金星と冥王星のトライン(120°)は絶望から再生して運を逆転するアスペクト(星同士の関係)なのです。どん底まで堕ちた人のみが掴む逆転運です。その後の月のアスペクト(星同士の関係)を観ると、腹を括って大胆な手を打つことが、幸運を掴むカギになる一日です。

16日(木)は前日、前々日に比べると、平坦な一日です。午後2時5分の獅子座の月と天秤座の太陽のセキスタイル(60°)がこの日のピークです。その後、月とキローンのセキスタイル(60°)もあり、いつものやり方に固執せずに、何事もリニューアルする気持ちを大切にするといいでしょう。

17日(金)は午前3時5分から月は乙女座へ。現在の星の分布は乙女座など、地のサインの惑星が皆無で、乙女座の月は調和する相手が見つかりません。午前4時36分、月は天王星とスクエア(90°)に。これは分裂を誘発するアスペクト(星同士の関係)です。未知の体験を怖れずに、冒険したい気持ちが大切な時です。午後2時45分には太陽が木星とスクエア(90°)を形成。これは…楽観過剰により失敗する暗示です。また、ジャブジャブにお金を使うという意味も。浪費と甘い見通しのワナに陥りやすい日といえるでしょう。

18日(土)も乙女座の月が続きます。前日の楽観過剰の結果など、過去の問題のフォローに追われる日です。午後1時33分、月はサウスノード(ドラゴンテイル)とコンジャンクション(0°)に。自分の中に引き籠もりたい気持ちになりそうです。その後、夜になると、友人からのお誘いや元気いっぱいの人と関わることで、復調しそうです。

19日(日)、午前1時42分、乙女座の月が木星とセキスタイル(60°)を作って、いまの生活に満足を感じる時です。とはいえ、午前6時過ぎから月は土星とオポジション(180°)を形成。現状に悲観的になって落ち込むアスペクト(星同士の関係)です。午後1時1分から月は天秤座へ入場。午後1時10分には月は海王星とオポジション(180°)、午後2時27分には月は天王星とトライン(120°)を作っていきます。外からの刺戟に不安を感じたり、魅力を感じたり、日常から脱出したい気持ちになります。午後3時43分には月は冥王星とトライン(120°)を作って、とうとう自己改革や思い切った決断をするでしょう。午後5時31分、水星はサウスノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)を作って、新しい仲間ができます。首相指名選挙を巡って画策するさまが頭に浮かびますね。新しい組織に加入したり、初めてのことに手を着けるのにいい日です。

今週は…14日にいままで逆行していた冥王星が順行の方へ舵を切ります。改革をするぞ、するぞ!といいながら、後ずさりしていた気持ちが前向きに変わるでしょう。時代の潮流の変化は加速することになります。また、今週は金星のアスペクト(星同士の関係)が目立ちます。しかも、14日から金星は一番品位のいい天秤座に入ります。今週は、愛情問題や人間関係の調整がテーマで、努力すればその調整もうまく行くはずです。こうして書いてみると、いまの場所に留まっていたら時代に置いて行かれそうですね。時代の流れよりもより早足で歩いてみませんか?それが今週を快適に過ごすポイントかもしれません。

OCT 13 2025

瑛利奈

(C)ELINA