22日、日食。23日は秋分…。

9/22~9/28

今週は22日午前4時53分の部分日食から一週間が始まります。週明け早々、しかも、秋分という国家の運勢を占う重要な日、秋分点という瞬間までが23時間しかない接近したタイミングで日食とは!不吉な暗示だと思っていました。しかし、月食や日食について調べてみると、22日の日食は部分日食でもあり、天文学的にはさほど重要性はないようです。それよりも9月8日の皆既月食に着目している記事が多いようです。今回の日食は…サロス周期154の日食。9月7日の月食はサロス周期128の月食だそうです。また、現在=2020年代は日食、月食の数が特に多い周期に入っているようです。地球と月の傾きがそれほどズレていない時期に当たるのでしょうか?とはいえ、日食の22日は、日本では総理大臣を輩出する自由民主党の総裁選公示の日になります。日食の闇から生まれる次期総裁はどんな運命をたどるのか?とても気になります。

22日(月)…今週の太陽は乙女座の29度から始まりますが、月も太陽の近く、乙女座の26度から一日がスタートします。午前3時41分に月が土星とオポジション(180°)を作ったあと、午前4時53分に日食です。冒頭に今回の日食は「さほど重要性はない」と書きましたが、乙女座の29度で重なる月と太陽に対して、魚座の28度の土星と牡羊座0度の海王星が向かい合っています。これは…土星が来るべき未来の困難さを示していると同時に、海王星の方はその原因を前向きに見定めることの難しさを示していますね。要するに海王星が欺瞞性を発揮しているように見えます。22日は星のイベントが多い一日で、午後4時54分には火星が蠍座へ入場します。こちらの方は蠍座の火星は品位がいいので、矛先を鈍らせずに敵を追い詰めてくれそうです。午後8時35分には天秤座の7度で月と水星がコンジャンクション(0°)に。午後11時45分には金星が自己犠牲の小惑星=ベスタとスクエア(90°)を作って、「あー、疲れた!」と、一日が終わりそうです。

23日(火)…日食の翌日は秋分です。午前3時19分、太陽は天秤座へ入場します。この時刻を以て、2025年の日本の運勢を読み解く「秋分図」とします。MCは牡牛座の28度、そのすぐそばに天王星がカルミネート(頂点に達する意味)して、今後の日本のテーマは「改革だ!」と宣言しています。天王星のアスペクト(星同士の関係)はいいので、未来はそんなに悲観したものでもないのかもしれません。23日はその後、殆どいいアスペクト(星同士の関係)はなく、午後9時53分、太陽と海王星のオポジション(180°)という欺瞞のアスペクト(星同士の関係)で締め括られます。

24日(水)は、いいアスペクト(星同士の関係)なしに終わった前日を取り返すかのような流れです。天秤座第3デークの月がいいアスペクト(星同士の関係)が無いなか、太陽が天王星、海王星と次々好調なアスペクト(星同士の関係)を形成していきます。太陽と天王星のトライン(120°)の方は午前11時54分。改革が思ったよりもいい結果を生みそうです。あるいは、海外でいい変化があるのかも知れません。太陽が冥王星とトライン(120°)を作るのは午後3時4分。太陽と天王星よりも、さらにえぐったような深さで事態がひっくり返ります。予期せぬ変化がある一日です。午後6時、月は蠍座へ入ります。その後、午後8時51分、火星が冥王星とスクエア(90°)を形成。攻撃の惑星=火星と悉(ことごと)く消去せよというキーワードの冥王星がスクエア(90°)という戦いの角度で雌雄を決します。夜半が大荒れになりそうな日です。

25日(木)は…重要な天体や惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は見当たらない一日です。午前7時17分、蠍座の月は乙女座の金星とセキスタイル(60°)に。幸運なアスペクト(星同士の関係)ではありますが、サインの象意を加えると、骨身を削って献身的な努力した上での喜びですね。その後、水星や月が「もう少し楽なペースを!」と訴えますが、午前7時58分から土星と権利の主張の小惑星=ジュノーがトライン(120°)という好調角を作って、管理体制が自己主張を囲い込む図式です。その後も調整がつかないまま、一日が終わります。

26日(金)は…蠍座の第2デークに入った月がノースノード(ドラゴンヘッド)や木星とトライン(120°)を形成して、グランドトライン(星三角)に。同時に太陽は天王星、冥王星とグランドトラインを作っていますから、ヘキサゴンのような形に。何事もスムーズに進む「大ラッキーDAY」です。奇しくも月末の金曜日でもあり、この日のうちに何事もまとめておいたほうがよさそうです。

27日(土)は午前2時43分、蠍座の月が土星とトライン(120°)を作って好調なアスペクト(星同士の関係)で一日が始まります。好調座相ではありますが、水象土星コンビなので、ズルっと前に進みすぎることも。午前6時36分、月は射手座へ入ります。射手座の月は海王星、冥王星と好調座相を作ったり、太陽ともセキスタイル(60°)に。チャレンジングな一日になるでしょう。趣味やスポーツなど、取りあえずやってみるのもいいかもしれません。

28日(日)になって、射手座の月は第2デークへ入ってきますが、今度はいい関係を作る相手がいません。午前2時59分、月は金星とスクエア(90°)を形成。愛情問題が割り切れない時間帯です。その後、主要な天体はマイナーアスペクト(星同士の二義的な関係)ばかり続きます。午後4時43分になって、ようやく月と水星が唯一のメジャーアスペクト(主要な天体同士の関係)、セキスタイル(60°)を作ります。明日からの仕事の準備をするのに最適な時間です。

今週は週明け早々、部分日食に出くわしてモチベーションが下がってしまいますね。しかし、日食の意図するところは「これからイチからで直しですよ!」というメッセージです。慣れないことの準備やら、初めての体験で緊張の連続…など、疲れることが多い一週間です。オマケに気温も下がって秋の気配が忍び寄れば、体調を崩す方も多いかもしれません。まずは、自分らしく、いつもの力を出せるように、欲張らず地道に進めることを心がけて下さい。

SEP 22 2025

瑛利奈

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