9/15~9/21
先週は…8日の皆既月食から始まる一週間でした。ネパールでは、政府がフェイスブックやインスタグラム、Xなどの主要なSNSを使えなくする措置を執り、デモが発生して、51人が死亡する事態に。政府はSNSを使えなくする措置を撤回、オリ首相は辞任を発表。その後、12日午後には元最高裁判所長官のスシラ・カルキ氏(73)が同国初の女性首相として暫定的に就任しています。9日にはイスラエル軍が中東カタールの首都ドーハで、イスラム組織ハマスの指導部を狙った攻撃をしかけました。11日にはアメリカの保守派活動家、チャーリー・カーク氏銃撃事件が発生。13日は、英ロンドンで移民に反対する大規模デモがあり、約11万人が参加するなど、世界は不満で渦巻いているようです。日本では、石破茂総裁の後任を決める自民党総裁選が行われることになり、こともあろうに日食の9月22日告示、10月4日議員投票・開票と決まったようです。さて、今週の星の動きは?というと、水星や太陽がちょうど土星の真向かいに回ってきて、土星とオポジション(180°)=「衝」を作ります。また、土星は同じ時期、18日~20日に獅子座の金星とインコンジャクト(150°)、天秤座の火星とも反対側からインコンジャクト(150°)を作って事態を難しくさせます。今週は、週末になって土星がどの程度の力で大ナタを振るうのか?持ち堪えられなくなる問題もそこここに出てくると思われます。
15日(月)…双子座、第3デークの月から始まる敬老の日。祝日の朝、午前9時30分から月は蟹座へ入ります。その後、蟹座の月はひとつも好調なアスペクト(星同士の関係)を持たず、一日が終わっていきます。夜が明けてからというもの、月でさえ、午前7時46分に双子座の月が土星とスクエア(90°)を作り、午前11時12分には蟹座の月が海王星とスクエア(90°)を作って、一定の軸のないまま、一日が暮れていきます。太陽は?というと、午後4時29分、調整の小惑星=パラスとセスキコードレート(135°)という小競り合いのアスペクト(星同士の関係)を作るのみです。何をやりたいのか?積極的に方針を立てないと、流されて一日が終わりそうです。
16日(火)は蟹座の月が続きます。午後12時3分には獅子座の金星が火星とセキスタイル(60°)を形成。華やかな交際ができそうなアスペクト(星同士の関係)です。特に獅子座さんにはイケメンと接近できるチャンスかも。午後9時17分には月が蟹座の木星とコンジャンクション(0°)を作って、優雅な雰囲気に。「連休がもう一日長ければ!」と悔やまれる日なのかも。
17日(水)…月は蟹座の第3デークへ。火星、金星、水星、土星も老いた度数まで度を深めている現在。月は火星とはスクエア(90°)、水星、土星とは好調座相となり、金星とは小吉のセミセキスタイル(30°)です。12時台までは仕事のモチベーションが上がります。その後、午後2時19分、月が獅子座へ入場すると、今度は海王星、天王星とは好調、冥王星とはオポジション(180°)=不調に。獅子座の月になってからは、遠い未来のビジョンを描くといいでしょう。
18日(木)、午前2時46分、知性の惑星=水星が土星とオポジション(180°)に。悲観的にしか考えられない時間帯です。水星は乙女座の28度まで来て、逆行中の魚座の28度の土星と向前になってしまいます。水星は通信や交通、事務作業全般を表す惑星です。これらのテーマの問題点があぶり出される日です。午後7時5分、水星は天秤座へとサインを替えます。その後は、獅子座の28度にある愛の星=金星が土星とインコンジャクト(150°)を作ります。こちらは、金星が司る恋愛問題や私的感情わだかまりなど、気になるけれどすぐには手を着けられない状態でストレスを感じることに。どうも、18日は問題を難しく考える一日になりそうです。
19日(金)は今週でいちばんのイベント豊富な一日です。まず、午前7時には水星が海王星とオポジションに。これは、「勘違い」のアスペクト(星同士の関係)です。もっというと、詐欺に遭ったり、騙したり、騙されたりすることも意味します。午後になると、このイヤな空気は一掃され、午後3時26分、水星が冥王星とトライン(120°)を形成。抱えていた謎が解けたり、思わぬ方法で解決法が見つかる…。あるいは、別な方法へ辿り着いたりなどするかもしれません。午後9時22分には月が、38分には愛の星=金星が乙女座へ入場します。これからは乙女座さんがAIの主役になる時期です。牡牛座さん、山羊座さんにもチャンスが増えるでしょう。
20日(土)は一日を通じて月は乙女座です。午前5時16分、水星が自己犠牲の小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)に。水星は天秤座、ベスタは射手座です。総意としては…「公共のためには私的利益を返上して、頑張らなければなるまい」…というような感じです。「やむを得ない」と腹を括るアスペクト(星同士の関係)です。午後2時20分には金星が海王星とインコンジャクト(150°)、午後2時23分には火星が土星とインコンジャクト(150°)を形成します。二つのインコンジャクト(150°)のペアが絡み合って二律背反のような形に…。難しい状況ですね。少なくとも二つのルーツの違う問題の間で、「あちら立てればこちらが立たぬ」のような状況に陥るでしょう。何となく日本の政治のような感じですね。
21日(日)は前日とは違い、シロクロ着きそうな日です。まず、午前0時40分、金星が縁切り星=天王星とスクエア(90°)を形成。別れの決意をするタイミングです。午後2時45分には太陽が土星とオポジション(180°)を作ります。こちらは、「今進められないことが分かる」といったアスペクト(星同士の関係)です。今週は最終日になって、何か決断をするのかな?断捨離の日曜日になるかもしれません。
今週は土星がマメに活躍する一週間です。土星の「キーワード=制止」を18日には水星に、21日には土星にかけてくるでしょう。前に進みにくい一週間ですが、土星という現実的な惑星のメッセージは避けて通れないのです。「厳しいアドバイスには耳を傾けろ」という一週間になりそうです。
SEP 15 2025
瑛利奈
(C)ELINA