21日は冬至、夢と努力を使い分けて

12/16~12/22

前に「最も日没が早い日」は冬至ではなく、「12月6日」と書きましたが、「最も日の出が遅い日」は「1月7~8日」で、「冬至」は「昼がいちばん短い日」だそうです。な~んだ!地軸の傾きでズレていたのかと思いきや、やはり冬至は一年でいちばん昼間が短いのですね。今月もとうとう冬至の週がやってきました。近ごろは「中国で無差別殺人などの事件が多い」などといっていましたが、日本でもマクドナルドで殺人が起きたり、街中での強盗など凶悪な事件が多くなってきました。これも日に日に日が短くなる季節のせいかもしれません。今週は、12月21日が「冬至」です。お約束の、この四半期の日本の国のホロスコープが書き換わる時です。下に「2024年の日本の冬至図」をアップしておきます。今年の秋の秋分図ほど消極的なチャートではありませんが、スクエア(90°)、オポジション(180°)が多く、私たち国民も安穏(あんのん)としてはいられないようです。とはいえ、今週は愛の星=金星のアスペクト(星同士の関係)が多く、愛を夢見ながらクリスマスを待つ一週間になりそうです。

16日(月)は15日の満月をやり過ごして、午前4時21分から月が蟹座へ入ります。午前5時56分、11月26日から逆行していた水星が順行を始めます。「最近は仕事に身が入らない」と嘆いていたあなたも、これを以てモチベーションが上がるはずです。とはいいながら、惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はナシ、月もマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)しか作らない一日です。午前9時7分の月とドラゴンヘッドのスクエア(90°)に象徴されるように、人との有意義な連携が作りにくい日です。

17日(火)も引き続き月は蟹座です。16日よりは月がキビキビしたアスペクト(星同士の関係)を作りますが、メジャーアスペクト(一義的な星同士の関係)は午前3時33分の月と土星のトライン(120°)と午後10時1分の月と天王星のセキスタイル(60°)のみ。仕事の時間帯は星たちが背中を押してくれません。自力でパワーを出すしかなさそうです。

18日(水)は星の絡みは盛りだくさんです。まず、午前3時33分、月は海王星とトライン(120°)を作って、イマジネーションを与えてくれます。音楽や映像など、クリエイティブな作業がノる時間帯です。午前8時38分から月は獅子座へ入場します。その後、午前9時49分、月は冥王星とオポジション(180°)、午後6時12分、月は火星とコンジャンクション(0°)に。韓国など、政治的な問題を抱えている国にとっては、思わぬ事実が明るみに出たり、反対の声が大きくなるなど、荒れそうな日です。午後11時28分、太陽が海王星とスクエア(90°)を形成します。これは、海王星の「嘘」に惑わされて判断を誤る暗示です。大きな決断は避けたほうがいい日といえるでしょう。

19日(木)は…午前11時40分、月が木星とセキスタイル(60°)を作り、幸せな実感を持てそうです。しかし、午後になって、権利の主張の小惑星=ジュノーと自己犠牲の小惑星=ベスタが目立ってきます。午後2時51分、金星が土星とセミセキスタイル(30°)という「種蒔き」のアスペクト(星同士の関係)を形成。難問を予測したら、すぐに次の手を打つ準備をしましょう。常に「攻めの手」を考えておくべきです。

20日(金)は射手座の太陽の最後の日になります。午前11時10分、水瓶座の金星が双子座の木星とトライン(120°)という好調座相を作ります。水瓶座さんを始め、双子座さん、天秤座さんには愛のチャンスです。仮に太陽が山羊座や魚座にあっても金星が水瓶座にある方は結構多いので、サンサイン(太陽のサイン)が違っても、頭から諦めないほうがいいでしょう。反対に相手の方にチャンスが巡ってきているかもしれません。また、このチャンスが金運のハウスで起こっていたり、仕事運になったりと、自分のチャートへの影響を考えて、しっかりとチャンスをつかんでください。前回の金星と木星のトライン(120°)は2024年9月15日、次回の金星と木星のトライン(120°)は2025年11月25日と、かなり少ないチャンスです。もっとも、2025年8月12日には金星と木星のコンジャンクション(0°)がありますが。20日が今週でいちばんラッキーな日といえるかもしれません。午後4時36分から月は乙女座へ入ります。

21日(土)は…午前5時18分、火星が癒やしの小惑星=セレスとオポジション(180°)を作ったり、午前8時45分には月が水星とスクエア(90°)を形成。午後12時15分には愛の星=金星が自己主張の小惑星=ジュノーとスクエア(90°)に。週末ながら、神経質なアスペクト(星同士の関係)が続きます。休んでいても不満が募ったり、ヤキモキすることが多い日です。午後7時38分になると、射手座の29度という(=29度は涙の29度といわれます)苦しい度数から、太陽は山羊座の0度へ入場します。「冬至」です。下のホロスコープの今年の日本の「冬至図」です。これ以降も月のアスペクト(星同士の関係)はよくありません。月と土星のオポジション(180°)や月と木星のスクエア(90°)などが続きます。いま抱えている問題に結論を出すには相応しくない日のようです。早く眠ったほうがいいかもしれません。

22日(日)も乙女座の月が続きます。午後12時31分、太陽が冥王星とセミセキスタイル(30°)に。このところ世界の潮流が全速力で変わっているようですが、「時代の変化にどう対応するか?」というような、長期的な計画を考えるのにいい日かもしれません。午後3時49分、月が天王星とトライン(120°)を作り、なんらかの出来事があなたの背中を押してくれるかも。しかし、その後、金星はノードとセミスクエア(45°)、午後11時33分には太陽が小惑星=ジュノーと同じくセミスクエア(45°)を作ります。ジェンダー差別をするつもりではありませんが、「女性」に関係したテーマは面倒なことになりそうです。

今週は20日の「金星と木星のトライン(120°)」があり、その他の星の動きも楽観的なものが多いようです。ただ、18日の「太陽が海王星とスクエア(90°)」に関しては、自分に都合のいいように解釈して、判断を誤る暗示です。他力本願にならずに常に自分の足で立つことが大切です。週明けは気を引き締めてスタート。20日には滅多に来ないチャンスをしっかり掴んで生かすこと。夢と努力を上手く使い分ける時でしょう。

DEC 16 2024

瑛利奈

(C)ELINA