月食~劇的な秋分へ

9/16~9/22

先週は…12日に自民党総裁選の告示があり、過去の最多の9人が立候補しました。次の総裁の話題でメディアは賑わっています。今週の火曜日、17日は「中秋の名月」だそうですが、これは旧暦の8月15日に当たる日がそう言われるそうで、実際の満月はその翌日の18日です。しかも、今回の満月は部分月食にあたります。時刻は午前11時34分なので、日本では見ることはできません。その後、22日の午後9時43分に太陽が天秤座へ入場し、秋分となります。今週は乙女座の終盤に度を進めた太陽が秋分を前にして、太陽系の重鎮たち=天王星、海王星、冥王星と次々アスペクト(星同士の関係)を組んでいきます。

16日(月)は敬老の日。午前3時~4時台に、水瓶座の月は幸運星=木星や愛の星=金星と好調座相を作り、幸運な一週間のスタートです。しかし、16日の幸運はこの2つのアスペクト(星同士の関係)で終わり。その後は苦しいものが目立ちます。午前11時24分の火星とドラゴンヘッドのスクエア(90°)は、総裁選の支持者奪い合いさながらのアスペクト(星同士の関係)で、集団の中でどこへ着くか揉めるような騒動を暗示します。16日は午後6時38分から月は魚座経入ります。

17日(火)も前日と同じく、午前6時3分の月と火星のトライン(120°)が唯一の好調なアスペクト(星同士の関係)になります。エネルギッシュに行動でき、仕事も捗る時間帯です。これ以降はオポジション(180°)など、テンションが張り詰めたアスペクト(星同士の関係)が多く、心労の多い一日になりそうです。特に、午後3時55分の月と水星のオポジション(180°)は神経をすり減らす時です。午後7時10分には魚座の月は土星とコンジャンクション(0°)になり、現実と直面して悲観的になりそうです。この時間帯にもし晴れていれば、月と土星がくっ着いているところを観測できるでしょう。

18日(水)、午前11時34分、部分月食です。部分月食は満月で起こります。残念ながら、占星学では月食は決してラッキーな出来事ではなく、むしろ不吉といわれています。天文学的にも太陽と地球、月が正確に一直線に並ぶので、過度な磁力がかかって、テンションマックスになるのは確かです。何か大切な用事を抱えている方は18日を待たずに前日までに済ませておいた方がいいでしょう。午後4時10分には月は海王星とコンジャンクション(0°)を形成。海王星はロマンな惑星ですが、ネガティブな一面としては、嘘や詐欺、汚職などの意味を持っています。自民党の総裁選や立憲の代表選など、日本でも政治的なイベントが多い時期ですが、それが黒い霧に包まれている様が見えるようです。午後5時50分には乙女座の水星が土星とオポジション(180°)に。こちらは現実の壁に阻まれてメンタルが悲観的になるアスペクト(星同士の関係)です。疲れそうな一日です。午後6時23分に月は牡羊座へ入場します。

19日(木)…牡羊座の月を囲む環境は厳しく、好調なアスペクト(星同士の関係)ができません。しかし、午後11時4分、太陽は天王星とトライン(120°)の好調座相を作ります。太陽の度数は乙女座の27度、天王星は牡牛座の27度です。現在のシステムを改革するには絶好のチャンスです。風当たりが強くても果敢にチャレンジすべきです。

20日(金)…午前3時10分、月は木星とセキスタイル(60°)を形成。これがこの日の唯一の好調なアスペクト(星同士の関係)です。その後、月は金星や冥王星と困難な関係に。性急な動きを周囲が認めてくれないようです。午後6時2分から月は牡牛座へ入ります。

21日(土)…再び三連休がスタートします。しかし、星の配置は要注意なものが多いですが、「ケアレスミスに注意」といった感じです。午前9時16分、乙女座の28度まできた太陽が海王星とオポジション(180°)を作ります。海王星は霧に包まれた曖昧な惑星です。誤認識の失敗を誘う天体です。希望的観測が外れたり、詐欺に引っかかったりするケースも。常に正義感をもって、また数字を確認しながら物事を実行する心がけが大切です。午後5時49分には水星が木星とスクエア(90°)を形成。水星は「言葉」、木星は「誇張」を意味します。つまり、「法螺(ほら)」や「嘘」に注意。また自信過剰で失敗する暗示でもあります。一日を通じて、重大な約束や契約事はよくない日のようですね。特に不動産の契約などには注意したほうがよさそうです。

22日(日)も引き続き月は牡牛座です。午後3時11分、乙女座の29度まできた太陽が冥王星とトライン(120°)を作ります。乙女座の太陽は土壇場まで頑張りますね。「私の目が黒いうちは!」といって改革を成し遂げたいようです。最後の最後になってドンデン返しがある暗示です。午後6時56分には月は冥王星とトライン(120°)、午後7時13分には月は太陽とトライン(120°)を形成。月、太陽、冥王星のグランドトラインの一角に天王星も加わって、(ワイドですが水星も加わっています)強固なグランドトラインを作ります。この直後の午後7時24分、月は双子座へ入場。そして、午後9時43分、太陽が天秤座は移動して、秋分となります。22日は「メタモルフォーゼの日」といっても過言ではない、劇的な展開ですね。乙女座の太陽が月や冥王星の力を借りて、サナギから蝶になって羽ばたき始めます。

今週は18日の部分月食や22日秋分など、星のイベントが目白押しの華麗な一週間のようです。星の動きは華麗でも、この地球上に暮らす私たちは煽りを受けて非常に風当たりが強い一週間になりそうです。たしかに太陽と天王星や冥王星のトライン(120°)など、この星の力学を利用してムーブメントを起こしたい人にはいいでしょう。平和を愛する一般市民にはダイナミックすぎるようです。こんな時は気を張っていつもにも増して疲れが溜まるので、休める時に思いっきり休んでおく…こんな心がけが必要かもしれません。

SEP 16 2024

瑛利奈

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