5/6~5/12
長いGWも6日で終わり。特に後半はさわやかなお天気で、誰でも外へ出たくなるような毎日でした。先週の動向でいちばんの驚きはドル円の為替相場の変動の大きさでしょう。4月29日には1ドルが160円を上回って急騰していたのに、5月3日には151円を割るほど下落しました。連休で海外旅行へいく資金を換金したかたにとっては、ドルを買うときは高くて、円に戻す時には安くなり、災難でしたね。また、先週は世界各地で豪雨による洪水が起きるなど、自然災害も多発しています。
今週の星の太陽系はバンドルタイプといって、太陽を中心に惑星が一箇所へ集中する形になっています。水瓶座の冥王星から始まって次の魚座に土星、海王星、そして牡牛座に木星、天王星と、太陽系の外側の惑星は水瓶座~牡牛座まで最近は並んでいたのですが、太陽が内惑星グループを引き連れて牡羊座に入る頃から、ちょうど魚座の土星と牡牛座の木星の間に入って、太陽系は大きなひとつの塊(かたまり)になっています。天体同士の距離が近いので、いちばん先頭の冥王星と最後の木星との間でも113度どほどになり、トライン(120°)を作る惑星はありません。あっても毎日の移動距離の多い月だけとなっています。従って、あまり変わり映えのない配置となっています。
6日(月)…連休も終わり、帰宅ラッシュのニュースばかりですが…。6日は重要な天体同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)は皆無です。月でさえもマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)か、メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)を作ったかと思うと、相手が小惑星だったりと、一日を通じて細かい動きに終始します。月と主要な惑星のアスペクト(星同士の関係)は、午後2時56分の月と水星のコンジャンクション(0°)のみです。ちなみに月、水星は牡羊座。度数は20度です。水星は=移動を表します。また牡羊座は「スピーディに」という意味です。そのこころは「帰宅ラッシュ」というところですかね。
7日(火)は午前6時41分から月は牡牛座へ入場。その後、今週唯一の太陽の重要なアスペクト(星同士の関係)があります。午後2時41分の太陽と土星のセキスタイル(60°)です。太陽は牡牛座の17度土星は魚座の17度。仕事再開に努めて臨む…という感じです。まずは「問題をチェックしてから慎重に」という暗示です。
8日(水)午後12時21分、牡牛座の新月です。度数は牡牛座の18度。4月9日の日食から始まる月のサイクルがようやくリセットされ、不吉な霧もようやく晴れることになるでしょう。午後8時を回ってから月は天王星とコンジャンクション(0°)に。一時的に波瀾の空気が漂いますが、変化を求める気持ちの表れかもしれません。
9日(木)、午前1時30分、牡牛座の月は木星とコンジャンクション(0°)。深夜で残念ですが、ハッピーな時間です。その後、午前8時20分から月は双子座へ入ります。双子座の月は午前11時52分に冥王星とトライン(120°)。午後7時47分には火星とセキスタイル(60°)に。活動的な一日です。積極的に現状を改革したり、問題点を洗い出して、困難な作業に取りかかるにはいいキッカケが掴めそうです。
10日(金)は、落とし所をさぐる日…といってもいいかもしれません。午前0時53分には冥王星が小惑星=パラスとセキスタイル(30°)を作ります。改革や刷新に賢者=パラスの智恵借りて、解決策を探る…といった感じです。月が土星とスクエア(90°)を作った後、午後6時19分には金星が小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)に。「責任を認めて進んで負担を負いましょう」という方向へ物事が動くでしょう。
11日(土)は…午前2時12分に月が水星とセキスタイル(30°)を作ります。目の前の現状の本質を理解するアスペクト(星同士の関係)です。しかし、11日に前向きなのはこのアスペクト(星同士の関係)だけで、その後は金星、海王星のセミスクエア(45°)や月と海王星のスクエア(90°)など、現実逃避的な動きばかりが目立ちます。午後12時12分から月は蟹座へ。午後4時前には月と冥王星のインコンジャクト(150°)など、腑に落ちない動きばかりです。答えを出すのは諦めて、まずは問題点を認識することから始めるときでしょう。
12日(日)も…午後1時48分の月と自己犠牲の小惑星=ベスタのコンジャンクション(0°)に象徴されるような、「重い荷物を進んで背負うしかない」と悟るような星の動きが続きます。GWのしわ寄せかもしれませんね。覚悟を決めたら、午後4時57分からは月が金星とセキスタイル(60°)を作って、楽しい時間の始まりです。
今週は8日の新月から月が新しいサイクルに入り、日食の影からようやく解放されることになります。しかし、前述のように太陽系の惑星が固まっているため、ダイナミックな動きに乏しい一週間です。概ね「溜まった仕事を片付けよう!」といったメッセージばかりですが、まずは「日々精一杯努力する」という姿勢に乗り切るしかありませんね。
MAY 6 2024
瑛利奈
(C)ELINA