2/26~3/3
先週は…前半は北日本を中心に各地で記録的な暖かさになりました。その後、三連休最終日は本州の南の海上を進む低気圧の影響で全国的に冷たい雨や雪になりました。また株式市場では…2月22日、日経平均株価が1989年の大納会でつけた史上最高値の3万8915円を35年ぶりに更新しました。現在もさらに日経平均は最高値を更新し続けているようです。そうはいっても、現在は1ドル150円の円安です。1989年当時はもっと円高だったのではないか?と思い、調べてみたのですが、案外円が安く、142円でした。20世紀で初めてドル円が80円を割って、史上最高値の79円75銭をつけたのは…1995年4月19日のことでした。この印象が強いので、私は1989年も円高だったように思い込んでいたのでした。ドルベースで考えると、1989年の株高は12月28日が最高値となる273.59ドルだったようです(日本経済新聞による)。ドルベースの計算では現在は260.80ドルになるのですが、すでに2021年1月13日に273.91ドルと、31年ぶり史上最高値を更新していました。とはいえ、この株高はバブルのころとは違い、長い年月をかけて改革を重ねた末の健全なものだということです。
今週の星の動きは太陽が土星、木星とアスペクト(星同士の関係)を組む、骨太なものになっています。
2/26(月)…今週は乙女座後半の月から始まります。午前2時3分に月が牡牛座の天王星とトライン(120°)を作りますが、その後はこれといって好ましいアスペクト(星同士の関係)はありません。むしろ、午前10時2分、金星が海王星とセミスクエア(45°)という金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)を作ったり、午後4時35分には月とオポジション(180°)になったりと、要所要所に海王星が顔を出してきます。しかも、勘違いや騙されるなどのネガティブな側面です。気温がアップダウンする気候のせいか?三連休のつかれか?春の気配で花粉が舞うせいかもしれませんが、ボーッとしやすい一日です。午後11時29分に月は天秤座へ入ります。
2/27(火)は「やりすぎ」な星の配置が目立ちます。午前1時46分、月は冥王星とトライン(120°)を形成。現在問題の自民党の裏金問題などに対しては制裁を求める方に世論が傾くでしょう。日没も近い午後5時29分、火星が木星とスクエア(90°)に。これは、まさに「やりすぎ」のアスペクト(星同士の関係)です。意欲的になるあまり敵を作ったり、無理をして身体を壊すなど、注意しましょう。エキサイトしやすい時間帯です。長期で考えると、株やギャンブルに欲を出しすぎると損失を生むかもしれません。
2/28(水)例年なら2月も終わりなのですが、今年は閏年です。天秤座の月が続きますが、28日は午前3時21分、月は金星とトライン(120°)に。まったりとリラックスできる夜です。明日が休みでないのがもったいない感じです。午前7時53分、月はドラゴンテイルとコンジャンクション(0°)です。ドラゴンテイルは社会と反対側に位置しますので、なんとなく会社へ行きたくない気分になりそうです。午後5時42分、太陽が水星とコンジャンクション(0°)になり、水星の知性的な面が働きません。総合的に考えると弱気な気分に支配される一日です。
29日(木)は土星にリードされる日です。まず、午前0時7分、23日に魚座に入った水星が同じ魚座の9度をゆっくりと通過中の土星と出くわしてコンジャンクション(0°)を作ります。これにより現在身の回りを取り巻く環境のネガティブな側面に目を開かされて、突然気持ちが冷めます。次が本番。午前6時25分、太陽が土星とコンジャンクション(0°)を形成。土星の厳格なおかつ慎重で悲観的なメッセージが太陽へ伝わります。太陽が放つ光と想いの強さによって、ゴールへの距離や現在地など、私たちが知りたいことの情報が明かされるでしょう。つまり、私たちが現実を知るタイミングです。現実を知ったからといって、失望が待っているとは限りません。リアルな状況を知って、むしろ安心する人もいるでしょう。29日の星は盛りだくさんです。午後12時8分に月は蠍座へ入場。その後、午後6時52分には水星が木星とセキスタイル(60°)の好調座相を作ります。これは…真実を知った上で、その困難を克服するいいアイディアが出きます。29日は…日付がかわるとすぐに背筋を正して耳を傾けなければならないようなことばかりに連続的に遭遇する一日になりそうです。
3月1日(金)は…前日のお堅い雰囲気と打って変わって、今期いちばんのラッキーディです。まず、午前9時52分、月が太陽とトライン(120°)を作って、吉日の落ち着きをもたらします。しかし、午後2時7分は月が火星とスクエア(90°)を作って、ちょっとイライラや焦りを感じる時間帯ですが、全体のいい流れからすると些細なことです。午後9時14分には太陽が幸運の惑星=木星とセキスタイル(60°)を形成します。これは昨年(2023年)12月28日の太陽と木星のトライン(120°)に次いで、幸運なアスペクト(星同士の関係)となります。あなたが何か成し遂げたいことや夢があるなら、3月1日の午後9時14分の太陽と木星のセキスタイル(60°)までに行動を起こしておくべきです。今回はトライン(120°)と違ってセキスタイル(60°)ですから、より自分自身の努力や弾みをつけるための助走が必要なのです。この情報を知ったあなた!今すぐに行動を起こしても早すぎるということはありません。
2日(土)になると、今週のめぼしい星の動きは出尽くした感があります。一見したところ、自己主張の小惑星=ジュノーのアスペクト(星同士の関係)が目立つ日です。小惑星=ジュノーの自己主張は目立ちたいという素朴な感情から来たものではなく、マイノリティや差別されている立場の人々が権利を奪還したい気持ちからアピールするのです。もしも、あなたにそういった被差別意識があるのなら、主張するにはいい日ですが、逆に加害者としてヤリ玉に上げられるケースもあるので、注意が必要です。午後10時55分になると、月は射手座へ移動します。
3日(日)…午前1時20分には射手座の月が冥王星とセキスタイル(60°)を形成。午前10時32分、月は調整の小惑星=パラスとコンジャンクション(0°)に。午後6時11分には月は土星とスクエア(90°)を形成。これらを総合すると、3日は「学びの日」かもしれません。新たな事実が明るみに出たり(月と冥王星)、新しい考え方を採り入れたり(月とパラス)、反省したり(月と土星)…。他者の目線に気付いて学ぶことが大切な一日です。その後、午後10時17分には愛の星=金星が天王星とスクエア(90°)を形成します。これは、星の意味通りに解釈すると愛の改革ですが、主に別離を意味します。いわゆる断捨離ですね。天王星は「正義感を振りかざして、潔く白黒つけた方がカッコいい」と本人に信じさせる惑星です。私の意見ですが、余りカッコよく振る舞ってしまうと、失うものも大きくなります。天王星が絡んできたときは取りあえず、慎重に計算することが大切です。
今週は…29日(木)から3月1日(金)に今週だけでなく、今期のハイライト!というべき動きがあります。そう!29日(木)の太陽と土星のコンジャンクション(0°)と1日(金)の太陽と木星のセキスタイル(60°)です。土星と木星は…拡大と縮小、悲観と楽観など、正反対の役割を割り当てられながら太陽系を守ってきた重要な惑星です。今週は太陽が連続してこの二つの惑星と次々に重要なアスペクト(星同士の関係)を作っていく週ですから、世界にとって重要な分岐点になるのは間違いありません。この二つのアスペクト(星同士の関係)を目の前にして、多分私たちも少なからず人生の答えを得ていくことになるでしょう。
FEB 26 2024
瑛利奈
(C)ELINA