新たな流れへ加速

8/16~8/22

先週は…毎日、新型コロナウイルスの感染者数が過去最多を更新して、災害級の拡大をみせました。また西日本を中心として、各地で観測史上最大の降雨量を記録しました。浸水や土石流の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。そんななか、アフガニスタンではタリバンが首都を制圧し、ハイチではマグニチュード7.2の大地震があるなど、大波乱の一週間でした。7月末から始まった太陽、土星、天王星のT字スクエアは、今ではややルーズになってきたものの、獅子座の太陽と、土星、木星のオポジション(180°)、それにスクエア(90°)で絡む天王星の構図は相変わらず、根を張ったように続いています。

16日(月)は…午後1時26分、金星が乙女座から天秤座へ移動します。天秤座といえば秋を代表するサインですから、金星が大陸から秋の空気を連れてきて、世の中の雰囲気も少しずつ、変わっていくことに。また、金星は愛の惑星。このタイミングから愛の女神が微笑む相手は…天秤座さん、水瓶座さん、双子座さんに変わります。

17日(火)は小惑星=ジュノーが前面に出る日です。小惑星=ジュノーのテーマは「権利の主張」です。射手座のジュノーは同じく射手座の月を伴って、乙女座の水星、火星とスクエア(90°)に。人権問題や弱者の主張などでトゲトゲした議論が多い一日になりそうです。日没後は獅子座の太陽が山羊座の冥王星とインコンジャクト(150°)というストレスフルなアスペクト(星同士の関係)を作ります。獅子座の太陽から見て、もう一方のインコンジャクト(150°)のポイントには魚座の海王星と小惑星=パラスがいます。パラスは調整を表す小惑星ですが、一方の海王星は「蝕知しがたい」という「霧の中」のような惑星です。冥王星も地下に潜伏する異世界からやってきた準惑星です。これらが太陽とヨードという非常に緊張感の強いシャープな二等辺三角形を作ります。難問解決の糸口が見つからないまま、手の届かない場所で事件が進行していきそうな配置です。なかなか手の打ちようがない状況ですが、少なくとも精神的に動揺して、さらに事態を悪くしないように心がけたいものです。

18日(水)、星の配置は…少し好転します。午前6時50分、射手座の月が太陽にトライン(120°)の調和座相を形成。午前10時42分には月は木星とセキスタイル(60°)と、これも好調に。午後11時12分、前日活躍した小惑星=ジュノーが土星とセキスタイル(60°)を作ります。土星がジュノーの熱を押さえ込んで、このところのイライラの落としどころが見つかりそうです。

19日(木)午後12時27分、乙女座で水星と火星が合(0°)になります。これは…発熱の暗示です。このところの低温で、また新型コロナウイルスの感染拡大でしょうか…。同時に知性の星=水星が火星の勇気を得て決断する暗示でもあります。午後になると山羊座の月が火星、天王星とグランドトライン(正三角形)を形成します。何か、新しいことが決まるかもしれません。少なくとも新たな切り口で現在の問題にチャレンジする動きが出てくるでしょう。

20日(金)午前9時28分、太陽が木星とオポジション(180°)を形成。午後5時5分には水星が天王星とトライン(120°)を作ります。もうひとつ、午前10時40分、牡牛座の天王星が逆行し始めます。前日からの動きに加えて、今月のなかで非常に重要な転機となる日です。当面の計画の方向性が決まったり、新規の考え方やシステムを採り入れたりすることになるでしょう。しかし、この日に出す結論が本当に妥当なものなのかどうか?疑問は残ります。また、天王星の逆行が何をしでかしてくれるのか?アフガン情勢に火に油を注ぐことになるかもしれません。

21日(土)の月は水瓶座。午前8時55分に土星と合(0°)になります。落ちつきはありますが、週末のわりに暗い雰囲気が立ちこめた一日です。午後7時34分には月が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)に。私達は義務と責任の重さを背中に感じるでしょう。

22日(日)、午後3時37分、乙女座の火星が天王星とトライン(120°)を形成します。人間だったら大手術を手がけるようなアスペクト(星同士の関係)です。午後9時1分、水瓶座の満月です。今週は…後半から、このところ停滞していた問題にメスを入れるような、大きな動きがあるでしょう。政局というよりも、現場の方が先に動き始めて、変化せざるを得ない方向に流れが変わっていきそうです。

AUG 16 2021

瑛利奈

(C)ELINA

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