9/24~10/1
先週末の秋分、23日(土)から日本の運勢は新たな秋分図に書き換えられて、初めての週明けを迎えます。天秤座に入った太陽は…思いの外苦戦。何の惑星の助けもなく、今週、一週間は過ぎていきます。折しも安倍政権は衆議院解散を表明したようですが、今週の星は…まさにイチからサイコロを振り直すような形です。
この一週間、それぞれの惑星の動きを追ってみると、すべての惑星に好調なメジャーアスペクト(代表的な星同士の関係)は存在せず、ネガティブな方向のみのメジャーアスペクトが目立ちます。
25日(月)は夜明けから火星が海王星とオポジション(180°)という混乱を表す関係になったあと、昼前には天王星とセスキコードレート(135°)というイザコザを意味するマイナーアスペクトを形成。最後、午後11台に乙女座の水星が土星とスクエア(90°)という悲観的なアスペクトを作って一日が終わります。
26日(火)午後には前述の海王星、天王星、火星に三段跳びのように不協和音を奏でてながら移動します。夜半に火星が調整の小惑星、パラスとトライン(120°)という好調座相を作るのが、まだしもの救いです。これは…25日(月)に落としどころのないまま広がっていった問題に新たな方法論や考え方を導入して対処しよう…といったような動きです。
今週の中では27日(水)の月の動きがいちばん好調のように見えます。「相手が譲歩したところを何とか新たな結論へ持って行きたい」…こんな努力が効果的かもしれません。しかし、午後11時過ぎに太陽が犠牲を意味する小惑星、ベスタと合(0°)になり、譲歩や忍耐を甘んじて認めることになるでしょう。
28日(木)は今週の中で最も緊張感が高まる日です。昼前に月が太陽にスクエア(90°)つまり半月を作った後、午後1時過ぎ、木星が天王星とオポジション(180°)になり、テンションマックスとなります。尤も(もっとも)木星と天王星のオポジション(180°)は2016年の12月27日以来、三回目になります。(前回は今年の3月3日ですが)つまり、当面の課題が最も緊迫度を帯びて表面化する日…と考えていいでしょう。木星も天王星も双方とも最も口うるさい論客…とでもいう惑星で、自分自身の主張を決して曲げない、ある意味、机上の空論を唱える観念論者のようなところがあります。この日は木星と天王星が正確にオポジション(180°)という真っ向から対立する位置に入るのです。こんな太陽系の環境の中では、すでに過去の調和を維持することは難しくなっている…ということです。天王星が暴力的なところを持っているのは否めませんが、もう一方の木星は慈愛に満ちた幸運の惑星のはずです。ここですべてはじけ飛んでしまうのはあまりにもったいない…といわざるを得ませんね。これは神様が私達に…「何時の未熟さを知れ!」と、お灸を据えているようなものかもしれません。謙虚な気持ちでこれから訪れるであろう新しい未来に、どう向かい合って、そして理解して、適合していくのか?私達の精神は今後も試され続けることになるでしょう。
その後、29日(金)深夜には逆行していた冥王星が順行に向きを変えます。冥王星が逆行し始めたのは今年2017年4月20日以来です。思い返せば、今年の春以降は森友学園問題から始まって、政治家のスキャンダルなど、私達は殆ど意味の無い報道に踊らされてきたのでした。これからの世の中はもう少し落ちつきを取り戻して、本質に迫ることができるのでしょうか?少なくともこれを境に私達はシリアスな現実に気付くことになるはずです。
30日(土)は愛の星、金星が嘘や曖昧さを表す惑星、海王星とオポジション(180°)の位置を取ります。その二時間後、今度は金星が問題の天王星とセスキコードレート(135°)というマイナーアスペクトを作ります。今年は8月から上記の天王星と海王星がセミスクエア(45°)という細かいトラブルのポジションをとってずっとつるんでいるのです。不良グループといった感じです。愛の星、金星は30日(土)には不良グループに絡まれて、「あんなヤツと付き合うんじゃねぇよ!」などと、脅かされてしまう、といったところかもしれません。少なくとも愛情問題や感情的な揺らぎ、反抗心などで、大切な絆を粗末にする…こんなことにならないよう、気をつけてください。
今週の最終日、10月1日(日)にはようやく星は落ち着きを取り戻し、ようやく癒やしモードに入ります。心の落ち着きを取り戻して、少しは自分自身のことを冷静にみられるようになりそうです。そして、現在地を見失わずに小さな次の一歩を踏み出すことですね。
SEP 25 2017
瑛利奈
(C)ELINA