火星は射手座、金星は蠍座へ

11/3~11/9

先週は…高市早苗新総理の外交デビューの記事で賑わいました。週末になると、メジャーリーグのワールドシリーズでドジャーズが二連覇したニュースで埋め尽くされました。高市総理の方も好意的な報道ばかりで、支持率が今世紀2番目との記事も。その調査によると、3番目に支持率が高かったのは鳩山由起夫総理とのことで、今になると、それもちょっと驚いたのですが…。とりあえず、先週はさほど悪い話題もなく、落ち着いた一週間でした。今週の星の配置は…先週よりは好調なアスペクト(星同士の関係)がやや少ないですが、相変わらず穏やかなようです。ただ、サインを移動する惑星が多く、4日に火星が射手座入場、7日には金星が蠍座入場、8日は天王星が逆行して牡牛座へ戻ります。火地風水のバランスが変わってくるので、季節の風、時代の空気も変わってくるはずです。

3日(月)、今週は…三連休の最終日から始まります。昔は「文化の日」というと晴の特異日だったように思いますが、今年のお天気は大荒れのようです。午前0時39分に月は牡羊座へ入場。牡羊座の第1デークの月は、午前1時台から早朝にかけて、天王星、冥王星、水星とそれぞれ好調なアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。活気ある一日が始まります。午前8時16分には金星が木星とスクエア(90°)を形成。これは不利なアスペクト(星同士の関係)ですが、金星も木星もベネフィックス(吉星)のため、当事者はラッキーと思い込んでいたりするかもしれません。読みが甘くなる欠点があります。午後になると、十大天体のメジャーアスペクト(星同士の一義的な関係)は影を潜め、割り切れないものばかりに。

4日(火)…今週は火星のみが重要なアスペクト(星同士の関係)を作る一週間ですが、4日はその火星が主役になる日です。午前中はこれといったものがなく、午後12時59分になると、火星が海王星とトライン(120°)を作ります。これは、魔術的なアスペクト(星同士の関係)ですが、「海王星=イマジネーション」と解釈すれば、イメージが「火星=アクション、力」を持つ…という意味になります。ビジョンの実現を熱望しているあなた。夢の足がかりを探している君。チャンスを掴めるときです。火星と海王星という外惑星同士ですから、かなり前から温めていたテーマでしょう。世界情勢もいい変化があるかもしれません。午後10時00分、火星は射手座へと入ります。

5日(水)…午前1時15分から月は牡牛座へ。今夜は満月です。しかも、天文学では、今年(2025年)最も大きな満月だそうです。大きいということは月が近いということなので、私たちが受ける月の影響は予想以上に大きいかもしれません。そんななか、午前2時29分、火星が逆行中の天王星とオポジション(180°)を作ります。波瀾の一日です。もしも、壊れそうになりながら持ち堪(こた)えているものがあるとしたら、このタイミングではじける可能性も。午後10時19分、牡牛座の満月です。月の度数は牡牛座13度22分、太陽は蠍座13度22分です。このあたりに重要な天体やポイントを持っている方は、自分の内部の変化を繊細に観察するといいでしょう。

6日(木)、重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はない一日です。午前3時59分、木星が義務を表す小惑星=ベスタとインコンジャクト(150°)を形成。木星は宗教、哲学や思想の惑星ですが、思想や信条に縛られる(=ベスタ)ことの窮屈さを表しています。内心は「そろそろはじけたい気持ち」なのかもしれません。午後4時40分には月が木星とセキスタイル(60°)に。ラッキーな配置です。あなたを保護してくれる誰かが現れるかも。その後、午後5時24分には月は土星と、午後11時50分には月は海王星とそれぞれセキスタイル(60°)を作ります。あなたの思想、信条を守るか?それとも、現実的な利益をとるか?どうも、後者に傾きそうです。

7日(金)も火星のアスペクト(星同士の関係)から始まります。午前0時10分、火星は冥王星とセキスタイル(60°)に。両方とも違う意味でパワフルな(準)惑星なので、効果は絶大です。現在火星は射手座の1度、冥王星は水瓶座の1度にあるので、正解を探すことや、上のステージを目指すことなどに使って頂きたいですね。もしも、ネガティブなものにこの力を使った場合は、致命傷になります。午前0時20分から月は双子座へ入ります。午前2時7分、土星が義務を表す小惑星=ベスタとスクエア(90°)に。小惑星=ベスタのネガティブなアスペクト(星同士の関係)がこのところ立て続けに出てきます。小惑星=ベスタは軍隊や軍備も表します。私には小惑星=ベスタが「意味の無い戦いにもう疲れた…」と言っているように見えます。この日、午前7時39分から、いままで天秤座を通過していた金星は蠍座へ入場します。これからは蠍座さんが愛の主役です。もちろん蟹座さん、魚座さんにも愛のチャンスが訪れるでしょう。

8日(土)は…午前11時21分、これまで双子座を逆行していた天王星が牡牛座の領域へ逆行で戻ってきます。また時代が逆行しそうです。牡牛座といえば領土とお金です。またもや争いの種が増えるのでしょうか?午後12時43分、金星が冥王星とスクエア(90°)を形成。これも意味深なアスペクト(星同士の関係)ですね。大人の恋の末路を思わせます。金星も牡牛座と同じく、愛と所有とお金。冥王星は支配、しかも闇の手段による…。政治家の裏金問題が再燃する暗示かも。

9日(日)午前0時5分から月は蟹座へ。午前3時51分、蟹座の月は蠍座の金星とトライン(120°)を作ります。蟹座と蠍座の愛はひときわ深いので、もしも愛する人と一緒に居たら、特別に楽しい一時が過ごせるでしょう。午前4時29分には火星が癒やしの小惑星=セレスとトライン(120°)に。こちらは心の傷や現実的な身体の傷も治癒できそうなアスペクト(星同士の関係)です。しかし、9日はこれ以外はインコンジャクト(150°)の羅列です。6個あります。月と冥王星のインコンジャクト(150°)と月と火星のインコンジャクト(150°)が合わさってヨードという二進(にっち)も三進(さっち)もいかない関係になりますので、結果を出したくても、状況が整わない…など、何事も中途半端になりそうな日です。

今週は…4日に火星が射手座、7日には金星が蠍座へ移動して、太陽系の勢力図が大きく変わります。週初めには3個の惑星が位置していた風のサインのうち、金星と天王星が移動するので、風のサインは1個のみになります。天体がゼロだった地のサインには天王星が戻って来ますが、それにしても一個だけです。水のサインは太陽、金星、木星、土星、海王星と合計5個。火のサインは主要な惑星は火星、水星だけですが、その他小惑星陣が4個とも火のサインにいるので、それなりの勢力を維持しています。つまり、水のサインと火のサインに二分される傾向になるので、アップダウンが激しく、感情的。日に日に情勢が変わる可能性も。日々のニュースに惑わされないようにしたいものです。

NOV 3 2025

瑛利奈

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