総理指名選挙は新月から

10/20~10/26

先々週、公明党の連立離脱で不透明になった高市早苗新総裁。その後、金星が天秤座へ入った14日から情勢が変わって、金星が天王星とトライン(120°)を作った頃には情勢が一転して維新の党との連立が決まりました。自民党総裁選以来、この10日間で目まぐるしく勢力図が変わり、21日の総理指名選挙には高市早苗新氏が第104代首相に指名されることが確実になったようです。9月22日の日食(新月)から月が一周して、21日には次の新月が訪れます。

20日(月)、今週は天秤座の月から始まります。午前3時25分、月は金星とコンジャンクション(0°)。午後3時51分には水星が火星とコンジャンクション(0°)を作って、スピーディに事態が動いていく日です。混沌としていた日本の政治状況も見通しが立って、内容はともかくも、まずは安定を取り戻すことに。

21日(火)、月はずっと天秤座ですが、一日を通じて幸運なアスペクト(星同士の関係)が皆無の日です。午後には月と木星のスクエア(90°)や月と土星のインコンジャクト(150°)など、なかなか現実的な線が見えない日です。午後9時24分、月が太陽とコンジャンクション(0°)を作って新月。ようやく月は月食、日食から新たなサイクルへ入ります。

22日(水)は午前0時41分から月は蠍座へ入場。22日も前日に引き続き、好調なアスペクト(星同士の関係)が一個も見当たらない一日です。特に午前11時7分の義務の小惑星=ベスタとノードのスクエア(90°)はキツイかもしれません。今後起こるべき情勢の大変さに腰が退けて、誰も責務を負おうとしません。そのうち午後6時46分には逆行中の海王星が牡羊座から魚座の領域へと戻ってしまいます。ある意味、過去の時代の復活を意味します。9月の秋分図を観ると、海王星は8ハウスという国の債務や貿易収支を表す場所にいます。魚座は海王星の本来の座になりますから、海王星の意味=「犠牲」が二乗されてしまいます。次の政権が大きな負債を残す暗示かもしれません。

23日(木)は午後12時50分から太陽が蠍座へ入ります。しかし、蠍座の太陽を取り巻く環境は、いま他の惑星がひとつも太陽を助けようとしません。たしかに木星、土星は水のサイン中にいますが、度数が遠いのでそこまで届くには11月17日まで待たなければなりません。しかし、23日の月は足が速いので、午後7時55分には月は火星と、午後11時56分には水星とコンジャンクション(0°)を作ります。他人に頼らず、自分のパワーを出して乗り切らなくてはならない一日です。

24日(金)、午前2時18分、ようやく蠍座の月は木星とトライン(120°)に。やっと恩恵にありつけます。しかし、24日は…先月あたりから始まった改革が暗礁に乗り上げる日です。午前2時46分、太陽が天王星とインコンジャクト(150°)を形成したかと思うと、午後10時24分には太陽は冥王星とスクエア(90°)に。目の前に一挙に壁が広がります。短期間で壁を乗り越えようとせずに、「今後の課題が見つかった」程度に受け止めるといいでしょう。問題点を自覚すれば、他者からの援助が見つかるはずです。24日は午後1時18分から月は射手座です。

25日(土)、午前0時7分、水星が木星とトライン(120°)の好調座相を作ります。現状分析が成功します!午後6時16分、月が金星とセキスタイル(60°)を形成。お目当ての人とキッカケが出来るタイミングです。さもなければ、趣味の時間を楽しめるでしょう。緊張感が続く毎日なので、リラックスすることが大切です。

26日(日)、午前4時58分、月は自己犠牲の小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)に。肩の上の荷物が重くて仕方ありません。その後、午前6時16分、水星が土星とトライン(120°)を作ります。これは現状が客観的に掴める暗示です。因果関係や原因を理論的に把握できれば、対処法も自ずと見えてきます。午後2時47分、射手座の月はキローンとトライン(120°)を形成。大局的な視野や国際情勢の理解が問題の解決を早めてくれます。謙虚な気持ちで新しい意見を採り入れると進歩があるでしょう。

今週はこれといって恩恵に浴すようなチャンスは少なく、自分の力で地道に歩む一週間です。先を急がず、新しい情報に耳を傾ければ、新しい発見があるでしょう。いつものパターンに拘らず、謙虚な気持ちで、不得意と決めつけずに、新しいものに関心を持つようにすることですね。

OCT 21 2025

瑛利奈

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