小惑星=ジュノーは射手座へ

9/29~10/5

日食、秋分など、先週は星のイベントが盛りだくさんでしたが、今週は重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)が非常に少なく、閑散とした一週間です。日本では自民党総裁選が10月4日に投開票となります。これまで最有力と思われていた小泉進次郎議員農林水産相の陣営がステマコメントを依頼する指示を出していたとの報道で、情勢がさらに読めなくなり、また、国民の期待も削がれていく模様です。今までの自民党総裁選では一位を取る政治家が必ずしも幸運な時期でないことが多かったのですが、岸田元総理だけは、人生のシナリオで非常にいい時期に総理大臣に選ばれたのが私の記憶に残っています。調べてみると、通算在職日数1,094日で令和になってからいちばんの長期政権となっています。このところ、総裁選の候補者、5人の星を観ていますが、どの候補も海王星が目立っていて、政治家特有の虚言癖=嘘つきの特長が見て取れます。海王星のアスペクト(星同士の関係)がいい候補者もいますが、その場合は理想を語る傾向が強いのです。ただ、一番人気が無いといわれている茂木氏のホロスコープには、「今後人生で最もラッキーな時期が訪れる」と出ているのが気になりますね。冗長になるので、今週の流れを観ていきましょう。

29日(月)…射手座の第3デークの月から始まります。午後2時43分、月は土星とスクエア(90°)を作って、低調な週明けです。午後6時54分、月は山羊座へ入ります。

30日(火)、午前4時55分、山羊座の月は火星とセキスタイル(60°)を形成。エネルギーを秘めて夜が明けます。その後、午前8時53分、半月に。先週の日食から月が折り返し点の半分まで到達してきました。一応の結果が望まれるタイミングです。午後12時7分、太陽が自己犠牲の小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作って、昼食を楽しむよりも、仕事の任務が肩の上に重く、寛(くつろ)げません。午後9時19分、月が愛の惑星=金星とトライン(120°)に。ようやく心が解放されて、愛の時間が訪れます。

10月1日(水)も引き続き月は山羊座です。午前6時24分、月は引っ込み思案のポイント、サウスノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)に。他人と関わりたくない気分です。午後12時38分になると、月は水星とスクエア(90°)を形成。神経が過敏になって、細部が気になったり、ピリピリしそうです。反対に午後2時40分になると、月が木星とスクエア(90°)に。前のピリピリの反動か?今度は太っ腹になって、大盤振る舞いしてしまいそうです。午後4時55分には自己主張の小惑星=ジュノーが射手座へ入ります。射手座は信条や法律を雄弁に語るサインなので、今後はコンプライアンスや権利の問題には細心の注意を以て対処すべきです。

2日(木)は午前4時51分から月は水瓶座です。このあと、水瓶座の月は射手座のジュノーや牡羊座の海王星、午前7時を回ると双子座の天王星とはいい相性で、夢や理想を語るでしょう。ただ、午前5時58分、水星と木星がスクエア(90°)を形成して、話に尾ヒレが着いて、さらに広がります。ホラ話や嘘に注意です。午後5時28分には月は火星とスクエア(90°)で刺戟を受けるので、この要注意の傾向は続きます。午後10時41分、月は太陽にトライン(120°)を作って。ようやくいつもの安定を取り戻すでしょう。

3日(金)も月は引き続き水瓶座です。ただ、午前6時19分、金星が冥王星とセスキコードレイト(135°)という小競り合いのアスペクト(星同士の関係)に。午前10時22分には海王星が権利の小惑星=ジュノーとトライン(120°)を組みます。権利の小惑星が海王星というボランティアや慈善を意味する王道の惑星を取り込みます。金星問題や権利侵害など、面倒くさい問題が起きるかもしれません。法やルールをキチッと守って行動したい一日です。

4日(土)も月は水瓶座、第3デークにあります。午前3時14分、月は水星とトライン(120°)に。発想がトントン拍子に湧いてきます。そういえば、この4日は、総裁選投開票の当日でしたね。午前11時6分、月は魚座へ入ります。これ以降はあまりいいアスペクト(星同士の関係)はなく、午後1時6分に月が天王星とスクエア(90°)を形成して、ハプニングの予感…。午後6時20分のように金星がサウスノード(ドラゴンヘッド)とコンジャンクション(0°))を作るなど、内向きな配置が続きます。そういえば、自民党総裁選の投開票の日でしたね。予想を裏切る結果になりそうです。

5日(日)は魚座の月が続きます。午前1時36分に月が火星とトライン(120°)を作りますが、これ以外に好調なアスペクト(星同士の関係)は皆無の日です。午前9時31分、水星が土星とインコンジャクト(150°)を形成。フラストレーションのアスペクト(星同士の関係)です。自民党総裁選を契機に、私たちは今のシステムでは理想を実現できないことに不安を感じるでしょう。インコンジャクト(150°)の困ったところは、現状ではすぐ着手できないことです。何段階か経て改善していくという、息の長い気持ちが必要なのです。

今週一週間は、小惑星=ジュノーが射手座に入ることに象徴されるように、「私たちも声を上げなくては!」と、積極的に自分の意思表示をする必要性を感じる気持ちがスタートすることです。射手座の前は蠍座で、蠍座のキーワードは「沈黙」でした。射手座は?というと、レクチャーしてあげること。10月1日や3日の項目に、私は小惑星=ジュノーに少し批判的なコメントを書いたと思いますが、このように考えることもできます。それは…私たちは次の世代や前の世代に不満を感じながら、諦めていたことが多かったかもしれません。「今ドキの人はマナーを知らない」とか、「年寄りだから仕方がない」など。最近話題になっている外国人に対してもそうです。「詳しい人や教養がある人が教えてあげる」…その精神があったら、世の中は今よりも騒々しく、面倒くさくなるかもしれません。しかし、放っておくよりも未来が明るくなると思いませんか?行政や政治のせいばかりにしていては、世の中はよくならないですから。

SEP 29 2025

瑛利奈

(C)ELINA