まずは順調、双子座の天王星

7/7~7/13

先週は、頻繁に鹿児島県のトカラ列島で震度6弱の強い地震が起きて、7月7日現在、1,590回の有感地震が観測されています。6月21日以降、地震は第2フェーズに移って、非常に活発になったそうで、トカラ列島の群発地震は震源が東西に拡大したとのこと。国土地理院の人工衛星による観測データによると、最初東北東へ1.8センチ動いていたのが、7月2日正午から3日午後にかけて、
南方向へ4.2センチ移動。方向まで急変したそうです。そんな中、「7月5日に大災害が起きる」とのデマ?がトレンド入りしていたようです。7月5日といえば、午前6時32分に「海王星の逆行」がありました。たしかに海王星はマグマの活動と関係が深いといわれる惑星です。トカラ列島周辺の海底ではフィリピンプレートが陸側のプレートに沈み込んでいるそうで、むしろインドネシア・フローレス島の「レウォトビ・ラキラキ山」の大規模な噴火との関係があるのかもしれません。一方、アメリカでは、南部テキサス州で4日、大規模洪水が発生して “少なくとも80人死亡”した模様です。また、トランプ関税の交渉は、赤澤大臣が7回も渡米しているのに、まだ合意に至らないようです。もっとも赤澤大臣は「自動車の追加関税撤廃と、日本の米を守る使命」を帯びていると明言しているわけですから、赤澤大臣が交渉に当たる限り、合意に至らないのも道理です。さて、今週の星の配置は?というと、一部のマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)を除いて、概ね無害なものばかりのようです。ただ、7日の天王星の双子座入り、13日の土星逆行は、時代の転換点を暗示しています。

7日(月)は、午前7時5分、月は射手座に入ります。その後、午前10時台から午後1時台にかけて、月は土星、海王星、冥王星と、次々と好調座相を作っていきます。金星だけはオポジション(180°)=不調ですが。まずは、物事が次々に決まったり、発展したりと、いい流れができるでしょう。その後、2018年5月16日に新たに牡牛座に足を踏み入れた天王星が、午後4時45分、牡牛座から双子座の領域へと入っていきます。牡牛座を経由するのに7年と2ヶ月かかったわけですね。そもそも前回、天王星が双子座へ入ったのは1941年8月8日でした。そして、天王星が当時双子座を抜けたのは1949年6月10日でした。第一次ベビーブームといわれる世代のド真ん中ですね。第一次ベビーブームの世代…つまり戦後の高度成長の時代に成人した人達の前半2分の1は双子座の天王星を持っている世代です。なるほど、その時代の再来ということですか!その前の牡牛座の天王星の時代は第二次世界大戦の原因となる牡牛座=土地=領地=国土獲得に躍起となり、血を流す時代でした。牡牛座が意味する「現実」すなわち「物質=金銭」を有り難がる時代でした。そういえば、2018年5月16日の牡牛座の天王星に支配された時代は、ウクライナ戦争に象徴されるように、「国土」獲得に莫大なお金を掛けて、血を流す時代だったのです。そう考えると、双子座の天王星が第二次世界大戦の終焉をもたらしたことを考えると、7日から始まる双子座の天王星も「文化の時代」を築いてくれるのでしょうか?それなら、未来に希望が持てますね?みなさん!早くこの「牡牛座的な」国土とお金に対する執着から、自由へと羽ばたかせて欲しいものです。ただ、兵器が「ハイテク=双子座」になって無人化するという意味ではないことを祈ります!長くなりましたが、7日は記念すべき一日だと言えるでしょう。

8日(火)も射手座の月が続きます。惑星同士の重要なアスペクト(星同士の関係)はありません。唯一、太陽が噛んでくるのは、午後12時56分の太陽と自己主張の小惑星=ジュノーのトライン(120°)です。自己主張の小惑星=ジュノーというと、さも「うるさ型」のような気がしますが、逆で、「自己主張しなければならない被差別の境遇にある人達が声を上げるとき」なのです。弱き者の権利が叫ばれる日です。夜になって、月と冥王星のセミスクエア(45°)や月とノード(ドラゴンヘッド)のスクエア(90°)により、人々の感情は分断されていきます。

9日(水)、午後12時3分、射手座の月がキローンとトライン(120°)に。斬新な分析が注目を浴びそうです。午後5時54分から月は山羊座へ入ります。午後9時35分、月は土星とスクエア(90°)、10時4分、月は海王星とスクエア(90°)に。現実に押し潰されそうで、暗くなってしまうかも。早く休んだ方がいい夜です。

10日(木)、午前6時58分、山羊座の月が木星とオポジション(180°)に。期待しすぎて、空回りになる危険が。午前8時51分、月は義務の小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を形成。真面目過ぎるほどの気持ちで仕事を全うします。午後7時10分、月は火星とトライン(120°)に。一度火が着いたらパワー全開になり続けるアスペクト(星同士の関係)です。早めに完全燃焼してOFFにしましょう。

11日(金)、午前5時36分、満月。西の空に満月が見えるはずです。今週、努力してきたことや目標としてきたことに結果が出ます。午前9時52分、金星が木星とセミセキスタイル(30°)に。セミセキスタイル(30°)と、アスペクト(星同士の関係)は弱いですが、次のゴール目指して、計画を始動するといいでしょう。

12日(土)は午前2時20分から月は水瓶座です。月は朝から天王星、土星、海王星と好調。いろいろと計画を実行したくなる土曜日です。午前7時41分、月は冥王星とコンジャンクション(0°)を形成。ここで流れが変わるかもしれません。午前9時56分、月はノースノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)を形成。人の和が広がります。午後6時以降は水星が小惑星=セレスとトライン(120°)を作ったり、月が金星と同じくトライン(120°)に。楽しい夕方になりそうです。

13日(日)…月以外の天体のアスペクト(星同士の関係)はない日です。午後1時7分、土星が逆行し始めます。時の神様=土星の巻き戻しの作業が始まります。「今の時代には早すぎたかな?」と思ってきた出来事はもう一度見極める作業が始まる可能性も。これから、今年の9月1日になると土星は魚座の領域まで逆行していきます。土星は太陽系の「秩序」を司る「警察」みたいな惑星ですが、逆行している間は警察の取り締まりがやや手薄になります。リーダーの求心力が弱まって無軌道になる輩が出る可能性も。土星は11月28日まで逆行を続けることになります。

今週は…時代の変わり目的なイベントが多い一週間です。まずは、天王星の双子座入りです。「自由、平等、友愛」のフランス革命のスローガンはどう考えても今までの牡牛座よりも双子座のほうがしっくりきますね。双子座の自由な発想で、最近の世界の空気を変えて欲しいですね。双子座は「面白いこと」が好きなので、友達と一緒に楽しく遊べる時代の再来を切に望みます。

JUL 7 2025

瑛利奈

(E)ELINA