6/23~6/29
6月13日にイランとイスラエルが交戦状態になってから、情勢は予測できない方向へ変わっていきました。13日、イスラエルは核と弾道ミサイルの脅威を取り除くためとして、イランへの攻撃を開始し、核関連施設や防空システム、弾道ミサイル拠点などを空爆。17日にはトランプ米大統領がイラン攻撃計画を承認。「二週間の猶予を与える」と宣言したトランプ大統領が2日しか経たないうちに、22日イランのテヘランの核関連施設に直接軍事攻撃を実施。「ミッドナイト・ハンマー作戦」のコードネームが付けられたこの攻撃はB-2爆撃機6機がフォルドゥにバンカーバスター12発を投下。潜水艦からナタンズとイスファハンに巡航ミサイル30発などを発射した。「大変なことになったものだ!」と、これらの情報やホロスコープを調べていた私は…不覚にもPCの前で眠ってしまいました。気がついた時は…「トランプ米大統領は23日午後(日本時間24日午前)、交戦が続くイスラエルとイランの間で、『完全かつ全面的な停戦が完全に合意された』」との記事が…!その後、停戦の信憑性を調べているうちに、すでにお昼を回ってしまいました。更新が遅くなって申し訳ありません。トランプ大統領がイラク攻撃を決断したタイミングは…まさに太陽が土星とスクエア(90°)を形成する直前でした。今週の星の配置は23日を除いて、その後は25日の別格でラッキーな太陽と木星のコンジャンクション(0°)などがあり、好調なものが続きます。
23日(月)は、日本時間午前3時35分、太陽が土星とスクエア(90°)という究極の二択で一方を斬り捨てるという、決断の座相が形成。午前11時56分から月は双子座に変わります。午後5時28分、太陽は海王星とスクエア(90°)を形成。ホルムズ海峡が封鎖される怖れなど、中東情勢が一段と緊迫化し、原油価格が4%余り上昇し、1バレル=78ドル台半ばまで値上がりしました。その後、トランプ大統領がSNSでイスラエルとイランが停戦に合意したと発表すると下げ幅が拡大し、一時、1バレル=64ドル台まで下落、先週末と比べると、14%下落になりました。海王星は石油を表す惑星です。
24日(火)は…前日の太陽と土星のスクエア(90°)を経て、緊迫感は著しく低下します。太陽はもとより、月も含めて、8大惑星との重要なアスペクト(星同士の関係)はひとつもない一日です。午後3時14分、木星は冥王星とインコンジャクト(150°)を形成します。これから時代が大きく変わっていく必要性とエネルギーを秘めていますが、いかにして、どの方向へ変わるべきか?を模索するアスペクト(星同士の関係)です。木星は宗教を表しますから、中東問題の根が深く、正解が見えないことを象徴しているかのようです。午後9時59分には太陽が冥王星とインコンジャクト(150°)に。冥王星という根が深いもの、地中に埋もれたもの、隠されているものを「いかに突き止めて、改革するか?」が問題提起される日です。
25日(水)、午前0時16分、太陽が幸運の惑星=木星とコンジャンクション(0°)を作ります。これは…一年に一度しか作られないとても幸運なアスペクト(星同士の関係)です。これまでの紆余曲折はこの太陽と木星のコンジャンクション(0°)を目指して起きていた…といっても過言ではありません。起きるのが25日の午前0時台ですから、この情報を知ったあなた、すぐに行動に移すべきです。「トランプ大統領もこのタイミングを狙ったのかなぁ?」と詮索するくらい、幸運を掴むには有効なアスペクト(星同士の関係)です。前からエフェメリス(暦)を観れば分かるのに、人はどうも困難な土星の方に意識が向きがちなものです。今回の太陽と木星のコンジャンクション(0°)は蟹座の3度21分で起きます。蟹座さんはもちろん、蠍座さん、魚座さんにとってはまたとないチャンスです。ちなみに昨年(2024年)の太陽と木星のコンジャンクション(0°)は牡牛座の28度18分で起きました。トランプ大統領と同じ双子座の方は、たまたま木星が双子座へ入った日に太陽はすでに双子座の5度まで進んでいたので、木星は太陽に追いつけなかったのです。しかし、その場合はトライン(120°)やその他のチャンスで埋め合わせがあるのものです。私事ですが、昔、私の金星の真上で木星がステーションして、長く留まったことがありましたが、幸運も余り長くなると、麻痺してしまい、効力がなくなるものです。やはり「幸運を掴もう!」と意欲がある人の勝ちだと思いますよ。25日は午後12時43分から月は蟹座へ入り、午後7時31分、新月です。
26日(木)は夕方以降、チャンスが来ます。午後6時44分、蟹座の29度まで度を進めた水星が天王星とセキスタイル(60°)を作ります。天王星の方は牡牛座の29度。最近は太陽系の外惑星が相次いで次のサインに入ったので、老いた度数にいるのは天王星だけです。変化を促すアスペクト(星同士の関係)です。午後11時11分には太陽が火星とセキスタイル(60°)に。日本では夜遅い時間帯なので、ここで活動を切り上げるように前もって動いたらいいでしょう。
27日(金)、午前0時7分、蟹座の月が金星とセキスタイル(60°)に。まったりと楽しい時間です。午前4時8分、これまで蟹座を通過していた水星が獅子座へ入ります。午後3時5分には月が獅子座へ入場。これまで蟹座という「家庭」で寛ぐ雰囲気でしたが、一挙にフォーマルに変わります。午後6時4分には月は土星とトライン(120°)、午後6時49分には月は海王星とトライン(120°)、午後8時38分には月は冥王星とオポジション(180°)を作ります。その間、太陽が小惑星=ベスタとトライン(120°)を作りますから、海外で軍事的な動きが強まってくるでしょう。
28日(土)も引き続き小惑星=ベスタが目立つ一日です。小惑星=ベスタは「軍隊」という意味もあります。これは27日の動きが継続している感じです。午後12時52分、水星が土星とトライン(120°)を形成。現実を把握するのに役立つアスペクト(星同士の関係)です。その後、午後8時57分には水星は海王星とトライン(120°)に。現在、土星が牡羊座の1度、海王星が同じく牡羊座の2度にあるので、海王星のアスペクト(星同士の関係)が追ってくるのは仕方がないのです。土星は現実を、海王星は夢を表しますが、セットになっている現在、両方の焦点をぼかす感じがあるのは仕方ないところです。
29日(日)も月は引き続き獅子座です。重要なアスペクト(星同士の関係)が少ない日曜日です。午後4時57分、水星が冥王星とオポジション(180°)を形成。問題の根深さ、難しさに気付かせてくれるアスペクト(星同士の関係)です。午後8時43分から月は乙女座へ入ります。「さあ、ここから対処法を考えよう」という流れに変わるでしょう。
今週は25日に太陽が木星とコンジャンクション(0°)を作ります。一年に一回しかできないラッキーなアスペクト(星同士の関係)です。理想を高く持って挑戦する人に木星は勇気を与えてくれますが、反対に安楽な生活を望む人には、変わり映えのない「楽ちんな生活」を提供してくれます。どちらを選ぼうと自由ですが、チャンスが過ぎたあとのことを保証してくれないのが木星の特長です。
JUN 24 2025
瑛利奈
(C)ELINA