週末、木星に土星の壁が…

6/9~6/15

9日、中国地方・近畿・東海が梅雨入り。関東も10日には梅雨入りするとのこと。沖縄地方は「梅雨明けしたとみられる」との発表で、平年より13日早く、2015年とならび1951年からの統計で最も早い記録だそうです。先々週からニュースは備蓄米の話題で持ちきりでしたが、先週は東京都の一部店舗だけではなく、地方でもぼちぼち購入できるようになったとか。小泉農水相の「コメの流通経路は際立って前時代的」との発言を受けて、JAに批判の目が向かっていると見る向きも。小泉農水相じゃ以前(2016年)の発言に「農家は農協職員を食わせるために、農業をやっているのか」というを発見しました。この記事の時のJA職員の数は17万人だそうですが、念のため、最近の農業従事者数を調べてみたところ、「2023年は約116万人」だそうです。生産者が116万人のところ、農協職員が17万人というのは、私の勘違いでなければ、生産者の15%も農協職員がいるって…!信じがたい数字です。その人達に農作業を手伝ってもらいたい気持ちです。今から50年くらい前なら、農協の人も穫り入れを手伝う風景もあったような気がしますが。アメリカではイーロン・マスクとトランプ大統領の罵り合いが話題になっています。イーロン・マスク氏は太陽が蟹座の5度なので、5月25日に牡羊座へ入った土星が太陽にスクエア(90°)に接近してきたのが原因でしょう。イーロン・マスクのプログレス(進行座相)を観ると、今年は完全にアウトです。昨年からトランプ氏に接近したのは、完全に判断ミスですね。私から観ると、主張はイーロン・マスクの方が完全にノーマルで、トランプ大統領がクレイジーな人としか見えないですが。前置きが長くなりましたが、今週は9日に水星が蟹座へ入り、10日早朝、水星の後を追うように木星が蟹座入りします。水星が頑張っていますが、その他、好調なアスペクト(星同士の関係)がないのが今週の特長です。来週G7サミットがありますが、各国の意見はまとまらないでしょう。

9日(月)…今週は蠍座の月から始まります。蠍座の月は火星とスクエア(90°)、天王星とオポジション(180°)と不調です。午前5時11分、双子座の29度で水星と木星がコンジャンクション(0°)を形成。水星と木星が双子座に別れを惜しむかのようです。その後、午前7時57分、水星はひと足早く蟹座へ入場します。しかし、午後7時58分、水星は土星とスクエア(90°)に。「今日は評価も低く、疲れる一日だったな」と実感するような流れです。午後11時55分から月は射手座へ入ります。

10日(火)、午前2時20分、金星が冥王星とスクエア(90°)を形成。金星は愛の惑星ですから、「不純な愛情」あるいは、「愛を見失う」などがキーワードです。金融業界ではイヤなニュースも。午前6時1分には双子座を通過していた木星が蟹座へ入ります。木星が双子座へ入ったのは、昨年(2024年)5月26日でした。その後、木星は10月9日から逆行はしましたが、双子座を出ることはありませんでした。木星が双子座から出るのは、1年と半月ぶりのことです。10日はもうひとつ、惑星同士のイベントが…。午前7時54分、水星が海王星とスクエア(90°)を作ります。知性の惑星=水星が海王星という欺瞞の惑星に惑わされて、判断力を失う暗示です。前述の愛情問題にしろ、金融不安にしろ、裏切りを感じたり、狼狽したりなど、動揺しないように。午後になると、月と小惑星=セレスがトライン(120°)や火星とキローンのトライン(120°)など、慰めや現状分析やアドバイスなどが入って、まずは、冷静さを取り戻しそうです。

11日(水)はマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)ばかりの一日です。午後4時43分、射手座の満月です。月の度数は射手座の20度39分、太陽は双子座の20度39分です。今週、待たれていた結論が出るタイミングです。今週のピークといってもいいかもしれません。

12日(木)、午前4時40分、水星が金星とセキスタイル(60°)を作ります。若返ったり、楽しい気分で一日が始まります。朝から音楽やゲームに興じたい気分に。午前10時54分、月が山羊座へ入ると、空気はシビアに変わります。それ以降、午後にかけて、月は木星、土星、海王星と不調和に。T字スクエアです。夢と現実の乖離を感じますが、現実を捉えきれない気持ちです。午後11時21分になると、山羊座の月は牡牛座の金星とトライン(120°)に、現実的な快楽を見つけて、気を取り直すでしょう。

13日(金)も不協和音だらけの一日です。山羊座の月は、午前0時55分、水星とオポジション(180°)に。小さなことが気になります。その後、午後6時47分になると、太陽が「人の和」を表すノードとスクエア(90°)を作ります。人間関係でイライラ。午後9時56分、山羊座の月は自己主張の小惑星=ジュノーとセキスタイル(60°)を作って、意見を吐き出すことに。主張すれば、それなりにいいことはあります。

14日(土)…午前6時1分、山羊座の月はサウスノード(ドラゴンテイル)とトライン(120°)に。何となく、人嫌いな気分です。午後5時51分になって、ようやく山羊座の月を元気づけてくれる味方が現れます。好奇心豊かな天王星です。取りあえず、新しい行動をとって気分を変えることです。午後7時59分、月が水瓶座へ入ります。ここからは気分も安定、午後10時過ぎてから、土星、海王星とセキスタイル(60°)を作って、落ち着きを見出すでしょう。

15日(日)は…ネガティブな意味で「今週のクライマックス」です。午前3時2分、逆行していた自己犠牲の小惑星=ベスタが順行し始めます。ある意味、開き直って世の中のため、社会のために犠牲的な行動を取ろうと気持ちが決まるでしょう。そうはいいながら、午後12時56分、月が金星とスクエア(90°)に。弱気やためらいが襲ってきて、行動が遅くなります。午後6時46分、火星が天王星とスクエア(90°)を作ります。これは…危険なアスペクト(星同士の関係)です。体制からの抑圧、圧政に反撃したい気分にさせます。喧嘩や戦争がエスカレートしそうです。午後11時35分、木星が土星とスクエア(90°)を形成。木星は援助の惑星、土星は財政的困窮を表します。「いくら待っても、物価高だし、生活は困窮するばかりだぁ!」と、忍耐しきれず、立ち上がる決意を促すタイミングです。財政破綻を意識するアスペクト(星同士の関係)といっても過言ではないでしょう。株価は底を打つかもしれません。

今週は最後の最後になって、いちばんシリアスなカードが出てしまいました。お世辞にも夢のある一週間とは言えないですね。週明け、9日の水星と木星のコンジャンクション(0°)で現状に目が開いて、10日の金星&冥王星のスクエア(90°)、水星と海王星とスクエア(90°)で感情的に落ち込み、最後に木星と土星のスクエア(90°)で方針転換する決意をする…。こんな流れの一週間のようです。いままでぬるま湯に浸っていた自分にカツを入れる週なのかもしれません。

JUN 9 2025

瑛利奈

(C)ELINA