4/14~4/20
先週も相変わらずトランプ米大統領の関税政策に振り回された一週間でした。4月7日はニューヨーク株式市場で売り注文が殺到し、日経平均株価も過去3番目に大きい2644円の下落となりました。その後、トランプ米大統領は9日未明に発動した「相互関税」を、13時間余りのち、一部停止すると表明。また11日には相互関税の対象からスマートフォンやコンピューターなどの電子機器を除外すると発表。アメリカ国内のスマートフォンなどの価格高騰を緩和させるねらいのようですが、今度は半導体関税措置を来週にも発表するそうで、私などから見ても迷走感が否めない状況になってきました。何故アメリカ大統領がこのような独断的な権限を持っているのか?理解に苦しむところです。理解に苦しむといえば、日本でも物価高対策として「5万円給付」する案が浮上しています。自民党の森山幹事長は「補正予算に組み込む」などと言っていましたが、日本の国債残高など国の借金が1317兆円に上る現在、さらに国の借金を増やさないでもらいたいものです。言いたいことは止め処ないですが、本題の今週の星の動きに戻りましょう。16日に水星が牡羊座へ入場。18日には、長かった蟹座の火星がようやく獅子座へ移動します。最初に火星が蟹座へ入ったのは昨年(2024年)9月5日でしたが、11日4日に獅子座へ抜けたあと、12月7日から逆行し始め、1月6日から再び現在の蟹座へ逆行で入りました。トランプ政権が発足したのは1月20日ですから、火星が蟹座で逆行中のことでした。火星は2月24日に蟹座の17度で順行し始めました。よって、第二次トランプ政権は蟹座の火星しか経験していないのですね。そういえば、日本の石破政権発足の時も火星は蟹座でした。今週末の20日には太陽が牡牛座へ入場します。牡羊座の水星は別として、「獅子座の火星」、「牡牛座の太陽」、ともにマネタリー(金銭の)サインといわれるフィックスドサインに入ることになります。フィックスドサインは「金銭」の意味もありますが、「力」を行使するサインでもあります。また、フィックスド=定着ですから、カーディナルサインの蟹座のようにコロコロ変わることはありません。太陽、火星がィックスド=定着サインに入ってからの世界は落ち着きを取り戻すのでしょうか?注視していきたいところです。
14日(月)…今週は蠍座の月から始まります。大きな星の動きはなく、メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)を作るのは午前6時26分の月と冥王星のスクエア(90°)のみです。このアスペクト(星同士の関係)も今後の見通しの難しさを象徴しています。ただ、午後5時51分の太陽と金星のセミセキスタイル(30°)は悪くありません。今後の幸せの種蒔きをしていきたい気持ちを表します。
15日(火)も14日以上にジャーアスペクト(主要な星同士の関係)がまったくない一日です。月がコンジャンクション(0°)やトライン(120°)といった重要な関わりを持つのは小惑星ばかりです。午前7時25分には月は自己犠牲の小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)に。午前10時48分には月は調整の小惑星=パラスとスクエア(90°)を作ります。「いい案もないから、当分我慢するしかないか!」という感じです。ただ、午後1時19分の太陽と天王星のセミセキスタイル(30°)は…前日の太陽と金星のセミセキスタイル(30°)の時のように「種蒔き」を表しますが、太陽の相手が天王星なので、「前代未聞の未知の方法で新たな道を切り開こうか?」という好奇心の芽生えを促すでしょう。今の情勢だと「新しいところに投資してみる?」といったところかもしれません。
16日(水)はかなり動きがありますね。蠍座の月は第3デークに入ってきて、午前1時3分には魚座の金星とトライン(120°)を形成。ウィークデイではありますが、楽しい夜になりそうです。その後、ちょっと雰囲気は引き締まってきます。午前2時30分には月は天王星とオポジション(180°)に。また、何か新しいコトが起きそうです。午前3時59分には月は土星とトライン(120°)、午前9時51分には火星とトライン(120°)を形成。つまり火星、月、土星のグランドトライン(大三角)です。魚座の土星のそばには金星、水星、海王星が一群となっていますから、合計6個の天体からなるグランドトライン(大三角)ができます。ちなみに月が水星とトライン(120°)を作るのは午前11時23分、海王星とは午後12時50分です。「何かが起きる日」といわざるを得ませんね。逆に何かを起こしたい人にはチャンスです。一石を投じるとそれが波紋を呼んで大きなうねりになる可能性がある日です。月は午前11時36分に射手座へ入りますから、行動を起こすなら、午前中に。午前11時23分までに完了したいところです。
17日(木)もマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)ばかりの日ですが、唯一重要なものがあります。それは…午後1時10分の水星と海王星のコンジャンクション(0°)です。水星と海王星は「虚言癖」を表します。つまり…「嘘に注意」の一日です。嘘や心変わり、希望的観測、ひいては詐欺的言動などに惑わされやすい日です。逆にラッキーなのは芸術的な活動です。動画撮影やダンス、音楽制作などは感性が溢れ出て、豊作になるでしょう。
18日(金)…午後1時20分に火星が獅子座へ入場します。これにより、何事も真剣勝負モードに変わって、空気が引き締まってきます。蟹座の火星の時のような出来レースは通用しません。午後1時40分には射手座の月が金星とスクエア(90°)を形成。午後4時20分には月は土星とスクエア(90°)に。甘えた気持ちで行動するとペシャンコにされるかも。独立心、自己責任や自立心が大切です。午後8時37分になると、月は太陽とトライン(120°)を作ります。ようやく安心感を持てそうです。午後11時11分には月は山羊座へ入っていきます。
19日(土)…前日の50分程前から月は山羊座ですが、あいにく山羊座の月にはいいパートナーがいません。午前0時32分には月は海王星とスクエア(90°)、午前2時50分には月は水星とスクエア(90°)に。不安と失望が多いナーバスな夜です。夜が明けてからも、重要なアスペクト(星同士の関係)がない無風状態の一日です。特に成果を狙わずに、また、忖度もせず、粛々と自分のやるべきことに専念したほうがいいようです。
20日(日)、午前4時55分から太陽が牡牛座へ入ります。これにより、世界のテーマがガラッと変わりそうです。午前7時52分、火星が海王星とトライン(120°)を作ります。前日、19日は星の動きが低調でしたが、この火星と海王星のトライン(120°)を念頭において、前日から動くのもアリかもしれません。それほど火星&海王星の影響力は大きいと思います。これは「魔法にかける」アスペクト(星同士の関係)です。ミラクルやマジカルなど、演出効果を狙う動きにはチャンスです。経済ではインフレーションを表します。午後11時35分、今度は太陽が海王星とセミセキスタイル(30°)という準備段階を表すアスペクト(星同士の関係)を作ります。海王星は「夢」を見させてくれる惑星でもあります。世界がいい方向へ舵を切った…という夢を見るのかもしれません。
今週は蟹座でずっと逆行していた火星がようやく獅子座へ入場します。週末の20日には太陽もいよいよ牡牛座へ。このところトランプ関税に一喜一憂していた世界が確かなものを求めていくことになるでしょう。
APR 14 2025
瑛利奈
(C)ELINA