3/10~3/16
先週は…トランプ米大統領に世界が振り回された一週間でした。ロシアによる軍事侵攻を受けて行ってきたウクライナ支援を一時停止して、世界を動揺させました。その後、支援再開に前向きな姿勢を示すなど、日に日に対応を変えていきました。また、トランプ大統領に25%の関税をかけられたカナダのトルドー首相は辞任して、トルドー首相に交替してトランプ大統領に対抗することに。日本では石破政権が綱渡りで予算を通したと思えば、高額療養費制度を見直しを表明しました。5月の陽気が訪れたあと最強寒波に襲われるなど、陽気ともどもに振れ幅が大きい一週間でした。さて、3月も二桁になる今週ですが、太陽&土星のコンジャンクション(0°)や皆既月食など、イヤな星の動きが目立ち始めました。
10日(月)…今週は蟹座の第3デークの月から始まります。午前6時31分、月は海王星とトライン(120°)を作り、清らかな雰囲気漂う夜明けです。午前7時58分から月は獅子座へ。あいにく獅子座の月は夜半まで折り合いのいいパートナーが見つからず、午後1時47分には月は冥王星とオポジション(180°)、午後8時47分には月と太陽のセスキコードレート(135°)など、すべてが航してなかなか前に進まない日です。午後10時56分になり、ようやく月は水星とトライン(120°)の好調座相を作ります。難航とはいいながら、問題と正面から闘う、ダイナミックな一日です。
11日(火)は…二大吉星=金星と木星が獅子座の月を助けます。まず、午前1時20分、獅子座の月は牡羊座で逆行中の金星とトライン(120°)を形成。金星が逆行中でもあり、過度に遊び心を掻き立てるかもしれません。午前8時45分には月は双子座の木星とセキスタイル(60°)に。これが11日の中では最もラッキーな時間帯です。それ以降は日没に向けてダルいアスペクト(星同士の関係)が続きます。午後10時42分になって、愛の星=金星は牡牛座の木星とセミスクエア(45°)に。金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)です。愛する人と揉めないように気をつけてください。
12日(水)は…重要なアスペクト(星同士の関係)がメジロ押し。今週前半のクライマックスといえるでしょう。月は獅子座の第3デークへ。午前5時15分、月は天王星とスクエア(90°)を形成。日常の空気を掻き消すような鋭いアスペクト(星同士の関係)です。人や世界は…今の秩序を壊したい気持ちに。午前7時54分、水星は金星とコンジャンクション(0°)を作ります。水星は=若い感性、金星は=愛とアートです。午後4時55分、月は乙女座へ入場。その後、今シーズン最も重要なアスペクト(星同士の関係)が!太陽と土星のコンジャンクション(0°)です。今週14日(金)は皆既月食があり、その後はあまり新規の計画などはオススメできない期間に入りますから、この太陽と土星のコンジャンクション(0°)が最後の重要な決断のタイミングになります。ある意味、「現実の洗礼」を受けるようなタイミングです。ここをかいくぐるのは困難だけれど、無事に通り抜けた者は「ホンモノ」といえる…。ホンモノか?ニセモノか?運命によって仕訳されるようなアスペクト(星同士の関係)なのです。昨年(2024年)は2月29日、来年(2026年)は3月25日にもこのアスペクト(星同士の関係)は訪れます。みなさんも心して3月12日を過ごすといいでしょう。ただ、エネルギーを奪われるので、体力は奪われます。その後の休養とセットで考えるべきです。この日は午後4時55分から月は乙女座です。
13日(木)は…前日があまりに重厚だったため、ライト感覚で洗練された日です。月は午前9時以降、金星と水星にインコンジャクト(150°)を作っていきます。午後12時7分、愛の星=金星は調整の小惑星=パラスとセキスタイル(60°)を作ります。すべてのキーワードが美しい一日です。その後、午後7時12分、月と木星がスクエア(90°)に。最後に気が緩んでしまいそうですね。
14日(金)になると、乙女座の月が火星とセキスタイル(60°)、土星とオポジション(180°)を作ってゆきます。14日は満月です。…と同時に皆既月食です。しかし、昼間なので、皆既月食を日本で観察することはできません。むしろ目の当たりにできなくて、ラッキーだったのでしょう。月食といえば、月を蝕するドラゴンのシッポのある位置です、満月の時間帯から始まって、月が天王星とトライン(120°)を形成。次に太陽が天王星にセキスタイル(60°)を作ります。非常にクリエイティブな計画が盛り上がりますが、日食の壁を突破できるかどうか?いずれにしても強い意志が必要になるでしょう。
15日(土)、今週はイベント満載の日が続きます。月と海王星のオポジション(180°)で夜が明けていきます。午前3時58分から月は天秤座です。天秤座の月は午前10時26分、冥王星とトライン(120°)を形成します。そんななか、午後3時45分から水星が逆行し始めます。日没後、月は愛の星=金星とオポジション(180°)、午後11時過ぎには水星とオポジション(180°)を形成。一見感性を刺激されて、楽しそうに見えますが、順調に乗り切るには慎重さが必要な一日です。
16日(日)…日曜日の朝は月と木星のトライン(120°)という非常に好調なアスペクト(星同士の関係)から始まりますが、後が続きません。重要なアスペクト(星同士の関係)はこれと、午後7時前の月と火星のスクエアのみです。波瀾万丈の一週間の最後に燃え尽きた感のある2日曜日になりそうです。
今週は…太陽と土星のコンジャンクション(0°)と皆既月食。なかなか手強い面々が連続的に登場する一週間です。まだしも救いなのは、皆既月食の中心から日本が外れていること。皆既月食は南北アメリカの頭上で起こります。今の政治情勢を考えると、この上どんな副作用が残るのか?不安しかないという感じです。以前、皆既日食がアメリカ合衆国を横断したことがありました。そうそう!コレコレ! 皆既日食がアメリカを横断! これも第1次トランプ政権の最初の年でした。この皆既日食の影響も後まで残った記憶があります。今度は月食なので、また、横断ほどでもないので、これほど怖れる必要はないのかもしれませんが…。とにかく、気になります。
MAR 10 2025
瑛利奈
(C)ELINA