水瓶座の太陽、最初の洗礼は冥王星

1/20~1/26

先週、1月13日午後9時19分頃、日向灘を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生し、宮崎市などで震度5弱の揺れを観測しました。南海トラフの巨大地震が今後30年以内に起きる確率が「80%程度」に引き上げられましたが、これには日向灘の地震は影響していないようです。一方、世界は20日、アメリカのトランプ新大統領が就任しました。今週の星の動きを観ると、日本時間20日午前4時59分に太陽が水瓶座へ入場しましたが、最初に太陽と重要なアスペクト(星同士の関係)を作る惑星は冥王星で、これから私たちが想像する以上に世界が変わっていくことを暗示しています。

20日(月)は好調なアスペクト(星同士の関係)ずくめの一日でした。月は一日を通じて天秤座。午前1時31分、水星が金星とセキスタイル(30°)を作り、ワクワクしたムードを盛り上げます。午前4時59分にはいよいよ太陽が水瓶座へ入場。新しい時代の主役=太陽が登場します。午後12時5分には月が木星とトライン(120°)を形成して、いい雰囲気で一日のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)は出尽くしました。「大寒」といわれながら各地で3月並の気温というのもうなずけます。

21日(火)も引き続き月のサインは天秤座です。しかし、月の度数は後半へ差しかかり、20日のような好調座相はひとつも見当たりません。午前11時26分、水瓶座の太陽は土星とセミスクエア(45°)という金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)を形成したあと、いよいよ午後9時28分、太陽は冥王星とコンジャンクション(0°)に。トランプ大統領就任で世界は変わるのは分かっていますが、冥王星は「悉く破壊する」という意味を持つ太陽系外からやってきた準惑星です。多分トランプ大統領がやろうと思っていたこと以上の波及効果があるはずです。未来は「AIの時代」いわれていますが、水瓶座の冥王星が終わってみれば、AIを破壊し尽くす…なんてこともあり得るかもしれません。ちなみに水瓶座の冥王星がすべて魚座へ移行するのは2044年1月19日のことです。魚座の冥王星の技術となると、直接脳の神経にアクセスしてききたり、DNAを書き替えられそうな気もしますね。

22日(水)は日本の暦注で観ると一粒万倍日となっていますが、占星学では冥王星を巻き込んでの蠍座の半月で、面倒くさそうな日となります。まず、午前1時19分、月が蠍座へ入ります。まず、買い物にはあまりオススメではない月のサインです。午前4時50分、月が冥王星とスクエア(90°)を形成。謎を深掘りして、とんでもない事実が浮上するかもしれません。午前5時30分、減光期の半月です。物事にケジメを着けていく暗示です。午後12時11分、水星が調整の小惑星=パラスとコンジャンクション(0°)を形成。反省を促すアスペクト(星同士の関係)です。午後3時46分、月は自己犠牲の小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)に。認識を改めて、自分の責任を自覚する一日になりそうです。

23日(木)も蠍座の月が続きます。午前10時38分、月は土星とトライン(120°)を形成。足元を固めるアスペクト(星同士の関係)です。日没以降、月は連続して楽しいアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。午後5時50分には月は愛の星=金星とトライン(120°)、午後11時9分には月と水星がセキスタイル(60°)です。映画を観たり、音楽を聴くなど、趣味の時間が持てるでしょう。

24日(金)…日付が変わる午前0時7分、火星が天王星とセキスタイル(30°)を作ります。これは、眠っていてはもったいない革新的なアスペクト(星同士の関係)です。日本など、勤務時間ではない場合は、前日に準備しておくといいかもしれません。午前0時12分、月と火星がトライン(120°)に。筋トレには最適なタイミングです。午前5時48分、水星が火星とオポジション(180°)を作ります。神経が興奮するアスペクト(星同士の関係)です。不眠症に注意。午前7時7分には、水星が天王星とトライン(120°)を作ります。これは…使えそうな新しい企画が生まれます。この時間以降、24日の星の動きは好調です。他人を巻き込んで新しい計画に乗り出すチャンスです。午後1時28分、月が射手座へ入ります。これ以降、さらに冒険する気持ちが高まってくる可能性も。

25日(土)も終日射手座の月が続きます。午前9時52分、金星が小惑星=パラスとセキスタイル(60°)に。金星もパラスも美意識が高い天体です。今後のファッションの計画をチェックしたり、インテリアを変えてみるなど、よりイメージに近づけるにはいいチャンスです。午後12時20分、水星が自己主張の小惑星=ジュノーとセキスタイル(60°)に。何か気になる問題があったら、相手にアピールすると解決できそうです。

26日(日)のハイライトは…午前8時53分の金星と火星のトライン(120°)です。愛が成就するアスペクト(星同士の関係)です。なにせ早朝なので、このタイミングを頭に置いて、数日前から動くのもいいでしょう。金星は魚座、火星は蟹座ですから、相手のハートに向けてアピールすべきです。踏み込みすぎても、あなたの誠意があれば、問題ありません。ただ、理詰めで終わったり、自己弁護の言葉は避けたほうがいいでしょう。特にターゲットを定めなくても、他人と「心通う日」…と思ってください。午後10時42分から月は山羊座へ入ります。

今週の星の動きは、比較的ソフトなものが多いです。ただ、21日はタイトルになっている、太陽と冥王星のコンジャンクション(0°)がありますが。しかし、変化といっても冥王星の変化は前述通り、2044年までの19年をかけての変化なので、非常にゆっくりと進みます。また今週は天王星もいい意味でいまの軌道を予期せぬ方向へ変えてくれそうです。保守的な気持ちにならず、星が与えてくれる幸運を喜んで受け入れる…こんな気持ちで毎日を過ごすといいでしょう。

JAN 21 2025

瑛利奈

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