7/3~7/9
先週は久々に太陽が土星や木星と好調なアスペクト(星同士の関係)がありましたが、これらの正統派の星の動きは…海王星や天王星の人心を惑わす闇のパワーに覆い隠されてしまったように思います。ワグネルを率いるプリゴジンの反乱は…海王星のネガティブな側面としての「詐欺」、「裏切り」に加えて、「テロ」という意味がありますが、まさしくこの海王星が象徴する事件でした。アメリカの銃乱射事件や、日本での猟奇的な殺人事件も海王星的なテーマでしょう。フランスの抗議デモは海王星ではなく、天王星のテーマです。そんな一週間を経て、今月はまたもや主要な天体同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)が極端に少ない一週間になります。
3日(月)は…午前2時19分から月は山羊座です。現在、土星は魚座の第1デーク、木星は牡牛座の第1デークにおり、山羊座の若い度数の月とは仲良しです。3日は月の重要なアスペクト(星同士の関係)が少ないなかで、午後6時1分の月と木星のトライン(120°)は私たちに幸せな時間をもたらしてくれるでしょう。その後、午後8時38分、山羊座の満月です。この時間を以て、6月18日以来の出来事に一応の答えが出ることになります。
4日(火)は…午前中、月は水星とオポジション(180°)だったり、他にいいアスペクト(星同士の関係)は皆無ですが、午後に月が山羊座の第3デークに入るにつれて、午後1時29分には天王星と、午後10譜48分には海王星とセキスタイル(60°)の好調座相を作ります。先週のニュースに何か明るい兆しが見えてくるのかもしれません。
5日(水)は吉凶混交の一日です。午前1時45分、月は冥王星とコンジャンクション(0°)に。午後2時29分から月は水瓶座へ入場します。現在、小惑星=セレスは天秤座、小惑星=ベスタは双子座にいますから、午前8時~10時台に水瓶座の月は両方の小惑星にトライン(120°)を形成。ナイーブな問題が論議の的になる日です。午後6時28分、月は木星とスクエア(90°)を作って、予算オーバーに。こう書くとまさに子育て支援の問題を思わせますね。小惑星=セレスは「子育て」の小惑星ですから。
6日(木)は…殆ど不調和座相でなり立っている日といっても過言ではありません。不調和なマイナーアスペクト(第二義的な星同士の関係)もたくさんありますが、月と天王星のスクエア(90°)、月と金星、月と火星のオポジション(180°)などと続きます。ひょっとすると、金融や経済の分野でのよくないニュースがあるかもしれません。
7日(金)は午前0時47分の火星と海王星のインコンジャクト(150°)から始まります。午前2時32分、月は魚座へ入ります。その後、午後1時46分、月は土星とコンジャンクション(0°)を作って、現実が見えてくるでしょう。午後1時54分、水星が天王星とセキスタイル(60°)を形成。これにより、取捨選択の板挟みになっていた状況に風穴を開けるような新たな選択肢が登場することに。新しいチャレンジに大きく舵を切れば成功の糸口を発見する日です。革新していくことがテーマになります。
8日(土)は順調な土曜日になりそうです。午前3時47分、月は太陽とトライン(120°)を形成します。午後になって、月は魚座の第3デークへ入り、天王星~水星と、次々好調なアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。冒険が功を奏する一日です。また、8日は月も太陽も、加えて水星も繊細でエモーショナルな水のサイン中です。お互いに気持ちを大切にすることが重要なカギとなります。
9日(日)午前0時21分、魚座の月は海王星とコンジャンクション(0°)に。前日からの流れが続くと考えていいでしょう。午前4時18分から月は牡羊座へ入ります。ここから一気に流れは変わります。午後6時13分、土星が義務を表す小惑星=ベスタとスクエア(90°)を形成。前後しますが、午後3時57分に月は小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作っています。土星は自分の肩の荷の重さに気付いて、払いのけようとするでしょう。午後8時55分、月は自己主張の小惑星=ジュノーとスクエア(90°)を作ります。どうも、ひと騒動始まりそうな雰囲気です。
今週は…重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)は7日(木)の水星と天王星とセキスタイル(60°)のみです。意味は…発想の転換です。新たな考え方を採り入れて改革していく…と解釈してもいいでしょう。その後、その改革に重荷が伴うことを知ることになる…。こう考えると、改革したら、逃げるな!耐えろ!と…いうことになるでしょうか?今週は天王星の先進的ないいところを生かしていく一週間になりそうです。
JULY 3 2023
瑛利奈
(C)ELINA