5/8～5/14
先週は…冥王星逆行や月食など、地下に関わる天体の不気味な動きがありました。一週間経過して、現実には…5月3日にはクレムリンへのドローン攻撃、また5日には石川県珠洲市の流体地震といわれる震度6強の地震がありました。そして日食があった6日にはロンドンのウェストミンスター寺院で英チャールズ国王の戴冠式が行われました。私は、5月3日のクレムリンのドローン攻撃のホロスコープを作ってみたのですが、メディアでよく言われている自作自演の「偽旗作戦」の可能性が強いように思います。同時にロシアの政権内部では分裂があるのを表しているように感じました。今後のウクライナ情勢にどんな影響があるのか？気になるところです。今週の星の動きも相変わらずさほどダイナミックなものはなく、目立つのは10日の太陽と天王星のコンジャンクション（0°）のみ。その他、金星の動きが多くなっています。
8日（月）は…午前7時10分、金星が冥王星にインコンジャクト（150°）を作ります。これは…葛藤や問題を感じながらもすぐには動けない、ストレスに満ちたアスペクト（星同士の関係）です。地球を囲む太陽系の中でこんなストレスの関係が生まれているのですから、私たち個々の人間もストレスを感じるのは当たり前です。たまたま日本列島は荒れ模様で豪雨に見舞われたりしています。月は満月時の蠍座からひとサイン先の射手座です。
9日（火）になると…午前5時27分、射手座の月が木星とトライン（120°）に。私たちはストレスから解放されて、喜びを感じ始めます。その後、午前8時32分から月は仕事を司る山羊座へ入場します。午後になると、月は…ドラゴンヘッド（ノースノード）、土星、水星と次々に好調座相を作って、人の和を重んじたり、責務を果たす喜びを感じたりなど、会社や組織中心の一日になりそうです。
10日（水）は…午前4時55分、太陽が天王星とコンジャンクション（0°）を形成。今週でいちばんインパクトのあるアスペクト（星同士の関係）です。天王星は革命、改革の惑星です。この天王星が太陽という権威を革新していく暗示です。しかし、コンジャンクション（0°）というのは、またの名をダウトフルアスペクト（星同士の関係）といい、吉凶混交なのです。いい方に転べば改革、時には大胆すぎる決断をしたり、個人主義に走って独走態勢に入ったりすることも。たしかに分裂しやすい日ではあります。
11日（木）は午前11時5分までは月は山羊座です。山羊座の月のうちは、大胆に攻める気持ちが強いでしょう。午前11時5分以降、月は水瓶座へ入りますが、その後は少し弱腰で、人間関係に悩みそうです。
12日（金）午後5時41分、逆行中の水星が土星とセキスタイル（60°）を作ります。連休中に溜まった仕事を片付けようと、仕事の虫になってしまうようです。午後11時28分、月は太陽とスクエア（90°）に。先週の月食から数えて一週間。その間に起きた出来事の一応の見通しが立つタイミングです。
13日（土）は…週末らしく楽しいアスペクト（星同士の関係）が続きます。まず、午前11時43分、愛の星＝金星が水星とセキスタイル（60°）を形成。誰かお近づきになりたい人がいたら、この時間までに連絡をしてください。誘うなり、口説くなり、心のおもむくままに伝えるべきです。午後12時15分も月が木星とセキスタイル（60°）を作って、ラッキーな時間帯です。午後1時38分から月はムーディな魚座へと移動。さらに気持ちを伝えやすくなるでしょう。午後3時56分には、愛の星＝金星が土星とトライン（120°）を作ります、土星は…いってみれば恒久的な絆を作る真面目な惑星です。「この先ずっと！」という言葉が頭に浮かぶかもしれません。午後8時18分、魚座の月はドラゴンテイル（サウスノード）という秘密のポイントとトライン（120°）を形成。外に出たくなくなる気分になるはずです。
14日（日）も月以外の天体はメジャーアスペクト（星同士の関係）を作りません。午前0時11分、月が土星とコンジャンクション（0°）を作った直後、午前0時50分、月は蟹座の金星とトライン（120°）を形成します。これは、前日の金星＆土星のトライン（120°）に月が乗ってきたと考えるべきでしょう。お互いの気持ちを確かめるにはいいアスペクト（星同士の関係）です。
今週は10日（水）に…太陽系の主人としての太陽が、2018年から牡牛座に陣取っている天王星にコンジャンクション（0°）を作る重要なイベントがあります。太陽はもっとも正統派な天体ですが、反対に天王星はもっとも異端派の惑星です。この二つが相まみえることになります。まったく性質の違う二つの天体が化学反応を起こすのですから、ある意味、何が起きるかわからないというスリリングな一面もあるのです。その後13日（土）、脇役の金星と土星が太陽を囲んでトライン（120°）の絆を固く結んで、事態を収拾してくれる見通しです。ひと波瀾もありつつ、その後、居場所を見つける…。そんな一週間になりそうです。
MAY 8 2023
瑛利奈
(C)ELINA
