目先の失望に惑わされないで

8/29~9/4

新型コロナウイルスの感染者数は、太陽が乙女座に入ってからようやく減少傾向がみえてきました。一方、コロナ感染した岸田総理がテレワークをする様子は何かとメディアから揶揄されているようです。もっとも岸田総理のリモート期間中に出てきた新型コロナの全数把握見直しの議論は各自治体の知事に裏切られて二転三転しています。私などの素人から見ても、患者さんの情報をカルテからプリントアウトして、もう一度入力し直すという国が開発したハーシスというシステムは不合理極まりなく理解不能でしょう。日本在住の人間なら、みな国民健康保険など保険に加入しているはずですし、保険証番号だけで参照できないものでしょうかね?また、ワクチン接種用の通し番号も生年月日さえ分かれば、アクセスできるはずです。そもそも以前から思っていることなのですが、政府や行政の仕事に携わる人たち、それとマスコミ関係者は文系出身の人ばかりのようです。理系出身者が半数でもいれば、もっと合理的に処理できるのではないかな?と。江戸時代など、近世以前の日本人はほぼ農民か、もしくは職人で、物作りをしている人=農学系、工学系の人たちでした。つまり、日本人はみんな理系の仕事をしていたのです。それが明治以来、特に戦後になって、経済中心の世の中になり、みんな文系になってしまった…これが、そもそも誤りだったのでは?などと考えています。

脱線してしまいましたが、今週は太陽のアスペクト(星同士の関係)は少なく、金星の活動が目立ちます。前の話の続きでいうと、どう考えても金星は文系の惑星ですね。今週は私たちの情緒的な部分が星に操られる一週間のようです。

29日(月)午前3時27分、前述の金星が土星とオポジション(180°)を作ります。金星は獅子座、土星は水瓶座中です。これは…私たちの情緒に少なからず影響がありそうです。続いて午前8時26分には乙女座の月が夢想的な惑星=海王星とオポジション(180°)に。現実の厳しさに苦々しい想いを感じながら、揺れ動く暗示です。その後、午後12時7分に月が山羊座の冥王星とトライン(120°)を作り、現実に立ち戻る…といった感じです。午後6時44分から月は天秤座へ入ります。

30日(火)は木星のアスペクト(星同士の関係)が目立つ日です。木星は豊かさや高貴さ、教養などを表す惑星です。午前3時29分には金星が木星とセスキコードレート(135°)の不調和なマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)を形成。その後、午前7時59分には月が木星とオポジション(180°)、午後7時8分には太陽が木星とインコンジャクト(150°)を作ります。いずれもよくないアスペクト(星同士の関係)ですから、木星の持つ贅沢で浪費をする一面が露呈されるでしょう。前日から世界の株価は暴落しているようなので、私たちは「お金と経済」に注目することになるかもしれません。

31日(水)は…週明け以来の流れを調整する日です。月は前日から引き続き天秤座ですが、月以外の惑星のアスペクト(星同士の関係)がまったくありません。午前9時12分の月と土星のトライン(120°)を中心として、引き締めモードが強くなります。

9月1日(木)…あっという間に今年も残すところあと3分の1になりますね。午前2時10分から月は蠍座です。午後8時51分に…今週では数少ない火星と木星のセキスタイル(60°)という好調座相ができます。しかし、午後2時台に月が火星&木星に対してヨードというしがらみのようなポイントに入ります。問題が決まりそうで決まらない…。日没後、月がこのポイントを過ぎていくので、ようやく火星の行動力と木星の自信に満ちたパワーが発揮されそうです。

2日(金)は…前日午前1時36分に形成された金星と海王星のインコンジャクト(150°)に加えて、金星が冥王星とインコンジャクト(150°)を作ります。これは…1日の月のヨードよりも深刻です。何故なら、金星は惑星なので、月のように早く通り過ぎないからです。今年6月21日の日本の夏至図を観ると、金星は岸田政権の表示星になっています。となると…岸田政権がかなり難しい判断を迫られるかもしれません。しかし、なかなか決断できず、立ち往生しそうです。岸田さんでなくとも、誰しも葛藤としがらみの中で、なかなか決断できない日と言えるでしょう。

3日(土)は…相手は小惑星ですが、午前3時8分に形成される金星と小惑星=ベスタのオポジション(180°)が目を引きます。蠍座の月を加えるとT字スクエアになります。これまで一生懸命努力してきたことを投げ出したくなるアスペクト(星同士の関係)です。その後、午前7時39分から月は射手座へ入場。午前10時49分には水星が木星とオポジション(180°)に。う~ん、世論が混乱しそうですねぇ。世の中の大勢を占めるようにみえる意見に流されるのは危険です。判断を誤りやすい日です。感情に流されて意思が挫けたり、表層的な意見に同調したりせずに、あなた自身の信念を貫くべきです。また、議論が多い一日ですので、言い過ぎないように気をつけましょう。

4日(日)午前3時7分、射手座の半月です。乙女座の太陽は山羊座の冥王星とセスキコードレート(135°)を形成します。今週後半の傾向として、引き続きお金の問題に関心が集まりそうです。とかく目の前のことに囚われて、理想を忘れがちに。午後4時27分に月が小惑星=セレスとトライン(120°)を作るタイミングを契機に落ちついた感性を取り戻すでしょう。日没後の月と土星のトライン(120°)を始め、10時台の金星と小惑星=パラスのセキスタイル(60°)は貴重です。美しい環境と良い人間関係の大切さに再び気付くことになりそうです。

今週は…獅子座の太陽の季節と違い、日々の生活やお金の問題がテーマになりそうです。しかし、目先の損得勘定に惑わされて、大切な人の気持ちを失うようなことになれば、損失はそちらの方が大きいのです。ウクライナ戦争もすでの6ヶ月が過ぎましたが、ウクライナ情勢を考えながら、私たちも正しいと思ったことは最後まで貫く…この気持ちを忘れないようにしたいものです。

AUG 29 2022

瑛利奈

(C)ELINA