週末、新たなフェーズへ

3/14~3/20

ロシアによるウクライナ侵攻の勢いは日々激しさを増しています。しかし、ウクライナの首都、キエフ陥落はプーチン大統領の思惑とはうらはらに、そう簡単ではないようです。戦争の報道を目の当たりにしながら、心を痛める毎日が続いています。

先週は牡牛座の天王星と戦争との関係について書きましたが、占星学でいうところの戦争を表す星の配置は…天王星だけではなく、天王星に対して土星が不調和なアスペクト(星同士の関係)を形成することがポイントです。Googleで第二次世界大戦を検索すると「1939年9月の英独戦争に始まり、1941年6月の独ソ戦争、同年12月の太平洋戦争を経て、1945年5月ドイツの、同年8月日本の降伏で終わる戦争をいう」と出てきますが、天王星に土星がコンジャンクション(0°)を作ったのは1942年5月3日です。普通、逆行も入れて、三度は同じアスペクト(星同士の関係)が繰り返されるものですが、この時は一回だけです。次にスクエア(90°)を作ったのが、1951年12月~1952年にかけて。この時は朝鮮戦争でした。その後、土星と天王星のオポジション(180°)は…1965年4月1日~1967年1月7日まで、5回起きています。これは…ベトナム戦争です。この記事を読んでいらっしゃるみなさんの中にもこの時期に生まれた方はいるかもしれませんね。その後、途中は割愛しますが、昨年(2021年)には2月18日と6月15日、12月24日の三度、土星と天王星がスクエア(90°)を作っています。過去のウクライナ情勢関連のニュースを調べてみると、2021年の11月にはプーチンはウクライナ侵攻の計画を固めていたようです。ここは…「瑛利奈の今週の運勢」ですから、「この先どうなるか?」をみなさんは期待していると思います。「戦争」を表す土星と天王星の不調和なアスペクト(星同士の関係)は昨年(2021年)の12月24日で終わり。今後、10年は訪れません!つまり、これからは…ここまでエスカレートしてしまった事態をいかに収束させるか?ということになると思います。というか、いや、願いたいと思います。前置きが長くなってしまいましたが、今週は…前半は重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は殆ど見られませんが、18日(金)を皮切りに大きな動きが出てきそうです。

14日(月)は…午前0時44分、月が蟹座の28度で冥王星とオポジション(180°)を形成。その後、月は明け方に獅子座へ入りますが、概ね不調和なアスペクト(星同士の関係)で終始します。とはいっても、相手が木星や金星、海王星などですから、何となくだらけた一日という感じです。ただ、午後4時17分、月が火星とオポジション(180°)に。これは…一般的な解釈でも「戦闘激化」を意味しますから、ウクライナ情勢は悪化する暗示です。

15日(火)は…吉凶混交の一日です。おもに午前中はロマンチックだったり、癒やしに満ちた星の動きが多く、私達の感性は少年少女のように胸がキュンとすることが多いでしょう。正午をまわってから、月が小惑星=ジュノーとオポジション(180°)や木星と不調和など、なにかと言い分が対立して、議論になることが多くなります。午後7時55分には月が土星とオポジション(180°)、現実の壁にぶつかって、自信をなくすことも。午前と午後、二つの顔を使い分ける必要があるかもしれません。

16日(水)は獅子座の月が海王星とインコンジャクト(150°)から始まり、その後、昼にかけて、太陽や冥王星ともインコンジャクト(150°)を形成。確かな見極めがつかない日です。午後1時58分に月は乙女座へと移動します。しかし夕刻、またもや月は小惑星=ベスタとインコンジャクト(150°)に。事態が流動的なので、様子見するしかできない一日です。

17日(木)は知性の星=水星が活躍する日です。新しい意見を唱えるアドバイザーが現れたり、新たな分析結果が出てくるなど、見識を改める機会が多いでしょう。午後9時13分、水星が天王星とセキスタイル(60°)の調和座相を作ります。新たな要素が加わり、新しい展開が期待できそうです。もしも、何か結論を出さなければならないテーマがあったら、この時間に何が起こるのかを見極めてからでも遅くないでしょう。

18日(金)午後4時17分、乙女座の満月です。3月3日の新月あたりから始まった問題の結果が出るタイミングです。私達は努力してきたことへの気持ちの盛り上がりを感じて、一応の充足感を感じるはずです。

19日(土)は…この一週間で最も重要な一日です。まず、午前4時7分、魚座の28度で太陽が冥王星とセキスタイル(60°)を作ります。前回の太陽と冥王星のセキスタイル(60°)は2021年の11月17日ですが、この翌日の18日、プーチン大統領は「西側諸国がロシア政府の発する『レッドライン』の警告を軽視している」との見解を示しました。このように、何か新しいことが明らかになるタイミングです。その後、午後8時16分には金星が天王星とスクエア(90°)を形成します。プライベートな占いではこれは離婚などの「別離」を表すアスペクトです。太陽が魚座へ入ってから、星の配置はあまり大きな動きはありませんでしたが、ここへ来て一気に次のフェースへと移行していきそうです。

20日(日)の月は天秤座の15度から始まります。月は小惑星=ジュノーや土星とトライン(120°)で調和座相です。夜半になって冥王星とスクエア(90°)を作りはしますが、感情のセーブが利いて落ち着きを取り戻せそうです。月のサイン、天秤座のテーマは「いかに相手と協調するか」です。視野を広げて大人の判断ができそうな日といえましょう。

MAR 14 2022

瑛利奈

(C)ELINA

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