太陽と幸運の木星が合に!

2/28~3/6

先週は…21日 にロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の分離独立派が実効支配する「ドネツク人民共和国」および「ルガンスク人民共和国」を国家として承認する大統領令に署名し、ここからウクライナ情勢がさらに緊迫化し始めました。ただ、星の動きを観ると、先週の一週間にことさら戦争のトリガーとなるようなものは見当たらないようです。ただ、プーチン大統領のホロスコープを作ってみると、出生図からしてそもそも緊迫感が溢れています。プーチンの太陽は天秤座ですが、蠍座にある金星を囲んでフィックスドサイン(=力を表す)にワイド(軽度)なグランドクロスがあって、昨年から始まった戦争を意味する水瓶座の土星と牡牛座の天王星のスクエア(90°)がプーチンの金星に重なり、刺戟していたようです。ウクライナのゼレンスキー大統領もフィックスドサインにT字スクエアがあって、やはり同じポイントで噛み合ってしまうのでしょう。客観的に見れば、先週は比較的好調な星の配置だったのですが、もしかすると、この好調さに助けられて、ロシア側の準備が進んだのかもしれません。

そんな世界的な有事の最中ですが、今週は…重要な星の動きが続きます。というか、これから年に一回しかない太陽と木星の会合というラッキーなイベントが訪れるのです。

28日(月)の月は水瓶座。この日は月が重要な惑星と好調になることはなく、好調なアスペクト(星同士の関係)を持つのはセレス、パラスなど、小惑星だけです。午後6時33分、火星がドラゴンヘッドとトライン(120°)の好調座相を作ります。火星は戦い、ドラゴンヘッドは仲間を表しますから、ウクライナ情勢も周囲の結束が固まるのでしょう。

3月1日(火)は金星がドラゴンヘッドとトライン(120°)を形成。先週、このところ「金星、火星はランデブー状態」と書きましたので、金星&火星がそろってドラゴンヘッドと好調になります。ウクライナ情勢ならずとも、味方を増やしたり、情報を共有したりするのにいいタイミングです。

2日(水)、午前8時5分、魚座の太陽が天王星とセキスタイル(60°)を作ります。予期せぬ助けが現れたり、新たな方向に舵を切るチャンスです。午後7時32分、水瓶座の18度で水星が土星と合(0°)に。現実の壁を感じる時です。しかし、このタイミングで選択した決断は非常に重く、リアリティの裏付けがあるものです。午後8時34分、魚座の新月です。ここから新たな月のサイクルの始まりです。

3日(木)は正午前に火星が冥王星と合(0°)を形成。火星は戦いの星ですから、戦争は激化する暗示です。冥王星が火星のリミッターを外してしまいます。その後、午後8時55分、今度は金星が冥王星と合(0°)を作ります。火星は行動様式、金星は内面の感情を司りますから、これにより、心身共に本音が露わになることに。

4日(金)の月は…午前3時52分より牡羊座。前後の日に比べて、穏やかな星の動きです。疲れを癒やしたり、心を整えることがテーマの一日です。

5日(土)午後5時6分、太陽が幸運の惑星=木星と合(0°)を形成します。前回太陽と木星が合(0°)になったのは…昨年(2021年)の1月29日です。その日以来ですから、13ヶ月ぶりのラッキーディといえます。今週は「この日の、この瞬間のためにある」といっても過言ではありません。度数は魚座の14度58分です。魚座さんに特に木星の恩恵に浸れるでしょう。次いで、蟹座さん、蠍座さんもチャンスをものにできます。その他のサインの方もそれぞれのホロスコープのどこでこのアスペクト(星同士の関係)が起きるか?が大事です。一般的な象意としては太陽は自分の野心や意思。木星は物心ともに恵まれる暗示ですから、あなたが今何かを狙っているとしたら、このタイミングに合わせて準備をし、行動することです。忙しくてそれどころではない方には一応の仕事のゴールが待っているのではないでしょうか?少なくとも勇気や新たな気付きを与えてくれる星の配置ですから、今週は週末目指して、全力投球で過ごすといいですね。

6日(日)、午前9時22分、戦いの星=火星が水瓶座へ入ります。その7分後の午前9時29分、愛の星=金星が水瓶座へ入場します。7分差とは!火星と金星はこんなに接近しているんですね!火星、金星はこれまで山羊座にいたわけです。実利的な山羊座から金星、火星雅水瓶座へ移動することにより、時代の雰囲気は大きく変わることになります。利益を計算して足下ばかり見ていた私達の目線は上を見上げることになり、理想や原理などの裏付けや論理的な正当性を優先するようになります。ウクライナ情勢も地理的な制圧よりも、政治的理念など、心の問題にこだわるようになるでしょう。山羊座の金星、火星の時代は、双方とも条件で動く可能性はあったかもしれませんが、それが水瓶座へ移動したとなると、さらに決着が難しくなる可能性はあります。私達にとっては、愛情も努力も精神的なバックボーンを大切にするようになりそうです。

FRB 28 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

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