1/17~1/23
先週は…1月15日にトンガで海底火山の大規模な噴火がありました。当初は日本へ津波が来ることは想定されていませんでしたが、気象庁の観測史上初めてとなる海底火山の噴火に伴う「風振」という現象により、太平洋沿岸の世界各地へ津波のような大波が押し寄せました。被害に遭われた方、心からお見舞い申し上げます。また、16日の深夜は私の携帯もひっきりなしに津波警報が鳴り、眠れなかった方も多いと思います。この海底火山噴火のチャートを作ろうと、データを探してみたのですが、あいにく噴火したポイントの正確な緯度経度が分からないため、トンガの首都、ヌクアロファでホロスコープを作ってみました。噴火の時刻は現地時間午後5時10分ごろになります。気象衛星の動画を見ても、すぐに日没が訪れています。これを観ると、やはり16日の太陽と冥王星の合と関わりは深そうです。
また、今日は1月17日ということもあり、1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災に関するニュースもありました。その日は火曜日で、私は当時も仕事はオフの日でしたので、地震の映像を見ながらテレビの前から動けなくなったことを記憶しています。この時のチャートは太陽が天王星と非常に正確に合(0°)、その上海王星もオーブ3°で合(0°)になり、太陽を海王星と天王星が囲んでいました。また、蟹座の満月でした。当時は海王星や天王星などの重惑星が山羊座に集まっていた時代で、やはり太陽は…山羊座の25度、26度でした。
とはいえ、今週の星の動きは…相変わらず太陽の重要な惑星とのアスペクト(星同士の関係)は非常に少なく、また、月を除いた星同士のスクエア(90°)、オポジション(180°)という不調なアスペクト(星同士の関係)は何ひとつありません。これまでの流れを変えるようなキッカケは見当たらないようです。
17日(月)の月は蟹座。蟹座の月は午前5時50分に金星とオポジション(180°)。また、土星、火星、木星などと不調なマイナーアスペクト(惑星同士の二義的な関係)を作るなど、日没まではこれといった効果的な動きはありません。午後7時台から小惑星=パラスや海王星とトライン(120°)を形成して、ようやく順調にこれからの見通しが付いてきそうです。
18日(火)、午前8時48分、蟹座の満月です。度数は月=蟹座27度50分、太陽=山羊座27度50分。当面の結果が出る日です。
19日(水)午前0時25分、牡牛座の10度で、これまで逆行していた天王星がいったん留まり、順行に向きを変えます。多分、これもトンガの海底火山などの地殻変動や活動に秘かに影響を与えていたと思われます。また、トンガの海底火山は…一度噴火が始まってしまった以上はしばらく続くことになるでしょう。この日、獅子座の月は…水瓶座の水星、土星、さらに順行に変わった天王星とT字スクエアを形成します。今週のなかでは最も注意が必要な配置といえましょう。
20日(木)午前11時38分、太陽が山羊座から水瓶座へ入場します。私達のテーマは山羊座から水瓶座へと変わっていく…ということですが、具体的にいうとどういうことなのか?自由を表す水瓶座にもかかわらず、皮肉にもまん延防止等重点措置が適用されることになってしまいそうです。
21日(金)の月は乙女座です。午後7時以降、月は牡牛座の天王星、山羊座の金星と、次々トライン(120°)の好調座相していきます。地象サインのグランドトライン(正三角)になりますね。現在金星がいる山羊座さん、そして牡牛座さん、乙女座さんには楽しい愛のチャンスになりそうです。
22日(土)は…午後2時43分、乙女座の月が海王星とオポジション(180°)を作ったり、水瓶座で逆行中の水星が小惑星=ベスタ、それに加えて木星と変形ヨードを作るなど、物事がうまく行きそうで行かない、現在地がハッキリ見えないなど、立ち往生する暗示です。先を急がず、消極策をとるしかない日です。
23日(日)になると星の配置は好転します。午前7時2分から月は天秤座へ。その後、午後12時42分には月は太陽とトライン(120°)の好調座相を作ります。今後の方向性も掴めて、ようやく未来の指標が見えてきそうです。
このところ、オミクロン株の感染拡大やトンガの海底火山噴火など、いろいろありましたが、星の配置としては…この一週間、月を除くと惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は不調和なものはひとつもありません。いまの問題が片付かない…など、悩みを抱えている方もいらっしゃると思いますが、当面悪い方へ動く要素はなさそうです。逆に、時間を作って、今のうちやりたいことや楽しみたいものなどをドシドシ手がけていくほうがいいかもしれません。タイムイズマネーとはこのことなのかも…。
JAN 17 2022
瑛利奈
(C)ELINA