11/22~11/28
先週、19日(金)の「日本全国で観測可能な『ほぼ皆既』」は…89年ぶりといわれるだけあって、圧巻でしたね。しかし、この月食がどんなメッセージを私達の心の中へ忍ばせたのか?中身がちょっと不安でもあります。今週は…11月5日に金星が山羊座へ入ってから、火のサインがゼロだった太陽系に元気な射手座の天体が続々と増えてきます。また、今週は重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、比較的穏やかな星の配置です。
22日(月)午前11時33分、いままで蠍座を通過していた太陽が射手座の領域へ入ります。これにより、一年で最も昼の時間が短い一ヶ月へと入っていきます。しかし、蠍座の静けさと違い、射手座のシーズンは冬本番に向かうにもかかわらず、クリスマスを待つ気持ちが楽しいワクワク感になったりもするようです。とはいえ、射手座の本質は「深遠な哲学」です。長い夜が私達を精神的なものへと惹きつけるのかもしれません。
23日(火)の月は蟹座。勤労感謝の日です。現在、太陽系の暴れん坊の2つの惑星、火星&天王星はオポジション(180°)の関係にありますが、これに対して23日の月は調停座相という両者を取り持つポイントに来ます。月が火星、天王星のエネルギーをなんとかうまくコントロールして、穏便に着地できる一日でしょう。
24日(水)になると月は第3デークへ。午前5時50分、月は海王星とトライン(120°)を作ります。思いやりや人助けなど、海王星がテーマに。やや感情的に流されることも…。
25日(木)午前0時36分、知性の星=水星が射手座へ入ります。射手座は前も書きましたが、学問研究や深遠な哲学を意味します。ところが、知性の星=水星にとって射手座はデトリメントといって、もっとも力を発揮しにくいサインになります。真理を探究したいがために忙しく動き回る性質が顕著になります。となると…社会的な人の動きは活発になっていくでしょう。午前0時58分から月は獅子座へ入ります。
26日(金)…獅子座の月、二日目です。今度は23日の蟹座の月と違い、月は…火星&天王星を敵に回して、T字スクエアを形成。今週のなかでは対立の多い一日になるでしょう。
27日(土)は午前11時11分から月は乙女座へ。午後12時49分、太陽は小惑星=セレスとオポジション(180°)に。午後8時38分には月が小惑星=セレスとスクエア(90°)です。小惑星=セレスは子育ての小惑星です。この日は…子供に絡む問題が議論されるでしょう。その後、午後9時27分には半月です。先週の月食を経て、来週の日食への通過点となります。
28日(日)も、引き続き小惑星=セレスのアスペクト(星同士の関係)がよくありません。今度は水星が小惑星=セレスとオポジション(180°)です。水星は勉強の星です。子供の教育を巡ってなかなかいい結論が出そうもない一日です。午後7時24分、太陽が義務を表す小惑星=ベスタと合(0°)に。今後のスケジュールがハードになっていく暗示です。
このところ、荒波続きの太陽系でしたが、今週は大きな浮き沈みはなく、日常的なテーマに終始するでしょう。今週の星から考えると、今後の目標が高すぎたり、あるいは、関心が偏りすぎたりする傾向があります。まずは、視野を広く持って、焦らず、いまできることから少しずつ始めてみよう!何事もこんな気持ちで取り組んでいくといいでしょう。
NOV 22 2021
瑛利奈