水瓶座の土星は早い梅雨入り?

5/17~5/23

全国の自治体で高齢者の新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりましたが、一方では九州~東海地方で、平年より3週間早い梅雨入りとなりました。東海地方は1963年以来、58年ぶり。近畿地方は観測史上最も早い梅雨入りになったとのことです。1963年のこの時期のホロスコープを作ってみると、やはり土星が水瓶座で、現在と同じサインでした。土星の公転周期は29年ですから、58年前というと、今より太陽の周りを2回、公転する前ということになりますね。一周前の土星が水瓶座の時期は1991年~1993年ですが、やはり1991年と1993年は早い梅雨入り4位(1991年)と3位(1993年)になっているようです。ただし、3位の1993年は梅雨入りの8日ほど前に土星は魚座へ抜けていますが。気象に与える影響としては8日はタイムラグの範囲内でしょう。

週明けの17日(月)は牡牛座最後の太陽の重要なアスペクト(星同士の関係)があります。先々週の「瑛利奈の今週の運勢」、「5日から星は緩む…」の中の5月6日の項目に金星が冥王星とトライン(120°)があり、私はこれを「何か新しい出来事が発表される」と書きました。その後の報道によると「国が『赤木ファイル』の存在を認め」たのが5月6日でした。「赤木ファイル」というのは安倍政権時代の森友学園問題で、決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さんが経緯を詳細にまとめて残したファイルのことです。国が頑なにその存在を否定していたものが裁判所に提出されることになったのです。この事実が明るみに出たのが、金星が冥王星とトライン(120°)を作った日だったのです。17日(月)に冥王星とトライン(120°)を作る相手の天体は太陽ですから、この時以上に重要な「何か」明るみに出るはずなのです。ただし、多分、テーマは森友学園問題ではないと思いますが…。

18日(火)は今週の中では小ぶりの動きが多い一日です。特に金星のアスペクト(星同士の関係)が目立ちます。心の問題やエンタメのニュースなどが多い日となるでしょう。

19日(水)は小競り合いやイザコザが多い日です。特に午後5時42分の水星と小惑星=ジュノーのオポジション(180°)は議論がエスカレートする暗示です。言い過ぎなど言葉の災いに注意してください。

20日(木)午前4時12分、半月。今週のなかでは折り返し点です。その後、午前10時58分、金星が土星とトライン(120°)の好調座相を形成します。ミラクルは少ないですが、地に足が着いた結論が出る日です。

21日(金)午前4時36分、4月20日から牡牛座を通過していた太陽が双子座へ移動します。これまでの牡牛座の時期は緊急事態宣言を始め、あまりいいことがなかったですね。たしかに水瓶座の土星と牡牛座の天王星がスクエア(90°)を形成しているのをバックに太陽が牡牛座を通過するわけですから、減速せざるを得ないじょうたいになるのも尤(もっと)もです。双子座へ入れば少しはいいことあるのかな?と思いますが、太陽がまだこの位置だと今年の春分図の8ハウスといわれる「死のハウス」を通過中ですから、あと8日くらい経たないと「死のハウス」を抜け切りません。ただ、サインが変わっただけでも光が見えてくる感じはあるでしょう。

22日(土)…光を求めて双子座へ入った太陽を木星がスクエア(90°)で誑(たぶら)かします。これは…いたずらに喜んですぐに失望する暗示です。幸運を急いで浮き足立たないようにしたいものです。

23日(日)午後6時18分、土星が一時停止して、逆行を始めます。早くも政治情勢の波瀾の時代が訪れる暗示です。土星が逆行を始めると、秩序を司る土星のパワーが半減するわけですから、パレスチナ情勢はもとより、各国の政権運営が空回りしたり、システムがキチッと稼働しなくなる可能性のある期間なのです。次に土星が順行するのはこの秋、10月11日になりますから、せっかく決まり罹った物事がひっくり返ったり、しばらくはドタバタするのです。しかも来週には月食もあります。こうしてみると今週は前半にしっかりと方針を固めておいた方がいいかもしれませんね。まずは、結果を出したいのなら、先手必勝ですね。

MAY 17 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

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