土星が妥協の線を示す

3/29~4/4

先週は…3月23日にタンカーが座礁してスエズ運河を封鎖するという事故がありました。現在も320隻以上のコンテナ船が通過待ちで、世界の物流に大きな影響が出ています。しかし、最新のニュースによるとタンカーは浮力を取り戻し、今日(29日)の満潮時に脱出できる可能性があるとのことです。エヴァーギヴン号が座礁したのは現地時間午前7時40分とのことで、ホロスコープを書いてみると、MC(ホロスコープの頂点)に冥王星、ASC(ホロスコープの起点)に天王星が引っかかっています。エヴァーギヴン号の船主は日本の会社のようで、今後が心配ですね。さて、今週の星の配置ですが…今週は土星が主要な天体をガッチリとガードして、地に足が着いた一週間になりそうです。

29日(月)はまだ太陽など、主要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はないですが、天秤座の月が土星、火星、木星とトライン(120°)の好調座相を形成して、安定感があります。午後8時に月が木星とトライン(120°)を作ります。木星は古くから航海を表す惑星です。エヴァーギヴン号もこの流れに乗って動き出すのではないか?と期待が持てます。

30日(火)は…午前5時23分に魚座の水星が海王星と合(0°)に。まさに海王星は海を意味する惑星ですが、モヤモヤとした掴みどころのない性質を持っています。スエズ運河座礁事件を離れて考えると、海王星が知性の星=水星の思考力を鈍らせる可能性が…。イマジネーションは豊かになりますが、理想主義に傾いて、現実認識が甘くなるなど、重要な判断をする際は注意が必要なアスペクト(星同士の関係)です。しかし、午後5時46分には金星が現実的な惑星=土星とセキスタイル(60°)を形成します。こちらは人間関係や愛情問題など、今後どのくらいの距離感で付き合うべきか?など、妥協のラインを決めるにはいいアスペクト(星同士の関係)です。

31日(水)午後11時4分、3月の最終日、そういえば年度末ですね。今度は…牡羊座の太陽が土星とセキスタイル(60°)を作ります。これは…今年度の最終日に今後のあるべき形が見えてくる、あるいは、今まで判断しかねていたことに一定の結論が出る…ことを表します。国会でも予算が通って、やれやれという感じです。今年度は太陽系の中心の太陽と、秩序を司る土星が調和して、閉めくくることになります。

4月1日(木)は午前7時58分から月は射手座です。この日は重要なアスペクト(星同士の関係)はなく、月と小惑星の絡みが目立ちます。身の回りの話題や噂話をしたり、愚痴をこぼしたする、小市民的な一日になりそうです。

2日(金)…射手座の月が好調に惑星たちと関わり、生活の流れは順調です。この日は水星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成。何か、新事実が明るみに出る暗示です。これは、海王星の影響を受けて、理想主義に傾き、モノの見方が甘くなっていた私達を覚醒させるような効果があります。2日(金)は認識を新たに再スタートする日になるでしょう。

3日(土)の午前10時12分から月は山羊座に入ります。夕刻、愛の星=金星が子育ての小惑星=セレスと合(0°)に。子育てやペット飼育などに関心が集まります。ステイホームに最良の幸せが宿る…ということです。

4日(日)午前5時41分、いままで魚座を通過していた水星が牡羊座へ入場します。これにより、私達のマインドは積極的になってきます。移動距離が増えたり、投資に前向きになるなど、世の中の動きがより活発になり始めます。

年度をまたくことになる今週、一週間。31日までは土星がリードして、「現実はこんなもんだろう!」と私達に妥協の線を提示します。その後、2日あたりから新たなサイクルへと時代の歯車が動いていきます。まずは、令和2年度も最終日になって、私達は現実を受け入れることになりそうです。

MAR 29 2021

瑛利奈

(C)ELINA

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