2/1~2/7
太陽系の惑星たちのラインナップは…フィックスドサインと呼ばれる重厚で押しの強い性質を持つ星座へと集まってきました。具体的にいうと、水瓶座には…土星、木星、太陽、そして水星。牡牛座には…天王星と火星が。これら6個の天体がフィックスドサインといわれる頑固で主張の強い性質を持つことに。例えば、土星が水瓶座に入る前日、昨年(2020年)12月16日は?というと…フィックスドサインの惑星は牡牛座の天王星、たったひとつでした。一ヶ月半の間に太陽系の布陣は大巾に様変わりしてしまったわけです。フィックスドサインに60~70%もの天体が集まる現在は、以前と比べてひときわ真剣度がアップしてきているのです。
1日(月)…月は乙女座。物事の真相を追究したり、責任の所在を突き止めたい一日です。午後7時33分に水瓶座の太陽が牡牛座の火星とスクエア(90°)の不調和座相を作ります。私達の感情は高ぶり、現在抱えている問題に火が着くことも。避けて通れるはずのトラブルに自ら踏み込んでしまう方もいるかもしれません。冷静さが必要です。午後11時5分には、これまで山羊座を通過していた愛の星=金星が水瓶座へ入ります。ここから緊張感がさらに高まるでしょう。
2日(火)は今週のなかでは穏やかで、ことが順調に進む日です。午後1時52分、天秤座の月が木星にトライン(120°)を作り、願い事や頼み事が叶う暗示です。午後7時49分には月が太陽とトライン(120°)の調和座相に。安定した気分で一日が終わりそうです。
3日(水)は調整日です。不具合のポイントが浮上したら、その具体的な対策を練るといいでしょう。
4日(木)…前日午後11時過ぎから月が蠍座へ入って、フィックスドサインの天体は…牡牛座の天王星、火星、蠍座の月、残るは水瓶座に金星、土星、木星、太陽、水星と、全部で8個となります。度数は水星を除いてあとはすべてフィックスドサイン前半です。これは…いかにもしんどそうですね!特に牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座に星を多く持つ方。なかでもハードアスペクト(不調和な星同士の関係)が多い場合は、現状にプレッシャーを感じるでしょう。しかもフィックスドサインは…臨機応変なカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)とも違い、また、柔軟なミュータブルサイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)の逃げ場を残す性質とも違い、正攻法でじっくりと締め付けてくる、待ったなしの性質を持っています。これは…太陽系を挙げてコロナ退治のために本格的に武装を固めているような感じです。覚悟を迫られるような星たちのラインナップになります。
5日(金)午前2時36分、減光期の半月です。当面の答えが出るタイミングです。
6日(土)になると、月は射手座へ移動します。フィックスドサインの天体は7個に減りますが、まだまだ異常な数値です。午後4時6分、水瓶座で愛の星=金星が土星と合(0°)を形成。シリアスな配置です。悲観的ではありますが、確実な現実が見えてきます。この見通しの厳しさにうろたえないでください。これは最低限の保証がついた線なのです。努力すれば、必ずこれよりも上を望めます。「これ以上は落ちないよ!」というレベルを星が私達に開示してくれると考えたらいいでしょう。
7日(日)も重要なアスペクト(星同士の関係)がありますね。午後12時32分、金星が天王星とスクエア(90°)を作ります。金星は愛の星でもありますが、私達の感情を司り、喜びや楽しみを与えてくれる惑星です。それが縁切り星の天王星とスクエア(90°)ということは…それを斬り捨てる決断をするチャンス…ということ。もしかしたら、何でも斬り捨てたくなってしまうかもしれません。ただ、斬り捨てるべきなのは甘えとセンチメンタリズムだけにしてください。大切なものや経済的に価値があるものは、くれぐれも捨てないように!
今週の太陽系の配置は、7~8個という大量の天体をフィックスドサインに投入してきて…。誰が?…それは神様でしょうか?そして…神様は、昨年の年末から水瓶座へ入ってきた新入りの土星と木星に腕を振るいやすい環境を整えているかのようです。これだけの思い切った星の配置のなかで、運命に逆行するのはとても不可能です。私達は今の流れを認めて、今までの支流が本流へ変わっていく様を目の当たりにする…。いままさに!こんな状況まできているのかもしれません。
FEB 1 2021
瑛利奈
(C)ELINA