7/20~7/26
太陽が蟹座へ入ってから、豪雨災害や新型コロナウイルスの再拡大など、不穏な事態が続いていました。これは大づかみにいうと…蟹座の太陽の度が進むにつれて、山羊座の後半に控えている木星、冥王星、土星などの外惑星とオポジション(180°)という対立するアスペクト(星同士の関係)を形成したのが原因と思われます。また、現在は太陽系の中で土星とともに怖れられている凶星=火星が牡羊座へ入っており、これが太陽と山羊座の3つの天体、両方にスクエア(90°)を作る形=T字スクエアになったことが、さらに火に油を注ぐような形になりました。
先週の配置をおさらいすると、太陽がまず木星とオポジション(180°)を作ったのが14日、冥王星とオポジション(180°)になったのが16日でした。この日ちょうどこの翌日、東京都の新型コロナウイルス感染者数は293人と過去最大の数字を打ちました。ニュースなどでは東京都だけをクローズアップして騒がれていますが、全国的にも7月18日は661人と4月11日の720人についで、2番目となっています。この4月にも14日、15日と、当時の牡羊座の太陽は冥王星、木星とスクエア(90°)の不調和座相を作っていたのでした。
前置きが長くなりましたが…週が明けて21日(火)、蟹座の28度まで進んだ太陽は山羊座の外惑星の群れの中のいちばん最後の惑星、土星にオポジション(180°)を形成します。これが今回の緊張感に満ちた星の配置のフィナーレとなります。同時にこの21日(火)は午前2時32分に新月でもあります。新月といえば、月の新たなサイクルのスタートの日。前回の6月21日、夏至の日から始まった不吉な日食に続く月がようやく地球を一周して、リセットされることになります。これこそ、緊急事態宣言解除と同じように、喪に服す期間の終わりです。よく我慢して下さいました!ここから、実りある計画のスタート「OK!」ということです。
22日(水)午後5時36分、太陽は蟹座を出て、次のサイン=獅子座へ入ります。前日の朝5時過ぎから月も獅子座へ入ってきていますから、一気に火のサインの影響が強くなってきます。蟹座の、しかも反対側に山羊座の土星を背負った太陽のジメジメとした抑制的な雰囲気がガラッと変わり、世の中は行動的で、自己肯定的な獅子座の世界へと誘われていきます。
23日(木)は朝方、まだ蟹座の10度にいる水星が牡牛座の天王星とセキスタイル(60°)を形成。これはいいアスペクト(星同士の関係)ですから、いいアイデアが出たりなど、世の中の方針が大分改善されていく見込みです。今年は海の日の4連休がスタートしますね。いい連休のスタートになりそうです。
24日(金)は「スポーツの日」ということですが、奇しくも健康を意味する乙女座へ入った月が水星や木星と好調で、身体を鍛えるには最適な一日です。ピクニックなどを楽しんだり、愛の今後を語り合うなど、前向きな気持ちで過ごせるでしょう。
25日(土)も前日の流れを引き継いで、順調です。午前10時53分から月は天秤座へ入場。午後には獅子座の太陽とセキスタイル(60°)を作って、王道の気分で過ごせるでしょう。
26日(日)になると、少し不調和なアスペクト(星同士の関係)が増えてきます。権利の主張を意味する小惑星=ジュノーが全面に出て、弱者がいかに蹂躙されているか?をアピールし始めます。もしもあなたが現在抱えている問題を大きくアピールしたいならチャンスですが、逆の立場、つまり問題から逃げたい場合は強気に出るのは絶対に避けたい日です。4連休は最後の日に課題を残しながら終わっていきそうです。とはいえ、今週は…週明けに緊張感に満ちた場面がありますが、その後は次第に落ち着きを取り戻していきます。気を回してくよくよ考えるより、行動することの大切さを実感する一週間となるでしょう。
JUL 20 2020
瑛利奈
(C)ELINA