7/6~7/12
先週末は九州で記録的な豪雨がありました。被害に遭われたみなさま、お見舞い申し上げます。また新型コロナウイルスも東京での4日連続100人超の感染者が出ていると、テレビなどで騒がれていますが、全国の感染者数も3日連続で200人を超えています。これらのニュースも先週のダイナミックな星の動きや、二度目の月食などがもたらしたものと思われます。
今週の星の配置は…先週とは打って変わって、太陽が関わるアスペクト(星同士の関係)はゼロ、惑星同士の重要なアスペクトも8日(水)の水星と火星のスクエア(90°)のみです。いたって平坦な星の配置の一週間となりそうです。
しかし、現在のホロスコープ全体を見渡してみると、夏至以来太陽が蟹座、水星も蟹座。また小惑星=ベスタも蟹座の14度にあり、太陽とピッタリくっ着いています。これに対してもうひとつ、山羊座の第三デークに木星、冥王星、土星がいます。6日(月)は月もちょうどここにあり、山羊座の大集団を形成しています。小惑星=パラスも山羊座の23度で、木星とほぼ同じ度数で前にピッタリ着いています。このような太陽を含む蟹座と山羊座の外惑星集団という形です。しかし、蟹座と山羊座の間には海王星、火星、天王星、金星がほどよく間隔を取りながら列車の車両のように繋いでいますから、決して二極化して不安定というわけではないのです。6日(月)は山羊座の月が木星、冥王星、土星と、順番に合(0°)を作っていき、現実をあぶり出していく一日です。
7日(火)午後1時過ぎ、魚座の12度まで進んだ小惑星セレスが逆行し始めます。小惑星=セレスは子育ての星ですが、植物の発育にも大きく寄与しています。セレスが逆行モードに入ってしまうと、ガーデニング、ひいては農業にとって、異変が起きるなど、やりにくい状態になる可能性もあります。季節柄気になるところです。
8日(水)午後7時41分、知性の惑星=水星が火星とスクエア(90°)という不調和座相を形成。火星は争い事の惑星ですから、知性を司る水星が火星の影響を受けてイライラする暗示です。大切な人や問題で、議論などにならないよう注意してください。
9日(木)は月が未明から魚座へ入場。午後2時34分には月は水星とトライン(120°)に。いいアイデアが閃きそうです。午後10時49分には月は天王星とセキスタイル(60°)。非日常の中にロマンを感じます。意外なキッカケからラブロマンスへ進展するかも。
10日(金)は今週の中でいちばん安定した日です。今週のやるべき仕事を一気に片付けてしまいましょう。
11日(土)も重要な惑星のアスペクト(星同士の関係)はなく、月のアスペクトはまずまずです。しかし、少し地味目の星なので、一週間の総括や現状分析にはいい一日です。
12日(日)午後5時26分、今まで逆行していた知性の惑星=水星が順行し始めます。そもそも水星が逆行に入ったのは6月18日の午後でした。思えば、「県を跨いでの移動」の制限が外されたのは水星逆行の期間だったのですね。これは…まずいことに、「県を跨いでの移動OK」になったのは、「やはり間違いでした!」ということになりかねないですね。何故なら、水星は知性の惑星であると同時に「移動の惑星」でもあるからです。
今週は、冒頭にも書きましたが、蟹座に太陽など重要な天体2個、山羊座に3個、加えて牡羊座に火星…と、カーディナルサインに重要な天体が6個も入っています。カーディナルサインといえば、積極性を表しますが、ネガティブな意味としては「軽挙妄動が多い」こと、つまり次から次へと新しい手を繰り出すところです。7月5日に都知事に再選された小池百合子氏もカーディナルサインの蟹座です。「主張がすぐ変わる」などと批判される向きもありましたが、やはり「軽挙妄動が多い」カーディナルサインだからなのです。現在の太陽のサイン=蟹座は家庭の愛情とリーダーシップがテーマです。「軽挙妄動が多い」現在の星も、新しいことをどんどん採り入れて、蟹のように脱皮していくためのステップとしては、最良なのかもしれません。
JUL 6 2020
瑛利奈
(C)ELINA