6/8~6/14
米人種問題抗議デモ拡大や香港の反政府デモなど、このところ新型コロナウイルスによってあぶり出されたかのように、世界各地で問題が吹き出しています。しかし、私達の住む日本では東京の「夜の街問題」を除いて、徐々に平和な日々を取り戻しつつあるようです。
6月6日の月食以降、今週は…太陽などの重要な天体のアスペクト(星同士の関係)も少なく、比較的穏やかな一週間となりそうです。8日(月)は山羊座の第二デークを通過する月が火星、海王星とセキスタイル(60°)の好調な関係を作っていき、まずまずの一日です。
9日(火)、月は山羊座の第三デークから、午後には水瓶座へ入ります。このあたりは山羊座の24度に冥王星、同じく山羊座の26度に木星、また水瓶座の1度には土星がいます。時間を追って月はこれらの惑星と次々と合(0°)を作っていくことになります。続々とVIPとの会見をしていくようなイメージですね。つまり、個々の問題に関して、それなりの答えが掴める日といえるでしょう。
10日(水)は双子座の金星が目立ちます。金星のテーマである愛情問題や人生の喜びなど、楽しいことに関心がフォーカスされる日です。午後11時半過ぎに月が太陽にトライン(120°)と好調座相を作り、穏やかな一日です。
11日(木)は今週のなかでは唯一、太陽のアスペクト(星同士の関係)があります。午後6時37分、太陽と海王星がスクエア(90°)という不調和座相を形成。この少し前の午後6時31分には月が海王星が支配するサイン=魚座へ入っています。「蝕知しがたい」というキーワードを持つ海王星の影響の強い日です。「蝕知しがたい」の真意は…イリュージョン。疑惑や嘘なども含まれます。この日はキチッとした決め事や契約事には向かない日…になります。何事に対しても楽観的過ぎたり、真実が掴めないまま、曖昧さに支配されてしまうことになります。
12日(金)は、お昼を挟んで月が金星とスクエア(90°)、天王星とセキスタイル(60°)を作ります。非日常への憧れが強くなりそうです。ロマンを愛する人には、新しい発見があるなど楽しいかもしれません。
13日(土)は11日夜から魚座へ入った月が大活躍して、時間を追って、火星、海王星と合(0°)、午後3時23分には太陽とスクエア(90°)、夕刻は冥王星、木星とセキスタイル(60°)と、次々形成していきます。午後11時12分には、これらの動きにトドメを指すように、魚座の20度で火星が海王星と合(0°)を形成します。多くの動きがありますが、すべてに魚座と魚座を支配する海王星が関わっていることになります。これらの動きは…私達の情緒を強く突き動かすので、エモーショナルな決定や行動が多くなるでしょう。世界各地で人々が感情過多になり、感情的な行動を取りやすくなるのです。また、魚座はミュータブル・サインという柔軟な性質を持ちますから、何事も滑らかに進みますが、反対にズルっと思わぬ方向へと反動がついてしまうこともあります。やり過ぎや行き過ぎ、特に呑みすぎに注意したい日ですね。
14日(日)午前6時2分、月が牡羊座へ入場します。今週後半と違いストイックな方へ舵が切られます。そうしてまた、以前のように権利と義務の主張をする小惑星=ジュノーとベスタが前面に出てきます。木曜の夜以降、プライベートな楽しみに気を取られていた私達の関心は再度政治や社会問題へと変わっていくことになります。
JUN 8 2020
瑛利奈
(C)ELINA