3/16~3/22
先週は…日本時間では3月12日(木)午前1時にWHOのテドロス事務局長がようやく新型コロナウイルスのパンデミック宣言をしました。その前日、11日は太陽が木星にいいアスペクト(星同士の関係)を作ったのにも関わらず、新型コロナへ騒ぎですべての幸せが掻き消されてしまった感がありました。週が明け、今年は閏(うるう)年だったため、ひとあし早く3月20日(金)が春分となります。ここから日本も、また世界も新たなホロスコープに書き換えられることになるのですが、今週は特別、その他の惑星の移動の動きが大きく、太陽系も心機一転の色が濃くなります。
16日(月)午後4時42分、一度水瓶座へ戻っていた水星が魚座へ入ります。
17日(火)は午前1時25分から月が山羊座へ。魚座の水星、牡牛座の天王星といいアスペクト(星同士の関係)を作って、比較的落ちついた一日になりそうです。
18日(水)は後半まで度数を進めた山羊座の月が朝、海王星とセキスタイル(60°)と好調。午後5時32分から、山羊座の火星、木星、冥王星と次々合(0°)を作っていきます。特に夜以降はキビキビと物事が決まったり、真相が分かったり、それにより局面が変わったりする一日です。
19日(木)は…午前には月が義務を表す小惑星=ベスタとトライン(120°)、夜には太陽がベスタとセキスタイル(60°)を形成。コロナウイルス関連なのかもしれませんが、私達の動きが制限されたり、肩の上に重い課題を背負わされるようなことに。シリアスな日です。
20日、午後12時49分、春分。この時間の東京のチャートが日本の今後三ヶ月の春分図となります。一見したところでは、そんなに悪いようには思えませんが、山羊座に集中する火星、木星、冥王星、土星の星の群れは、6ハウスという国民の健康を表すハウスから7ハウス=相手国を表すハウスにかけて分布しています。星全体が西側に偏っているのがわかりますが、これは日本がすべての面で外国に依存していることを表しているように思います。このような世界情勢になって初めて、農業~工業、また人材も自給率を上げていくことが大切なのでしょう。
22日(日)午後12時58分、土星が山羊座から水瓶座へサインを変えます。みなさんのなかに土星が好きな方はいないと思いますが、土星は秩序や制限を司る硬派の惑星です。本来山羊座の主星ですが、水瓶座の主星でもあります。山羊座を抜けて水瓶座へ入ったから「ようやく制限が緩くなる!」と喜ぶ方もいるかと思いますが、実は土星の厳格な威力はカーディナルサインの山羊座よりもフィックスドの水瓶座の方が強いのです。今の時期でいうと、国家がひとたび緊急事態宣言をしたら、有無を言わせず原理に忠実に実行するのが水瓶座の土星です。山羊座の土星の方は結果次第で案外融通を利かせる臨機応変なところがあったのですが。
土星が山羊座へ入ったのは2017年の12月20日ですから、それ以来2年3ヶ月に渡って、私達は山羊座の土星と付き合ってきたのです。なかでも牡羊座さんや天秤座さんは今後の進路をどうするのか?土星から「シロクロつけろ!」と迫られていた時期だったのです。3月22日以降は牡牛座さんと蠍座さんが今度は同じ立場に置かれることになります。また、蟹座さんは今まで山羊座の土星に前に立ちふさがれて立ち往生していましたが、今度はそれが獅子座三のほうへおハチがまわることになります。残るは山羊座さんにとってはどうなるのか?もともと土星は山羊座の主星なので、それほど土星を嫌わない方が多いようですが、ひとついえるのは、今までは土星からの圧力で体力を奪われてきました。ここから解放されることになりますから、心身共に健康的になれるのはたしかです。反対に水瓶座さんにとって、これから夏までは土星はほんの入口、プロローグのような度数で終始しますから、どっと重くなるほどのことはないかもしれません。しかし、今後どんな時代がやってくるのか?おおよその見当が付く流れになるでしょう。まずは、今後の具体策を立てておくことが大切です。
今週はいろいろな変化、時代のターニングポイントが隠されている一週間になります。これからは、今までのような先が見えない鬱々とした気持ちさいなまれるようなことは少なくなるでしょう。代わりにこれからの時代へ対応すべく、新たなマニュアルがそこかしこで提示されることもありそうです。星は少しは前向きに進んでいます。周囲の雰囲気に惑わされずに、あなた自身の考えをしっかりと持って対応していくことですね。
※今日は「瑛利奈のブログ」の方へも6月の夏至図から観た「オリンピック、やめたほうが」を書きました。是非ご覧下さい。
MAR 16 2020
瑛利奈
(C)ELINA