73年ぶり、太陽、土星、冥王星が大会合

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今週は…2020年のなかで最も重要といっても過言でない星のイベントがあります。それも、13日(月)の午前1時59分~14日(火)の午前0時15分という24時間に満たない短期間にすべてが起こります。

まず、13日(月)の午前1時59分、山羊座の22度46分まで度数を進めてきた土星が冥王星に合(コンジャンクション=0°)。次に同じ13日(月)午後10時20分に太陽が冥王星に合(0°)。続いて14日(火)の午前0時15分に太陽が土星に合(0°)。みなさんは「すぐ前に土星と冥王星が合(0°)だったのに何で太陽の合は時間がずれるの?」と思うかもしれません。それは、土星の公転周期が約29年に対して冥王星が248年と遅いので、土星が冥王星を追い抜いて先に進んでいるためです。太陽と冥王星の合は山羊座の22度48分、太陽と土星は山羊座の22度53分になりますが、最初の土星と冥王星の合(0°)と0度07分しか度数が違わないというのは驚異的な近さです。

私は過去500年の星を洗ってみたのですが、これほど太陽、土星、冥王星の三つの天体が渾然一体になったことはなかったようです。500年まで遡ったとき、私のソフトはフリーズしてしまいましたが。(笑)もっとも、天体望遠鏡が発明される前は、人々は冥王星の存在すら知りませんでしたし、無いも同然でした。直近の土星と冥王星の合(0°)は1982年の11月8日でしたが、その度数は天秤座の27度35分、その日の太陽の位置は蠍座の15度16分と、大きく開いています。しかし、それでも私にとっては驚異的な事件でしたが…。

今回のように太陽も一緒に土星、冥王星と合(0°)を形成したのは1947年の8月11日です。土星、冥王星は獅子座の13度7分。その日の太陽は獅子座の17度32分と、この時は太陽の方が先に両者(土星、冥王星)と合(0°)を作っています。この時は第二次大戦後で、1945年に獅子座の太陽が冥王星と合(0°)を作ったのが8月2日です。その4日後が広島の原爆記念日、7日後が長崎に原爆が投下された日、そして日本は敗戦…という時代でした。この日からほぼ2年を経て、8月11日に太陽、土星、冥王星の三つの天体が合(0°)を形成したのですから、非常に強い意味があるでしょう。

また、1947年の太陽、土星、冥王星の合(0°)の4日後、8月15日はインドの独立記念日です。「土星、冥王星に太陽が合になって(0°)インドが独立できたんだからいいじゃないか!」とみなさんは思われるかもしれませんが、その歴史の裏にはインドとパキスタンの分離独立や、ヒンズー教徒とイスラム教徒との分断、独立にともなって多くの命が失われたりと、困難と苦悩が隠されているのです。

つまり、ひとつ前の太陽、土星、冥王星の合(0°)があった1947年は戦後の国家権力の再編成というまさしく獅子座の土星、冥王星、大会合の基本的な意味にぴったりの出来事や想いが世界の各地で蠢(うごめ)いていた時代だったのです。獅子座のテーマは国王、国家権力です。さて、今回の太陽、土星、冥王星の合(0°)は山羊座で起きています。山羊座は…12サインの中では獅子座と双璧といわれる政治的な意味合いの強いサインです。獅子座はフィックスドサインですから「力」、つまり権力を表しますが、山羊座の方はカーディナルサインという喩えれば「方法論」や「メスを入れる行動」を意味するサインです。分かりやすくいうと「システム」ということです。このように説明してくると…今回の太陽、土星、冥王星の合(0°)は「世界統治のシステム大改変への序章」ということになりますね。私は…知らない間にすごいことを書いてしまいましたが、たしかに2020年の1月13日、14日を経て、いままで世界の人々の間で悶々としていたり、改変を躊躇していたりしたりした気持ちが「やらざるを得ない!」という想いの方へ駆り立てられていくことになるでしょう。というか、権力側がそれを認識せざるを得ない時期が来たのかもしれません。しかし、土星も冥王星も非常に遅い惑星なので、この想いが形になるまでにはかなり年月を要するはずです。

私はさっき「システム改変」と書きましたが、私達が長らく慣れ親しんできたマイクロソフトのWindows7も1月14日を以てサポートが終わります。う~ん、マイクロソフトさんも占星学で太陽、土星、冥王星の合(0°)の日を占って、サポート終了を決めたのでしょうか?何故なら、このアスペクト(星同士の関係)は強制的で受け入れざるを得ないものだからです。

JAN 13 2020

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

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