9/30~10/6
秋分が過ぎ、日本の運勢も新たな秋分図に書き換わってから一週間が経ちました。今週は…10月1日から消費税が10%に値上げされるという、以前から懸念されていた重大なターニングポイントです。週明けの30日(月)は…午後4時35分、努力や仕事を意味する惑星=火星が義務を表す小惑星=ベスタとトライン(120°)の好調座相を形成。あたかも消費税値上げを覚悟して待つようなアスペクト(星同士の関係)です。この日午後6時41分、月のサインは「他人のお金」…つまり「税金」というキーワードを持つマネタリーサイン(金銭を支配するサイン)の蠍座へ入ります。
10月1日(火)、消費税値上げ当日の星は…午前3時55分、蠍座の月が反逆的な惑星=天王星とオポジション(180°)を形成して始まり、午後1時17分には愛と同時に金運の意味も持つ=金星が冥王星とスクエア(90°)という闘いのアスペクト(星同士の関係)を作ります。抵抗感を感じさせる星の配置です。午後9時7分には自己犠牲を表す海王星が権利の主張を意味する小惑星=ジュノーとオポジション(180°)という対立関係に。その後、午後9時51分に秩序を司る惑星=土星が賢者の小惑星=パラスとセキスタイル(60°)の好調角を作って、「まあ、まあ、まあ!」と仲裁に入ります。午後10時12分には海王星に月がトライン(120°)の調和の関係を作って「チャン、チャン」と手を打つ…というような、出来過ぎたドラマのシナリオのような展開となります。この先もまだあるのですが、長くなるので割愛。
2日(水)も前日からのドラマの後半戦として、蠍座の月が冥王星と火星を動員して、駆けずり回る感じです。
3日(木)は大きく流れが変わる日です。まず、午後3時38分、山羊座の20度で冥王星が順行に向きを変えます。冥王星が逆行し始めたのは今年の4月25日ですから、こちらも「令和初の冥王星順行」となります。先週書いたように、令和は元号が変わる前日の4月30日から土星逆行が始まり、さらにその5日前の4月25日から冥王星が逆行していたのです。またさらにその二週間前の4月11日から木星も逆行に入っていました。木星は今年の8月11日から順行に戻っています。これで、令和がスタートして以来、ソッポを向いて力を発揮しなかった三つの惑星が勢揃いして順行モードになるわけです。3日(木)に順行する冥王星という準惑星は遠い星でもあり、また意味も「潜在意識」や「消去する」など、ハッキリとは掴みにくい難しいものばかりです。「この日から何かが変わった!」と私達が意識することはないかもしれませんが、地中深くでうごめく意思が未来への方向性を持ち始めた…このように解釈するといいでしょう。冥王星の順行は少し前の土星順行と相まってこのところ地に足が着かなかった経済に影響を与えるかもしれません。同じく3日(木)午後5時14分には水星が天秤座から蠍座へ移動します。
4日(金)午後1時21分、火星が乙女座から天秤座へ入場します。火星は戦闘的な惑星のため、ただでさえ天秤座の太陽や金星が山羊座の土星、冥王星と不調和な現在の星を刺戟して、掻き回し、事件を起こさせる可能性があります。天秤座さんや山羊座さんを始め、他のカーディナルサイン=牡羊座さん、蟹座さんのみなさんは、ちょっととばっちりを受けるかもしれません。少なくとも仕事に追われて、超多忙な時期が始まるのは間違いありません。しかし、火星が不調和なのは悪いことばかりではなく、ダイエットを目指しているカーディナルサインのみなさんには「痩せやすい時期」なのです。「フル稼働して、さらに『美』を目指す!」…こんな風にポジティブに受け取ることがオススメです。
週末の5日(土)、6日(日)は重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。中では5日(土)は…ちょっと変わったところへ冒険の旅をしてみるにはいい日です。6日(日)はメンテナンスに充てる「癒やしの日」といったところです。
今週のポイントは…3日(木)から順行に入る冥王星がこの世界にどんなトレンドをもたらすか?これからの流れを注視していきたいと思います。
SEP 30 2019
瑛利奈
(C)ELINA