5/27~6/2
トランプ米大統領が来日して、27日(月)には首脳会談が行われましたが、容易に予想できるとおり、今週は会談や交渉事など、知性の星=水星(コミュニケーションを司る)があまりいいアスペクト(星同士の関係)を持ちません。水星と同じように、太陽系の中心となる太陽も小惑星以外とメジャーアスペクト(重要な星同士の関係)は作りません。しかし、27日(月)は午前5時6分に魚座の月が現在蟹座を通過中の戦いの星=火星とトライン(120°)という好調座相を、午後8時51分には牡牛座の金星とセキスタイル(60°)の好調座相を作り、まずまずの日取りとなります。
また、知性の星=水星は現在、その最高成力を発揮する双子座にいますが、30日(木)は人を惑わす惑星=海王星とスクエア(90°)、クレイジーな天王星とセミスクエア(45°)、31日(金)は制約を表す土星とインコンジャクト(150°)、期待過剰にさせる惑星=木星とオポジション(180°)、6月1日(土)にはアウトローの準惑星=冥王星とインコンジャクト(150°)と、それぞれ不調和座相を形成して、まったくいい仕事ができません。ちなみにトランプ米大統領も双子座なので、言葉選びや判断に苦慮するのか?あるいはご多分にもれず言動が星通りブレてしまうのではないでしょうか?
一方、一週間を通じて、いいアスペクト(星同士の関係)が多いのは愛の星=金星です。金星は今週、牡牛座の14度~22度を通過しますが、この間、31日(木)には海王星とセキスタイル(60°)、6月1日(土)には土星とトライン(120°)、同日小惑星=ジュノーとセキスタイル(60°)と、好調な関係をとり続けます。今週は…金星が活躍する週ということです。牡牛座や地のサインに太陽や金星を持つ方はもちろんラッキーですが、それ以外の方も今週はシリアスに交渉を煮詰めるよりも、愛や社交性を生かして、人間関係に努力したほうがいいときなのです。特に1日(土)の土星との好調座相は末永くいい関係を保つための答えを暗示してくれるでしょう。同じ1日(土)、午後12時25分、双子座の太陽は小惑星=パラスとトライン(120°)と、こちらも好調座相を作ります。小惑星=パラスは弁護士などを意味する調整の小惑星ですが、現在はバランス感覚抜群の天秤座にいますから、現状を客観的に把握するには最高のポジションといえます。
総じて今週の星の配置は…自分自身の思いや決断を強引に進めるには不向きです。ちょっと一歩退いて、相手の立場を考慮しながら、まずはいい雰囲気を作っていく…こんなところに努力していくといいかもしれません。
MAY 27 2019
瑛利奈
(C)ELINA