4/8~4/14
先週は5日(金)の新月まで太陽が他の惑星と重要なアスペクトを持たず、問題は他の惑星に丸投げ…といった散漫な動きとなりました。5日(金)の新月も日没の時刻でしたので、企業や官公庁での主な業務が終わってからの太陽の始動でした。しかし、実際に社会で働く私達、ひいては地球上で暮らす私達にとっては、波風が立たないほうが暮らしやすいのかもしれませんが。
今週はガラリと情勢が変わって、いよいよ太陽が本格的に動き出す、ダイナミックな星の配置となります。とはいえ、8日(月)から9日(火)にかけては、メジャーアスペクト(重要な星同士の関係)を作るのは月のみで、「問題提起」といったところです。複数のアスペクト(星同士の関係)はありますが、まとめて要約すると…「これまでの問題について、記憶や記録を喚起してみると、どうも公平性を欠くような気がするなぁ…」こんな気分のようです。その中で、9日(火)は慈愛と家庭的喜びを意味する小惑星=セレスが逆行を始めます。セレスの逆行により、これまで私達を包んでいた温かな雰囲気がグンと後退していくことになります。
10日(水)は午前3時12分、魚座の金星が海王星と合(0°)に。それを追うようにして、午前5時47分、牡羊座の太陽が山羊座の土星とスクエア(90°)を形成します。いよいよ今週の星の配置が持つシリアスな部分が姿を現すことになります。とりあえず、10日(水)は現状再確認の日です。そして、理に叶わないものや、経済性を欠くものなどは斬り捨てられなければならない…という真相を知ることになるのです。今シーズンの大きな曲がり角といえましょう。
11日(木)午前2時。射手座の24度まで度数を進めてきていた木星が一時停止して、逆行に転じます。私、個人的には…「あぁ!もう少し長く順行のままでいて欲しかったな!」…という想いです。何故なら、元号が変わる5月1日が木星逆行になってしまうからです。令和は順行の木星で始まって欲しかった!多分、改元の日を決めた有識者の中に占星学者がいなかったせいでしょうが…。この日から木星がまったく働かなくなる、ということはないですが、木星の恩恵が過剰だったり、ある時は過少になるなど、ムラが出やすくなることは確かでしょう。
12日(金)はいちはやく水星が逆行した木星にスクエア(90°)を形成します。木星の持つ公正さが失われたり、デマが流れるなど、真実が見えない日となります。
13日(土)も重要なアスペクト(星同士の関係)が2つあります。ひとつは…午前0時7分、魚座の金星が土星にセキスタイル(60°)を形成。愛の星=金星に現実の星=土星が重しをつけるような効果があり、悪いアスペクトではないですが、「ロマンよりも実を取りなさい」というような地に足を付けさせるようなアスペクト(星同士の関係)です。結婚問題など、生活がかかった愛を見極めるにはいいでしょう。
同じく13日(土)、午後午後5時6分、牡羊座の太陽が山羊座の冥王星にスクエア(90°)を作ります。10日(水)の太陽&土星とスクエア(90°)と合わせて考えると、今の問題に抜本的なメスが入るのは間違いありません。これを障害と捉えるか?あるいは方向転換のチャンスと捉えるか?はあなたの心がいちばんよく知っているのかもしれません。
少なからず、牡羊座さん、蟹座さん、天秤座さん、山羊座さんにとっては…太陽&土星、太陽&冥王星のスクエア(90°)は…ペースを少し落として、直面している問題を再確認しなければならないことは確かです。あなたが取るべき態度としては…思い込みを捨てて、現実から学ぶこと…これしかないかもしれません。いくらゴールが見えていても多少なりとも改善の余地はあるはずです。いちばんいけないのは…現実から目を離して逃げようとすること。面倒な問題も姿勢を正して向き合えば、回答を返してくれるはずです。
以上のカーディナルサイン4星座以外の方にとっては…もしかすると上のような状況があなたの大切な人に降りかかっているのかもしれません。あなたが意識しなくても、企業のトップや同僚などがスローダウンしたら、あなたもその影響を被るでしょう。その場合の対応策もやはり現実をシッカリ受け止めることを留意しながら、今週後半の周囲の動向には注意深い配慮が必要です。
APR 8 2019
瑛利奈
(C)ELINA