3/6~3/12
火星が土星とトライン(120°)という厳(いか)めしいアスペクト(星同士の関係)から始一週間が始まります。火星といえば戦いの惑星。一方の土星は秩序などセキュリティを司る惑星です。この相反する星がトライン(120°)という調和座相を形成するのは…ちょっと怖い感じがしますが、「これ以上危険な事件は起こさせないよ!」という星からの責任あるメッセージです。波乱の多かった最近の世の中の動きが徐々に落ちついていく暗示です。
その後、魚座へ入ってから他の惑星と関わりを持たなかった太陽も徐々に動きを見せ始めます。特に9日(木)の冥王星とセキスタイル(60°)というアスペクト(星同士の関係)は…このところ山積していた疑問や難問に答えを出さざるを得ない状況を作るでしょう。冥王星といえば、「極限」や「悉く消去する」などの意味を持つ小さいながらも激しい準惑星です。現状をひっくり返す「逆転する力」や秘密を「暴露する力」もありますから、何かを嘘で固めていた人、おざなりな決着で事を済ませようとしていた人などは想定外の展開になることも。反対に理不尽な壁に立ち塞がれて苦しんでいたり、不利な状況に苦しめられていた人には「逆転のチャンス」です。太陽と冥王星のセキスタイル(60°)は9日(木)、午後5時24分に起こります。前日8日(水)の午後2時19分には太陽に先行して水星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成します。これを伏線として利用しない手はないかもしれません。但し、8日(水)の月は蟹座にあり、冥王星、木星、火星とグランドクロスを作りますから、自ら大波乱に飛び込む覚悟は必要です。
10日(金)前9時31分、グランドクロスの一角と作っていた火星が牡牛座へ抜けます。この日の月は獅子座の第三デークと、いいポジションにあり、星の配置はこれをもって安定の方向に動いていくことになります。
今週中盤は勇気を出して問題あぶり出しや改革、改善などに力を注ぐこと。そうすれば、10日(金)~週末はこころ安らかに過ごせるでしょう。
MAR 6 2017
瑛利奈
(C)ELINA