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2017年、新年おめでとうございます。元旦の日没後、南西の空に宵の明星、金星が月と一緒に輝いて、とてもきれいでした。2日(月)宵にはさらに月に接近するところを観察できるでしょう。
お正月のせいか?今週の太陽系は優雅な星のアスペクト(星同士の関係)が多く、特に三が日はリラックスするには最適です。3日(火)午後4時43分には金星が癒やしのサイン、魚座へ入場します。
仕事始めとなる4日(水)は未明に水星と金星がセキスタイル(60°)という、トキメキを感じさせるアスペクト(星同士の関係)を形成。「会社へ出社して、早くあの人の顔を見たい!」…こんな気持ちを掻き立てることでしょう。その後、日中は月がジュノー、天王星、土星など、いわゆるマレフィックス(凶星)といわれる天体と絡んで、現実の壁を再確認。しかし午後11時33分に逆行していた水星が射手座の領域へ戻ると、「明日からもう一度頑張ろう!」と、奮起する流れに変わりそうです。
5日(火)は月が牡羊座へ入場するなど、前向きな配置が多く、世の中は活況を呈するでしょう。
問題なのは7日(土)です。冬至以来太陽は山羊座を通過していますが、2008年から山羊座へ入ってきた太陽系の最も遠い準惑星、冥王星が現在、山羊座の17°9′にあり、ここに太陽が合(0°)を形成するのです。現在、私達が使用している暦は太陽暦ですから、2014年以来、毎年1月になると決まって太陽は冥王星と合(0°)になるのですが…。しかし、冥王星は消去や再生を意味するエイリアンのような星。何か不吉な種を蒔いていく、もしくは、覆す…キッカケとなる可能性もあります。しかし、冥王星は非常に遠く、思ったよりも小さな準惑星なので、目に見えるような変化をもたらすことは少ないのかもしれません。
8日(日)、午後6時36分、昨年12月19日以来、逆行していた水星が順行に変わります。これでお正月の休暇は本格的なピリオドを打つことになるでしょう。
JAN 2 2017
瑛利奈
(C)ELINA