6/20~6/26
週明け早々、20日(月)午後8時、射手座29°で満月…。翌21日(火)午前7時34分、太陽が蟹座入りして夏至となります。これは占星学では四半期に一度世界各国のホロスコープが新たな夏至図に書き換わる大きなターニングポイント。当然日本も書き換わりますが、このタイミングは世界のどの国にとっても非常に痛い!ことになりそうです。というのは—今の時期、前にも書きましたが、木星、土星、海王星がミュータブルサインというとても移ろいやすい性質を持つ場所でT字スクエアという困難なアスペクト(星同士の関係)を作っているのですが、今回の夏至図では水星がこれら星々にたいして非常に正確にグランドクロスのポイントに入ってしまうのです。日本の夏至図ではASC(東の地平線)が獅子座となるため、このグランドクロスというお荷物がかなり後まで尾を引くことになるでしょう。
23日(木)はイギリスのユーロ離脱を問う国民投票の日イギリスの夏至図を作成してみると、グランドクロスの一角をなす土星がかなり上昇しているチャートです。しかしかろうじて少し西へ逸れてはいますが、国民を犠牲にする形となっています。
今週のイベントの中で目立つのはパラス、ジュノー、ベスタの三つの小惑星です。知性と調整の惑星パラスは21日(火)に逆行して調整力を弱め、反対に権利の主張を司るジュノーは23日(木)、イギリス国民投票の日に順行してパワーを強めます。その後、義務と自己犠牲の小惑星ベスタがいたるところでかり出されてツケの重さを思い知ることに…。
みなさんの中で離婚訴訟や不利益な交渉事を抱えている方がいらっしゃったなら、今週は相手を追い詰めるチャンスかもしれません。しかし、あなた自身もそれ相応の覚悟をしてことに望まなければなりません。
その後週末に向かって星はやや落ち着きを取り戻してきますが、息が詰まるような一週間となりそうです。
JUN 20 2016
瑛利奈
(C)ELINA