引退会見をした高橋大輔さんの心の裏側は?ホロスコープから探ってみました。
10月14日に地元倉敷で引退会見をしたフィギュアスケートの高橋大輔選手。休養中の突然の決断に朝からテレビは大騒ぎでしたね。高橋大輔さんは「今年4月に1年間の休養を宣言していた」のですが、どんな心境の変化があったのでしょう?彼曰く「(フィギュアスケートの)シーズン前に引退を公にしておきたかった」とのことでした。「結婚は?」という記者の質問には「考えていない」と答えていました。
高橋大輔さんは1986年3月16日、倉敷市の生まれで、出生時刻は公表していません。とりあえず彼のネータル(出生時の)チャートに記者会見の日のチャートを重ねてみました。高橋大輔さんのホロスコープは魚座が強調されていて、太陽のみならず、木星、水星も魚座に入っています。先月は太陽や金星などが乙女座を通過して、高橋大輔さんの太陽その他の魚座の天体にオポジション(180°)を作っていますから、物事がはっきりしてくる「決断の時」です。会見でちょうどその時期に引退を決めたと話していましたから、これはセオリー通りです。
ただ、前述の高橋大輔さんのネータル(出生時の)チャートと記者会見の日のチャートの二重円から火星と木星、海王星が妙に目立っています。彼の今後を占うためにはMCという仕事と社会的成功に関わるポイントが欲しいのですが、あいにく出生時刻が不明なので計算できません。仕方がないので、代わりにミッドポイントという技法を使って調べてみました。ミッドポイントは最近はあまり使われていないようですが、–例えば恋愛軸だとか、成功軸、など、かなり面白いテーマが浮上してくる手法です。
軽く全体を見渡したところ、この引退会見の時期は最近は彼の「失恋軸」に土星が入っているのが目に付きました。これは「前の恋愛に見切りを付けた」とも考えられますが、彼の心境がこのところちょっと人と人との信頼関係に懐疑的になって来たとも取れます。
また、非常に目立つのは前述の木星、海王星の軸にこの日の火星がアクセスしていることです。手持ちのミッドポイントの本で調べてみると、「遅れたことの説明に対する挑発的で敵意を示すリアクション」。次に「義務に対するいい加減さ」—など記述されています。
ここから高橋大輔さんのフィギュアスケートの選手としての未来に対する周囲からの「解答の遅れ」や所属団体が彼に対して果たすべき保証や義務感の欠如…こんなものが浮き彫りになって来ますね。ちょうどこの日、彼の天王星にトランジット〔通過惑星)の火星が合(0°)になっているところから、高橋大輔氏はにこやかに語ってはいますが、内心は煮えくりかえっていたのではないでしょうか?また、この日はディフェンスを固めたい星回りでしたので、彼はホームである倉敷で身内の人達に囲まれながら記者会見をしたのでしょうね。
この時の高橋大輔さんのヒゲとメガネがどうとか、いろいろと書かれていますが、このヒゲとメガネは「オレは現実を直視するぞ!」と思いながら、「そんな自分の姿は見られたくない」という心境の表れだったのではないでしょうか?
瑛利奈