連休は植物園に…

ゴールデンウィークも終わりに近い日、朝からあまりに天気がいいので、前から気になっていた横浜市のこども植物園へ行くことにしました、が…。こども植物園は、箱根駅伝でよく見る国道一号線沿いにあるようです。ただ、こちらから行くとなると、最寄りの駅がなく、路線バスに乗って行ってみることにしました。小一時間ほどかけて、その路線の終点付近まで乗ると、そこから歩いて10分くらいの場所のように見えます。現地で試行錯誤した結果、「なぁ~んだ!この国道沿いの森が植物園じゃないか!」ということで、最寄りの入口から中へ入ってみました。

すると、そこは別世界でした!連休だというのに、人影がなく、ひたすらウグイスの囀(さえず)りが響いています。私が入った場所はハーブ園のようで、ローズマリーやセージなどが生い茂っていました。奥のベンチにはムーミンに出てくるスナプキンさんのような帽子を被った人がギターを抱えて、一人の時間を楽しんでいました。奥には竹林もあり、「鳥獣保護区」という立て看板なども立っていて、素晴らしい別世界でした。

このところ自粛生活で、ほとんど外に出なかった私はまるで旅先で見つけた空間のように新鮮に見えました。帰路も同じ路線バスを利用したのですが、連休中のせいか、国道一号線はガラガラでバスは停留所ごとに時間調整をして停車するほどの空き具合でした。帰ってからネットのマップでもう一度「こども植物園」を調べてみましたが、出てくる写真はバラ園?シダ園?くだもの園?など、初耳の名前ばかり。地図をよく見たら、なんと!私が行ったところは「児童遊園地」で、「こども植物園」ではなかったのでした!そういえば、学校で昔習った枕草子にそんなくだりがあったな!ということで、また行かなくてはならなくなりました。

下の写真は児童遊園地の池です。シニアの人が子供連れで水中生物を網で掬っていたり、のんびりと釣りをする人がいたり、生き物を捕るのは自由なようです。反対に「魚やアヒルを放さないでください」という看板がありましたが。「あぁ!モネの睡蓮だ!」と叫びたくなるような池です。写生するには最高の場所です。

MAY 6 2022

瑛利奈

※クリックして、是非モネの睡蓮の池を見てください。