11月14日朝、2012年二度目の皆既日食がありました。もっとも、皆既日食が見られたのはオーストラリア~太平洋にかけてですが、年に二度も日食が起きることは非常に稀な上、今回の日食は今年5月21日に日本を襲った金環日食のちょうどオポジション(180°)…つまり正反対の位置で起きているのです。
そもそも5月21日の金環日食が起きたのは双子座の0°でした。また、この度数はいわくつきで、日本の総理大臣である野田佳彦氏の太陽の位置が牡牛座の29°前後。ちょうど野田首相の太陽の前で起きていたのです。
日食とは古代から天空に住むドラゴンが太陽を呑み込んでしまう現象と言われていました。太陽は占星学的には権力の象徴ですから、太陽が消えてしまうことは非常に不吉な現象なのです。
また、日食の前日に東京都知事の石原慎太郎氏が新党を結成して、その名前が「太陽の党」とは!私はハラハラしながらこのニュースを聞いて、石原氏の未来に不安を覚えていたのです。太陽を呑み込むドラゴン…このドラゴン=龍であり、世界では龍は中国を指しますから、龍に呑み込まれる太陽は何を意味するか?予想するだけでスリリングでしょう。
これを聞いて驚いていた私ですが、この日食の日に野田総理が党首会談で解散を約束するとは!さらに驚いたのですが…。実はこの事態は私は6月の末から秘かに予想していたのでした。
というのは…私の携帯サイトに『瑛利奈の女帝タロット』がありますが、こちらでは年に二回お正月と7月始めに半年の運勢を占うのが恒例になっています。この「12星座:2012年後半/あなたの愛情運は?」(内容的にははるかに愛情運を外れていますが)の中でこのような一文があります。
【秋分以降の星は?】
最も波乱が予想されるのは秋分以降です。5月21日の金環食以来の天体イベント、日食が11月114日に起こります。実際、皆既日食が見られるのはオーストラリアから太平洋にかけての地域ですが、ちょうど5月の日食のポイントとほぼ正反対の位置にあたりますから、今年前半に受けた傷を刺戟して、さらにえぐるような形にならないとも限りません。この動きは11月28日の月食とセットになって、政治情勢にかなり大きなダメージを与えると考えるのは容易でしょう。(引用終わり)
実は…ここで「解散」と書きたかったのですが、敢えて「政治情勢にダメージ」と書いたのでした。米大統領選に次いで、中国共産党の代表選、そして日本では衆院解散。この蠍座の日食完膚無きまでに既存の権力にくさびを入れてきますね。しかし、日食の影響は一気に事件が起きるような性質ではなく、暗黙のうちに生気を抜くような陰湿な影響を残すのです。もうひとつ、日食の二日前に小沢一郎氏が2審で無罪になりました。これもこんご第三極か?四極か?わかりませんが、政界の力関係をさらに混迷させるのは間違いありません。
瑛利奈