先週の土曜日、対面鑑定をしているとき、占星学ソフトで蠍座の太陽にトランジットの土星が合(0°)になっていたので、お客様にそれを説明していました。ちょうどその時だったのです!その時の都知事、石原氏が都知事を引退して国政に出るという宣言をしたのは。以前から「日食は不吉…」との感情を持っていた私は…石原さんは支持しないわけではありませんが、あまりにタイミングが悪すぎると想いました。
日食が何故不吉かの説明は敢えてしませんが、この2012年11月は引っかかるような星のイベントがそこここであるのです。まず、前述のように日本時間では11月14日の日食ですが、その前の6日には水星が逆行を始めます。水星逆行も契約問題など決め事には面倒なツケを残す暗示なのですが、こともあろうにアメリカの大統領選がちょうどこの6日にあたります。
さらに、ときを同じくして中国では共産党の党大会で胡錦濤氏のあとの人事が決まるのが11月8日以降の一週間…ということになります。
水星の逆行期間は11月27日まで続きますから、米大統領選も!中国共産党人事も!すっぽりとこの水星逆行の期間に入ってしまうのです。同時に前述の日食、そのあとは28日の月食と続きます。
また、もうひとつ…とてもイヤな暗示は長らく逆行していた海王星が 11月11日に順行に転じるのです。
これらの問題はもちろん占星学的に観ても後へ長く尾を引きますが、現実的にも大統領の任期は4年。中国共産党人事は…よく分かりませんが、さらにそれ以上長く続くものでしょう。
こんな時に、このような重要な問題を決めてしまっていいのか!と…言いながらもすべては決まっていくことでしょう。そうなると、日本の野田総理が衆議院を解散しないで引き延ばしているのは…もしかすると賢いのかもしれませんね。
11月は色々と波乱ずくめのようですね。
どうも、この時期は「想定外の現象」がキーワードとなりそうです。
とくに、様々な思惑や憶測が飛び交う政界においては、そうです。
というよりは、波乱ずくめなのは、政界ばかりで、他は比較的安定しているように思えます。
しかし、一般社会も含めて、「想定外の現象」に揺さぶられるような展開になってしまうと、正直なところ、政界の混乱が徒に増幅され、パフォーマンスに走る輩が周囲を掻き回しながら大見得を切るような状況を懸念せざるを得ません。
いや、むしろ、今回は、そうしたパフォーマンスを演じている者が、これまでのツケを精算する時期にさしかかっているようにも思います。
なぜなら、これだけ世界が流動的な状況に入れば、パフォーマンスでは対処できないからです。
本物を見いだすために、揺さぶりをかけている、そんな時期であるように思えます。ではまた。