先週、10/2~10/8までの一週間は星の大移動の時期でした。上の図にあるとおり、まずは10/3(水)には金星が乙女座へ入りました。翌日、10/4日(木)には6月12日から双子座へ入場していた木星が一度進行を留めて、逆行モードに変わりました。続いて10/5(金)には水星が蠍座へ。水星は太陽系の内惑星なので、年中サインが変わっているのですが。
さて、この次の10/6(土)に大変な星のイベントがありました。みなさんも悩まされていた方は多かったと思いますが、2009年10/30から天秤座を通過していた土星がいよいよ蠍座へ抜けたのです。これまでは山羊座の冥王星、牡羊座の天王星などと並んで、カーディナルサインという牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の4つのサインで時にはグランドクロスを作って、この世界に数ある波乱を起こして来たのでした。
波乱は政治的な革命、思い出すのも怖ろしい天変地異、権力の崩壊などなど、私達の住む地球がいよいよ末期に突入したように感じさせる激震をもたらすものでした。
尖閣や竹島をめぐる中国、韓国との緊張関係もこの天秤座の土星の時代、最後にオマケのように付いてきました。天秤座の土星は—東日本大震災、福島第一の事故、これらの出来事を通じて、日本という国家が今までのシステムでは立ちいかなくなったことを知らせる警鐘を鳴らしたのでした。(ちなみに日本の国のホロスコープは太陽が天秤座です)
しかし、天秤座はカーディナルサインという、12星座を3つの性質に分けたとき、最初にあたる基本サインです。ということは…今まで2009年10/30~201210/6までの間はシステムを交換する時期…でした。住宅やサーバのお引っ越しのように前のシステムを一旦停止、引き払って、新たなところから再始動する…。過去の三年間はこういった時期だったのです。
ところがこれからは違います。土星が蠍座へ入場したということは…取捨選択は一応終わったということ。これから土星は蠍座というマネタリーサイン(お金に関わるサイン)です。つまり、これからは私達が大切に手の中に残したものを安定させ、継続していくことによって、価値を見出していく時代になる…ということです。
時の流れは今まさに転換期です。今まで土星が在泊していた天秤座の性質はカーディナルサインなだけに、フレキシブルなところもあり、失敗にはわりと甘く、やり直しのチャンスも与えられていたのですが、蠍座の土星はもっと厳しい…。これからは間違いは絶対許されない、そして、間違っているものは容赦なく淘汰されてしまう時代に入っていきます。
私達は蠍座の土星を頭上にあおいで、いよいよ真剣勝負で生きていくことを余儀なくされるでしょう。
瑛利奈
どうもです。
土星は、個人に関する占いでも、国家や世界に占いでも、重苦しいネガティブなイメージが付きまとう惑星ですね。
ここ3年ほどの世界状況を見てますと、たしかに、想定外の出来事や既存の枠組みでは処理しきれない事案が多く発生しており、政府や大企業が踏襲してきた先例やマニュアルの類が無力化しているように思えます。
ただ、一つ一つの事象を観察し直すと、案外、シンプルな処方箋があるように思えます。
現在の状況は、たとえて言うならば、ルービックキューブを元通りに戻す「定石」や、難しい数学的命題を解く方式を発見する前のもどかしさ・いらだちが先行していて、頭がクールになりきっていない状況といえましょうか。ではまた。
先日、「hyoutan」としてコメントを残しました。
もちろん、私は、「hyoutan」こと「ピアッジョ(男性)」です。
素朴な疑問なのですが、個人ならばともかく、世界や国レベルの将来を占うとき、どのようにして占っているのでしょうか?
国ならば、建国記念日が「誕生日」に相当しているのでしょうか、あるいは、地理的な位置(緯度・経度)を基準として占っているのでしょうか?
hyoutanさん、こんにちは。
お返事が遅くなり失礼いたしました。
「現在の状況は…ルービックキューブを元通りに戻す「定石」を…発見する前のもどかしさ」
—というのはうまい表現ですね。
まずは、ぶっ壊してみて、それから…そんな感じです。
また、それぞれの国の運勢の占い方はいろいろありますが、一般的なのはいまの時期なら「秋分点」に太陽が入った時刻で、それぞれの国の首都の緯度経度でホロスコープを書きます。
このチャートから個人の時とほぼ同じようにそれぞれのハウスなり、惑星なりを読んでいきます。
ただ、個人の場合は例えば7ハウスは相手は個人ですが、国の場合は「相手国」となります。
瑛利奈