元号が「令和」になって、今月で4ヶ月目になります。最初、新元号は「令和」と聞いたとき、私はすぐにこの名前を占ってみました。みなさんは…私の専門はタロットや占星学ということはご存じだと思いますが、実は名前も占うことがあります。一般的に日本で姓名判断というと漢字の画数占いが有名ですが、私はあくまで西洋占い専門ですから、名前を占う時はローマ字にしてアルファベットを使います。
また、西洋の名前占いは「ピタゴリアン数秘術」と「カバラ数秘術」が有名ですが、私が習ったのは(当時は「占数学」と言われていましたが)、カルディアン数秘術といわれる占いです。ピタゴリアンもカルディアンもアルファベットを各々数字に置き換え、トータルの数で占うのですが、この数字変換の方式が微妙に異なります。私が使っているカルディアン数秘術(占数学)は「1」からそれぞれの数がタロットカードに置き換えられて、その意味もタロットカードの意味とまったく同じです。みなさん、わかりやすいでしょう?
つまり霊数「1」の場合は—『魔術師』、「2」は『女教皇』、「3」は『女帝』、そして「22」は『愚者』になります。数字の場合はそのままタロットの意味とイコールになります。この占数学はロッカーのナンバーを選ぶときや、パスワードを生成するときには非常に便利です。私はいつもタロットカードを頭に描いて、数字を選んでいるのです。
話が逸れてしまいましたが、私は…新元号「令和」が発表されたとき、ローマ字に変換してカルディアン数秘術で占ってみたのです。
・令和→REIWA→2+5+1+6+1= で答えは…「15」。タロットカードに置き換えると、「ⅩⅤ(15)」→『悪魔』になります。最初、この答えを見て、すぐにブログに書こうと思ったのですが、「ん?悪魔?」と、新天皇即位に湧く日本の雰囲気に水を差すような気がして、ちょっと躊躇(ためら)ってしまいました。5月1日のときもしかりでした。
しかし、カルディアン数秘術では『悪魔』の意味はみなさんが想像するような悪いものではなく、ポジティブな意味としては…「芸術的才能と支配力を持ち、雄弁と他人を惹きつける磁力を持つ」という素晴らしい面を持っています。ただ、キーワードとして最初にくるのは…「魔術性」、「神秘性」です。たしかに令和になってから、日本は神秘的な国として、海外の人々を惹きつけていくのかもしれません。そして、「魔術性」というのは…思えば、若者が好むアニメやゲームなど、日本を代表するサブカルチャーに「魔術」はもっとも人気のあるテーマとなっています。これからの日本は…神秘的な精神性を重んじて、悪魔的なビジョンを探求していくことになるのでしょうか?
タロットカードの『悪魔』も、本人自身が整理しきれない壮大な可能性とエネルギーを秘める不思議なカードです。占数学の「15」の中には「魔術を使いこなす」という意味もあります。しかし『悪魔』には脆弱な要素もあり、自分自身の持つ妄想や強い欲望に振り回されて身を滅ぼしていく「弱さ」をも表します。「令和の日本」が自らの強大な欲望に溺れて、真実を見失うことがありませんように。
蛇足ですが、私の名前、「瑛利奈」も…瑛利奈→ELINA→5+3+1+5+1=15、「令和」と同じ、「ⅩⅤ(15)」→『悪魔』です。
瑛利奈