昨日みえたお客様

昨日は友人の紹介のお客様が見えましたが…。その女性ははえぬきの浜っ子で、小学校は私と同じ横浜雙葉だったそうですが、中学からサンモールへ転校したのだそうです。サンモールというのは…明治時代から山手で布教活動を始めたサンモール修道会に併設された外国人のための学校です。以前はサンモールの方は女子のみで、もうひとつ、男子のためのセントジョセフという学校がありました。両方とも小学校~高校まである一貫校です。こちらのセントジョセフの方は外国人の生徒が減ってしまったためか、もうかなり前になくなってしまい、現在はサンモールが共学になっています。ちなみに横浜雙葉はサンモール修道会が日本人のために開いた学校です。

彼女はこのサンモールの卒業生で、ご主人はセントジョセフ出身だとのこと。そして彼女は4分の1、外国人の血が入っているそうで、お父様がドイツ人のクォーターで、お母様の方はオランダ人のクォーターなのだそうです。また、この母方のオランダ人のご先祖は…4代くらい前になるらしいですが、そもそも日本に渡ってきたのは長崎の出島だったそうです。今でも横浜の開港記念館にその先々代のおじい様の遺品が展示してあるそうです。

その女性が言うには…「最近は私達みたいな外国籍の人が減りましたね」とのこと。彼女は今年サンモールのクラス会をやるのだそうですが、集まる場所はアメリカだそうです。同級生のうち、現在日本に残っているのは3分の1くらいほどの人だけとのこと。日本には外国人のためのハイスクールを卒業したあと、受け入れてくれる大学がないので、みんな海外に流れてしまうのでしょう。

鑑定をしているといろいろな方とお会いできるのが楽しいですね。

瑛利奈

2件のコメント

  1.  瑛利奈さん、こんばんは、ピアッジョです。

     横浜は国際都市ですから、ミッション・スクールやインターナショナル・スクールもあり、特徴のある学校が多いですね。
     それに、山の手、港、街が立体的に展開されているので、学生時代を過ごしているだけでも、他の都市とは異なるムードに浸ることができます。
     サンモールやセントジョゼフにいると、幼なじみや隣人達と、横浜での時間を共有したことも手伝って、長く続く豊かな人間関係を育むことができるのでしょう。
     この種の「こぢんまり感」は、成城や宝塚にもあるものと似ています。
     かつては、それぞれの学校(公立校・私立校問わず)に特徴や個性があったのですが、最近では、大手大学などによる系列化や数値的評価によって均一化がなされているようです。
     もっとも、そうであっても学校である以上は、そこにいる先生や生徒が主役なので、それなりに個性がありますし、帰属意識もあるでしょう。
     ちょっと長崎のことも書いてありましたが、長崎、神戸、横浜、函館は、他の街とは異なる独特の雰囲気が漂っていて、料理やお菓子、洋服や靴、鞄などのセンスも他の大都市(福岡、大阪、東京、札幌)とはひと味違っているように思います。
     どうも、そのひと味違うセンスというのは、ブランドに左右されずに、持ち主の主張がさりげなく感じられるというセンスであり、煉瓦造の洋館、青い空、眼下に広がる海、季節に応じて変化する街路樹や花々、路面の敷石、山々の緑などの多くの色彩に接することにより育まれた豊かな色彩センスに根ざしているのかもしれません。
     それと、港街は、潮の香りに包まれていて、寒暖の差があるため、時間によっては靄がかかりますし、袖の長短、上着の要否や種類のバリエーションが多様なものとならざるを得ないので、服装の組み合わせを意識しやすい街なのかもしれないと考えています。
     以上のことから、港街では、様々なバリエーション展開に富む洋服がよく似合うと思います。ではまた。

  2. たしかに横浜の「こじんまり感」はありますね。(笑)
    ですが、それがアメリカやハワイとか、遠くはフランス、オランダなどに繋がっているのが面白いところです。

    瑛利奈

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です